５０歳は、真の第２の人生の始まり。
令和元年に50歳を迎える一人の男がいる。
大学を卒業して、当然のように企業に就職し、キャリアアップを求めて30歳を機に転職。遅ればせながらの結婚を果たし、愛娘を授かり、平々凡々家庭のサラリーマンである。決して順風満帆とは言い難いが、年収も少しずつ積み上げて日本の平均年収以上は稼いでいる。
にも拘わらずだ。この男が50歳を前にして、会社に依存した生活に終止符を打とうと真剣に企んでいるようだ。いや、厳密にいうと、自力で稼ぐスキルを身に付けるために一旦転職し、1～2年後にフリーランスまたは起業をするという魂胆らしい。なぜ、このタイミングで・・。
今の会社で働き続けた方が安定が見込めるのでは？という思いもある。しかし、人世100年時代と言われる昨今、定年が65歳から70歳までたとえ引き上げられたとしても、年金支給も先送りされる可能性も高く、そもそもそんなものをあてに出来ない。それに、想定される退職金なんぞでは、家族を養って100歳まで生き抜くイメージが全く沸かないのである。むしろ、会社に依存している方がより不安を増幅するばかりなのだ。
だったら、会社員勤めをしながら、働き方改革によって解禁となった副業をする方法もなくはない。でも、いっその事、副業の方に専念する方が稼げるような気!?がする上に、自分で稼ぐことにかなりのモチベーションがあることが何よりも自分を突き動かしている要因でもある。
それに今の時代、いやこれからの時代も、自分で稼ぐ方法なんて山ほどあるはずだ。もちろん、これまで身に付けたスキルを活かしつつ、世の中のトレンドや時流をキャッチしながら、勉強を怠ってはいけない。さらには、年齢的にも体力や健康には留意する必要がある。
今年１年の準備が勝負だ。40歳の誕生日の時に誓ったことは一つ。「笑顔で50歳を迎えられること」。今は、正直、人生の中で一番苦しい。でも、これを乗り越えれば、一気に明るい開けた人生が待っている予感がしてならない。
さあ、真の第2の人生に向かって、ふみだそう！
