安定は敵。あえて不安定な道を歩もう。幸福になれば思考停止も同然だから。
今、人生の中で、自分の脳みそが最も活発に活動しているように実感している。なぜなら、50歳を迎えようとしている中で、近い将来にフリーランスまたは起業するといった、あえて不安定と思われる道を歩もうと、人生の一大イベントを計画しているからだ。つまり、思考停止なんかしている暇が全くないのだ。ただ、不安定な道を歩むほうが、結果的には安定な道へ向かっていけると信じている。
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安定は敵。あえて不安定な道を歩もう。
振り返ってみると、これまでの長い社会人人生の多くを、思考停止したまま歩んできてしまったなあと、つくづく後悔している。昔ながらの古い思考で、普通に進学校を卒業して、田舎から都心へ引っ越し、大学に入学。毎日バイトに明け暮れ、単位スレスレで要領だけかましてなんとか卒業。就職活動はといえば、バブル最終年の売り手市場だったこともあり、ほとんど苦労をすることもなく就職してしまった。
社会人になってからは、のらりくらりと必要最低限の仕事をこなし、アフターファイブと週末は中途半端な趣味の向上に勤しむという、不毛な毎日を送っていた。今や懐かしいiMacが登場する前のLC630というMacPCを25万円程でローンで買って、訳も分からず、イラレやフォトショップ、今や懐かしいQuarkやDirectorといった編集ソフトなど、ありとあらゆるアプリケーションをインストールして、ほとんどゲームと仕事の企画書づくりにExcelを使うだけで、あまり活躍の場がないままにその愛するMacは朽ち果ててしまった。
そうか。こうやってブログを書いていて思い出してきたが、自分自身、20代の若かりし頃に、何かにチャレンジしてみたいという意図があったことははっきりと感じとれる。ミーハーな部分も大きいが、当時、周りでMacPCを所有している友人が極々わずかだったことを考えると、いい線いってたのになぁとも思うがこれが勘違い。
とっととサラリーマンを辞めて独立して、一人でパソゲーを開発販売してた尊敬すべき友人がいたけど、今思えば、形は違えどブログで数100万円稼いでるに匹敵するぐらいの先端を行っていた男だったなあとも思える。しかし、社会人3年目のその頃は、さすがにパソコンを使って自らお金を稼ぐなんて発想は持っていなかった。ここが、センスの無さだね。
結局、独身時代はお金に苦労はし続けたものの、将来をどう生きようかなどと深く考えることもなく、30歳の時の転職以降も平々凡々な生活を送り、結婚し子供にも恵まれ、安定という思考停止ゾーンにどっぷり浸かってしまったのである。
でも、今は違う。先が読めない不安定な道を歩もうとしているが、思考は停止していない。動いている。だから、とても楽しい。そして、自分で生産したものが誰かの役に立ち、喜ばれ、感謝され、その形がお金に生まれ変われば、これ以上に嬉しいことは無い。