ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年5月25日)

おはようございます。Trader MTです。先週末のドル円は、159円前後で方向感を探る時間が長かったものの、NY時間に159.23円台まで上値を試し、日足では小幅な陽線で引けました。ただし、週明け早朝は米・イラン和平期待を背景に「有事のドル買い」が巻き戻され、158円台後半へ弱含んでいます。今日は米国がメモリアルデーで休場のため、流動性の薄さと突発ヘッドラインに注意したい一日ですね😌(公開時刻:07:58/日本時間)。

ドル円:先週末の振り返り(2026年5月22日)

5月22日(金)のドル円は、始値158.926円、高値159.234円、安値158.871円、終値159.176円となり、日足では小幅な陽線で引けました。前日まで続いていた159円前後の攻防を引き継ぎつつ、下値は158円台後半で支えられ、NY時間には159.20円台まで上値を伸ばす場面もありました。もっとも、値幅は0.363円と比較的限られており、強いトレンドが出たというよりは、週末・米連休前の様子見ムードが強い一日だったと見ています。

背景には、中東情勢をめぐる不透明感と、米金利・FRB高官発言への警戒がありました。米・イラン交渉については進展期待と不透明感が交錯し、「有事のドル買い」を完全に巻き戻すほどの安心感は出なかった一方、原油価格や米長期金利の動きが上値を抑える場面もありました。また、日本側では政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、159円台前半から上では買いが続きにくい印象でした。

なお、週明け5月25日(月)早朝のオセアニア時間では、米・イラン和平合意に関する前向きな報道を受けて、有事のドル買いが一部巻き戻され、ドル円は158円台後半へ弱含みました。したがって、今日の相場を見るうえでは、22日の日足が陽線で終わったことだけでなく、週明け早朝に159円を割り込んだ短期的な変化も合わせて確認しておきたいところです。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年5月22日 158.926 159.234 158.871 159.176

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京時間のドル円は、159円前後での小動きからスタートしました。朝方は材料に乏しく、中東情勢をめぐる楽観・警戒が交錯するなかで、方向感は出にくい展開でした。仲値にかけては国内輸入企業によるドル買い・円売りが入り、159.10円台へやや上昇する場面がありましたが、買い一巡後は戻り売りに押され、再び159円ちょうど近辺へ押し戻されています。

朝方に発表された日本の全国消費者物価指数は、ドル円を大きく動かす材料にはなりませんでした。むしろ市場の関心は、米・イラン交渉の行方、米長期金利の方向感、そして159円台で強まりやすい介入警戒に向いていた印象です。5分足では、東京午前に158.90円台から159.10円台へ戻したあと、午後にかけては159.00〜159.15円近辺でのレンジ推移が中心でした。

欧州・NY時間

欧州時間に入っても、ドル円は159円台前半を中心とした狭いレンジで推移しました。米国や英国の連休を控えた手控えムードが強く、新規のポジションを大きく傾ける動きは限定的でした。中東情勢については、和平期待が意識される一方で、ウラン濃縮やホルムズ海峡を巡る隔たりが残っているとの見方もあり、有事のドル買いを一気に巻き戻す展開にはなりませんでした。

NY時間では、FRB高官のややタカ派的な発言を受けて米金利が持ち直し、ドル買いが入りやすい場面がありました。その流れでドル円は一時159.23円台まで上昇しましたが、159円台半ばへ一気に走るほどの勢いは出ず、取引後半は159.10円台を中心にこう着しました。週末・米祝日前という条件もあり、最終的には小幅な陽線で終了。大きく崩れなかった一方で、159円台前半の上値の重さも残した引け方でした。

今日の注目材料

✅ 5月25日(月)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標・イベント 重要度 前回 予想
終日 🇺🇸 米国 メモリアルデーに伴う金融市場休場 ⚡️⚡️⚡️
随時 🌍 米・イラン和平協議、中東情勢関連ヘッドライン ⚡️⚡️⚡️

本日は、重要度の高い米経済指標やFRB高官発言は予定されていません。もっとも、米国はメモリアルデーで株式・債券市場が休場となるため、通常の月曜日以上に流動性が低下しやすい点には注意が必要です。東京時間から欧州時間にかけては実需や短期筋のフローで動く可能性がありますが、NY時間は参加者が少なく、値動きが止まりやすい一方、薄商いのなかで突発的に振れやすい地合いでもあります。

今日の焦点は、経済指標そのものよりも、週明け早朝に出た米・イラン和平期待を市場がどこまで織り込むかです。和平期待が強まれば「有事のドル買い」の巻き戻しが続き、ドル円は158円台後半〜半ばを試しやすくなります。一方で、交渉の先行き不透明感が再び強まれば、ドル買いが戻る可能性もあります。米休場で金利面の手掛かりが限られるぶん、ニュースヘッドラインへの反応が普段より大きく見えやすい一日になりそうです。

今日の見通し

今日のドル円は、158円台後半を中心に、159円台を回復できるかどうかを確認する展開になりそうです。日足では上昇基調が完全に崩れたわけではありませんが、週明け早朝に159円を割り込んだことで、短期的にはやや上値の重いスタートです。米国休場で新規材料が少ないため、方向感のあるトレンドというよりも、158.70円前後の押し目確認と159.00円台の戻り売りがぶつかるレンジ相場を基本に見ています。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、中東情勢と米金利の見方が引き続き中心です。先週は、米・イラン情勢をめぐる不透明感からドルが買われやすい場面がありましたが、週明け早朝には和平期待を背景にその一部が巻き戻されました。この流れが続く場合、これまでドル円を支えていた地政学リスク由来のドル買いは弱まりやすく、158円台での下値確認がテーマになりそうです。

一方で、米国側ではFRB高官のタカ派的な発言や、エネルギー価格を通じたインフレ懸念が意識されやすい状況も残っています。日本側では、植田日銀総裁と高市首相の会談を受けて、日銀の政策運営や政府との連携も引き続き注目材料です。ただ、今日は米国休場で米金利のリアルタイムな反応が薄くなりやすいため、ファンダメンタルズで強い方向感を作るというより、既存テーマの整理とポジション調整が中心になりやすいと見ています。

テクニカル分析

日足チャートでは、5月22日のローソク足は小幅な陽線となり、終値は159.176円で25日線の上を維持しました。直近のドル円は、4月以降の上昇トレンドを保ちながらも、159円台後半から160円方向では介入警戒や利食いが出やすく、上値の重さも目立っています。高値は159.234円まで伸びたものの、159円台半ばを明確に突破するほどの勢いはなく、上昇トレンド内の高値圏もみ合いという印象です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では、25日線が158.30円台、75日線が157円台後半、200日線が154円台後半に位置しており、価格は主要移動平均線の上側を維持しています。移動平均線の並びも上向き基調を示しており、中期的にはまだ円安・ドル高方向の流れが残っています。ただし、週明け早朝の下落で短期的には25日線との距離が縮まりつつあり、158円台後半で踏みとどまれるかが重要です。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の上側で推移しており、基調としてはまだ買い優勢の形です。雲上限や転換線・基準線が158円台前半〜後半に集まりやすく、ここは日足ベースの重要な下値支持帯として意識されます。一方で、159円台前半で上値が伸び悩む時間が長くなると、短期勢の利食いや戻り売りが出やすくなるため、159.20円台を再び上抜けられるかが上昇再開の確認ポイントになります。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはゼロライン近辺から持ち直す動きが見られ、ヒストグラムも改善傾向にあります。ただし、強い上昇モメンタムがはっきり出ているというより、調整後の反発が続いている段階です。159円台前半を維持しながらMACDが再び上向きを強めれば、上方向への再トライが意識されますが、158円台半ばを割り込むとモメンタムが鈍り、日足の調整色がやや強まりそうです。

5分足では、5月22日の東京時間からNY時間にかけて、159.00円〜159.20円台を中心とした緩やかなレンジ推移が続きました。東京時間は158.90円台から159.10円台へ持ち直し、欧州・NY時間には一時159.23円台まで上値を試しています。ただ、週明け早朝にはギャップ気味に売りが入り、25本・75本・200本移動平均線をまとめて下回る形となりました。短期的には159.00円近辺が戻り抵抗となりやすく、158.70円台を守れるかが目先の焦点です。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、米・イラン和平期待がいったん織り込まれたあと、158円台後半で下げ渋り、東京時間から欧州時間にかけて159円台を回復する展開を想定します。この場合、週明け早朝の下落はあくまで薄商いのなかでのポジション調整と整理され、159.00円、159.20円、159.30円方向への戻りを試す可能性があります。ただし、今日は米休場で上値追いの参加者が限られやすく、159.50円方向まで上昇するには、中東情勢の再緊張や米金利高を連想させる材料が必要になりそうです。

下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、和平期待を背景に有事のドル買いの巻き戻しが続き、159円台回復に失敗する展開を想定します。この場合、158.70円台を割り込むと、158.50円前後、さらに158.30円台まで下押しする可能性があります。日足ではまだ上昇基調を維持していますが、5分足では週明け早朝に主要移動平均線を下回っており、短期的には戻り売りが出やすい形です。米休場で流動性が低いぶん、下げる場合も一方向に走るというより、断続的に値が飛びやすい点に注意です。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、週明け早朝の158円台後半への下落を受けて、まずは下げ止まりを確認する時間帯になりそうです。実需のドル買いが入りやすい仲値前後に159円台を回復できるかが最初のポイントです。159.00円を上回って定着できれば、いったん買い戻しが入りやすくなりますが、戻りが鈍い場合は158.70円台の再テストに注意したいところです。

🕔 欧州時間
欧州時間は、米休場を控えて積極的な取引が限られやすく、158.70円〜159.10円近辺のレンジを基本に見ています。中東関連の新しいヘッドラインが出れば、短期的に上下へ振れる可能性がありますが、材料がなければ値幅は出にくいでしょう。158円台後半で底堅さを確認できるか、それとも159円手前で戻り売りに押されるかを見極める時間帯になりそうです。

🕘 NY時間
NY時間は、米国金融市場が休場となるため、通常の米指標や米金利主導の値動きは期待しにくい一日です。流動性が薄く、基本的にはこう着しやすい一方で、米・イラン交渉や原油市場に関するニュースが出た場合は、少ない注文でも値が飛びやすくなります。無理に値幅を取りに行くより、159.00円を挟んだ攻防と、158円台半ばを割り込むかどうかを落ち着いて確認したい局面です。

今日の予想レンジ

予想レンジ:158.40円〜159.30円
今日は、158.40円〜159.30円のレンジを想定しています。日足ベースでは上昇基調が残っている一方、5分足では週明け早朝に短期線を下抜けており、目先はやや上値の重いスタートです。米国休場で大きな材料が少ないため、159円を明確に回復できなければ、158円台後半を中心とした小動きになりやすいと見ています。

🔁 上値抵抗線:159.00円、159.25円、159.50円
上方向では、まず159.00円が最初の抵抗線です。週明け早朝にこの水準を割り込んでいるため、再び159円台へ戻せるかが短期の地合いを測るポイントになります。次の抵抗は先週末高値に近い159.25円前後で、ここを上抜けると159.50円方向への戻りも視野に入ります。ただし、米休場で上値追いの勢いは出にくく、159円台半ばから上では介入警戒も意識されやすいでしょう。

🔁 下値支持線:158.70円、158.40円、158.00円
下方向では、まず週明け早朝に意識された158.70円台が最初のサポートです。ここを明確に割り込むと、日足の25日線に近い158.40円前後が次の下値メドになります。さらに158.00円に接近するようだと、短期的には調整色が強まりやすく、日足の上昇トレンド内でも警戒感が高まりそうです。

📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイク条件は、159.00円台を回復したうえで、159.25円前後を明確に上抜けることです。その場合は、先週末の高値更新を意識した買い戻しが入り、159.50円方向への戻り余地が広がります。下方向のブレイク条件は、158.70円台を割り込み、158.40円前後でも下げ止まれないケースです。この場合は、有事のドル買い巻き戻しが続いていると判断されやすく、158.00円方向まで調整が深まる可能性があります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の注意点は、米国休場による流動性低下です。値動きが小さく見えても、ヘッドラインが出た瞬間にスプレッドが広がったり、短時間で値が飛んだりする可能性があります。また、米・イラン和平協議、原油価格、米金利見通し、日本当局の円安けん制など、複数のテーマが絡み合っているため、ひとつの材料だけで相場全体を判断しないことが大切です。

☑️ 投資判断における留意点
今日は「動かない時間」と「急に振れる時間」の差が大きくなりやすい日です。米休場で通常のNY時間とは市場参加者の厚みが違うため、短期売買では値幅を欲張りすぎないことが大切です。159円回復を確認してから戻りを追うのか、158.70円割れを確認して下方向を警戒するのか、あらかじめ条件を整理しておきたいですね。無理に全部取りに行く必要はなく、流動性が薄い日はノーポジションも立派な選択肢です。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。