おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、米国とイランの和平交渉進展への期待から「有事のドル買い」が巻き戻され、158円台後半を中心に方向感の出にくい一日となりました。米国がメモリアルデー、英国も祝日で主要市場の参加者が少なく、5分足でも東京時間の上下動を除けば、欧州・NY時間はかなり静かな値動きでした。日足は前日比では下落しつつも、小幅な陽線で下げ渋った形です。今日は米消費者信頼感指数がありますが、材料をひとつに絞りすぎず、米金利・原油・中東情勢・介入警戒をセットで見ていきたいですね😌(公開時刻:07:58/日本時間)
ドル円:昨日の振り返り(2026年5月25日)
昨日のドル円は、始値158.746円、高値159.041円、安値158.746円、終値158.878円でクローズしました。前営業日比では水準を切り下げたものの、日足の形としては始値と安値が同水準となり、下値では買い戻しが入った小幅陽線です。値幅は約29.5銭とかなり限定的で、米英休場による流動性低下がそのまま相場の静けさにつながった一日でした。
背景としては、米国とイランの和平交渉進展期待を受けて、これまでドルを支えてきた「有事のドル買い」がやや剥落したことが大きかったと見ています。原油価格も下落基調となり、インフレ再燃懸念がいったん和らぐなか、ドル円は上値を追いにくくなりました。一方で、合意が正式にまとまったわけではなく、中東情勢への警戒は残っていたため、円買い・ドル売りが一方向に加速する展開にもなりませんでした。
日足チャートでは、高値・安値ともに前営業日から切り下げる形となり、159円台前半では上値の重さが意識されました。ただ、158円台後半では下げ渋り、終値も158.878円と安値からは持ち直しています。つまり、上方向には159円台回復の重さ、下方向には158円台後半の底堅さが同時に確認された一日であり、足もとは「上昇トレンド継続か、レンジ移行か」を見極める局面に入っている印象です。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年5月25日 | 158.746 | 159.041 | 158.746 | 158.878 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間のドル円は、早朝に158.70円台まで下押ししたあと、午前9時前後には158.90円台まで買い戻されました。米国とイランの交渉進展期待を背景に、週明けの入り口では「有事のドル買い」を解消する動きが先行しましたが、158円台後半では押し目を拾う動きも入り、下方向へ一気に走る展開にはなりませんでした。5分足では、朝方に上下へ振れたあと、158.80円台後半を中心に値動きが落ち着いていく流れが確認できます。
仲値後には大口の売りもあり、いったん158.70円台へ押し戻されましたが、正午にかけて再び158.80円台へ浮上しました。午後は英米市場の休場を控え、積極的にポジションを傾けにくいムードが強まり、158.80〜90円台での小動きが中心となりました。日経平均はリスク選好を映して強い動きとなりましたが、ドル円については中東情勢の不透明感も残っており、株高ほど素直な円安反応にはつながらなかった印象です。
欧州・NY時間
欧州時間は、ロンドン市場が祝日で休場だったこともあり、ドル円は158.90円前後で小動きとなりました。米国とイランの和平交渉に前向きな見方が広がる場面では、ドル売り方向に反応しやすく、158.80円台後半へ押される場面もありました。ただ、取引参加者が少ないなかで値幅は限られ、東京時間のレンジを大きく抜けるほどの勢いは出ませんでした。
NY時間も、米国がメモリアルデーで株式・債券・商品市場が休場となり、ドル円はほぼ158.90円前後での推移に終始しました。24時以降の値幅はかなり小さく、5分足でも25本・75本・200本移動平均線がほぼ横ばいに収れんし、短期トレンドというよりは薄商いのなかでのレンジ相場でした。引け前には一時的に158.80円台前半へ振れる場面もありましたが、すぐに158.90円台へ戻しており、全体としては方向感よりも様子見色が強い一日だったと言えそうです。
ドル円:今日の注目材料(2026年5月25日)
| 時間 | 通貨 | 指標 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23:00 | 🇺🇸 | 消費者信頼感指数 | ⚡⚡ | 92.8 | 92.0 |
本日は23時に米消費者信頼感指数が発表されます。前回92.8に対して予想は92.0と、やや低下が見込まれています。米国では物価やガソリン価格への警戒、消費者マインドの弱さが意識されやすい一方、雇用や所得環境がどこまで支えになるかも重要です。結果が予想を上回れば米景気の底堅さが意識され、米金利の下支えを通じてドル円の戻りにつながる可能性があります。
ただし、今日のドル円を動かす材料をこの指標だけに限定して見るのはやや危険です。足もとでは、米国とイランの和平交渉の行方、原油価格の下落がインフレ見通しに与える影響、米長期金利の再開後の動き、そして159円台後半から160円方向で意識される日本当局の円安けん制が複合的に絡んでいます。米指標はあくまで、その大きな流れをどちらへ補強するかを確認する材料として見ておきたいところです。
ドル円:今日の見通し(2026年5月25日)
今日のドル円は、米英休場明けで市場参加者が戻るなか、158円台後半での底堅さを維持できるかが焦点になりそうです。昨日は材料難と薄商いで方向感が出ませんでしたが、本日は米債市場も通常取引に戻るため、米長期金利の反応がドル円に反映されやすくなります。158.70円台を守りながら159円台を回復できれば、短期的な買い戻しが入りやすい一方、159.00〜159.10円台で何度も抑えられるようなら、再び158円台半ば方向への調整を見ておく必要があります。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ面では、まず中東情勢をめぐるリスクプレミアムの変化が重要です。米国とイランの交渉進展期待が広がったことで、原油価格は下落し、株式市場ではリスク選好が強まりました。この流れは本来、円安方向にも働き得ますが、今回は同時に「有事のドル買い」が巻き戻されたため、ドル円は上値を伸ばしにくい反応になりました。つまり、リスクオンだから単純にドル円上昇、という局面ではなくなっています。
一方で、米国側ではインフレ懸念が完全に消えたわけではなく、FRBの利下げ観測が一気に前倒しされる環境とも言い切れません。米消費者信頼感指数が強ければ、米景気の底堅さが意識されてドル買い材料になりやすく、逆に弱ければ、消費減速懸念から米金利低下・ドル売りにつながる可能性があります。日本側では、日銀の追加利上げ観測や日本国債利回りの動きに加え、159円台後半から160円接近時の介入警戒も引き続き上値を抑える材料です。今日は「米指標の数字」よりも、「その数字を受けた米金利とリスクセンチメントの反応」を重視したいところです。
テクニカル分析

日足チャートでは、昨日のローソク足は前日比で下落しながらも、始値158.746円を安値として反発し、小幅陽線で引けました。高値は159.041円にとどまり、159円台前半では上値の重さが確認されています。一方で、158円台後半では買いが入り、短期的には158.70円台が最初のサポートとして意識されやすい形です。高値・安値の切り下げは調整色を示しますが、終値が短期移動平均線の上を維持しているため、日足の基調はまだ崩れたとは言いにくい状況です。
📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では、価格が25日線・75日線・200日線の上側に位置しており、中期的な上昇基調は維持されています。25日線は158円台前半から半ばにあり、現値との距離は大きく広がりすぎていません。これは、急騰後の過熱というよりも、短期的な調整をこなしながら上値を試す余地を残している形です。ただし、159円台で上値を抑えられる展開が続くと、25日線方向への引き寄せも起こりやすくなります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲上限近辺で推移しており、上昇トレンドの優位性は残しつつも、雲との距離が近くなっています。転換線や基準線も158円台でサポート候補として意識されやすく、ここを維持できるかが今日のポイントです。終値ベースで158円台後半を守れるなら、雲上での再上昇を試す展開が考えられます。一方、158円台半ばを明確に割り込むと、短期的には雲の中へ戻るリスクも意識されやすくなりそうです。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはマイナス圏から持ち直し、ヒストグラムもプラス方向へ改善しており、日足ベースでは下落モメンタムの一服が見られます。ただ、ゼロライン付近での動きであるため、ここから再び上方向へ伸びるには、159円台をしっかり回復する値動きが必要です。反対に、価格が158円台半ばを割り込み、MACDの改善が止まるようなら、短期的な反発局面が失速したと判断されやすくなります。現状は、強い上昇再開というより、戻りを試しながら方向感を探る段階と見ています。

5分足チャートでは、東京早朝に158.70円台へ下落したあと、9時前後に158.90円台へ反発。その後、仲値後に再び158.70円台まで押されましたが、午後にかけては159.00円近辺まで戻す場面もありました。欧州・NY時間は英米休場の影響で値幅が急速に縮小し、158.90円前後で25本・75本・200本移動平均線がほぼ横ばいに収れんしています。短期的には、158.85〜158.95円の小レンジをどちらに抜けるかが最初の分岐点で、上は159.05円、下は158.75円が目先のサポレジとして意識されそうです。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、米英休場明けで米長期金利が下げ渋り、米消費者信頼感指数も予想を上回るケースを想定します。この場合、米景気の底堅さが意識され、ドル円はまず159.05円〜159.10円の上抜けを試す展開になりそうです。ここをしっかり超えると、昨日高値の159.041円を上回る形となり、159.30円、さらに159.50円方向への戻り余地が出てきます。ただし、159円台後半では160円接近に伴う介入警戒が強まりやすく、上昇しても一気に走るというより、段階的に戻りを試す展開を想定しています。
↘ 下落シナリオ(確率55%・やや優勢)
下落シナリオでは、米消費者信頼感指数が予想を下回る、あるいは中東情勢の緊張緩和期待がさらに強まり、「有事のドル買い」の巻き戻しが続くケースを想定します。この場合、ドル円は158.75円前後を再び試し、そこを割り込むと158.50円、さらに158.30円方向まで下押しする可能性があります。昨日は薄商いで下値も限定的でしたが、今日から米債市場が戻るため、米金利が低下方向に反応すると、ドル円も下方向に値幅が出やすくなります。159円台回復に失敗する時間が長引くほど、短期勢の戻り売りが入りやすい地合いになりそうです。
時間帯別の展開予想
🕘 東京時間
東京時間は、昨日のNY時間がほとんど動かなかったため、まずは158.90円前後を中心に前日のレンジを引き継ぐ展開を想定しています。上方向では159.00円〜159.05円を超えられるか、下方向では158.75円〜158.80円を守れるかが焦点です。仲値や株式市場の反応で一時的に振れる可能性はありますが、米指標を控えているため、東京時間だけで大きな方向感を作るには材料不足になりやすいと見ています。
🕔 欧州時間
欧州時間は、英米休場明けのポジション調整が入りやすく、昨日よりは値動きが出やすくなりそうです。中東関連のヘッドラインや原油価格の動きに対して、ドル売り・円買いで反応するのか、それともリスクオンの円売りが勝るのかを確認したい時間帯です。158円台後半での持ち合いが続く場合、NY時間の米指標待ちになりやすい一方、159.10円を上抜けると短期の買い戻しが入りやすくなります。
🕘 NY時間
NY時間は、23時の米消費者信頼感指数が中心材料になります。強い結果で米金利が上向けば、159円台前半〜半ばへの戻りを試す展開が考えられます。反対に弱い結果で米金利が低下すれば、158.75円割れから158円台半ば方向への下押しに注意が必要です。ただし、指標そのものよりも、その後の米金利・株価・原油の反応が重要です。数字に飛びつくより、最初の反応が落ち着いた後に方向感を確認したい時間帯になりそうです。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年5月25日)
↕ 予想レンジ:158.30円〜159.50円
今日は、158.30円〜159.50円のレンジを想定しています。昨日の値幅が小さかったため、休場明けの米金利や中東関連ヘッドライン次第では、前日レンジを上下どちらかに広げる可能性があります。ただ、160円方向では介入警戒、158円台前半では日足の押し目意識が出やすく、現時点では大きなトレンド発生よりもレンジ内での方向探りをメインに見ています。
🔁 上値抵抗線:159.05円、159.30円、159.50円
上方向では、まず昨日高値付近の159.05円が最初の抵抗線です。ここを明確に上抜けると、短期的には159.30円前後まで買い戻しが入りやすくなります。さらに159.50円を超えてくると、159円台後半への戻りも視野に入りますが、その場合は日本当局の円安けん制や介入警戒が再び意識されやすいゾーンに入ります。
🔁 下値支持線:158.75円、158.50円、158.30円
下方向では、昨日安値の158.746円近辺が最初のサポートです。ここを割り込むと、短期的なストップを巻き込みながら158.50円前後を試す可能性があります。さらに158.30円を割り込むと、日足の25日線方向への調整が意識されやすくなり、相場の見方も「押し目確認」から「調整継続」へ少し傾きやすくなります。
📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイク条件は、159.05円を明確に上抜け、米長期金利が持ち直し、米指標後も159円台を維持できることです。この場合は159.30円〜159.50円方向への戻りを見やすくなります。下方向のブレイク条件は、158.75円を割り込み、米金利低下や有事のドル買い巻き戻しが続くことです。この場合は158.50円、さらに158.30円方向への調整が進みやすくなります。
⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の注意点は、米消費者信頼感指数の結果そのものに加え、米金利の休場明けの反応、中東情勢をめぐる突発ヘッドライン、原油価格の変動、日本当局の円安けん制です。特に、和平交渉の進展はリスクオン材料である一方、「有事のドル買い」剥落というドル売り材料にもなり得るため、為替の反応が素直にならない可能性があります。また、薄商い明けは流動性が戻る分、前日の小レンジを抜けた後に値が走ることもあるため、ブレイク直後の飛び乗りには注意したいところです。
☑️ 投資判断における留意点
今日は、159円台回復を確認してから戻りの強さを見るのか、158.75円割れを確認して下方向の勢いを見るのか、事前に分岐点を決めておくことが大切です。米指標前後は初動と逆方向に振れることもあるため、数字だけで判断せず、米金利や株価、原油の反応をセットで確認したい局面です。全部取りに行こうとせず、条件がそろわない場面ではノーポジも立派な選択肢です。特にレンジ相場では、上限・下限を追いかけすぎず、損切り位置とロットを先に決めておきたいですね。
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