おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、英米休場明けで手掛かりを探るなか、東京時間は158円台後半〜159円付近でもみ合い、その後は中東情勢への警戒や連休明けのポジション調整も重なって159円台前半へじり高となりました。NY時間の米消費者信頼感指数は予想を上回ったものの、相場の反応は限定的。日足では陽線となり、上昇基調は維持していますが、159円台後半〜160円手前では介入警戒も意識されやすいですね😌(公開時刻:07:54/日本時間)
ドル円:昨日の振り返り(2026年5月26日)
昨日のドル円は、158.878円で始まり、東京時間の前半は158円台後半を中心に方向感の出にくい展開となりました。前日が米国・英国ともに休場だったこともあり、朝方は新規材料に乏しく、仲値前後に159円付近を試す場面はあったものの、上値を一気に伸ばすほどの勢いはありませんでした。日銀関係者の発言も材料として意識されましたが、市場の反応は限定的で、午前中は「様子見色の強い小動き」という印象でした。
午後から欧州時間にかけては、ドル円はじりじりと下値を切り上げました。米国とイランをめぐる協議の行方がなお読みにくく、中東情勢への警戒感が残るなかで、有事的なドル買いがやや入りやすい地合いとなりました。一方で、159円台前半では日本当局による為替介入への警戒感もくすぶっており、上昇は一方向ではなく、押し戻されながらの展開でした。
NY時間は、米5月消費者信頼感指数が93.1と予想を上回りましたが、ドル円への反応は限定的でした。相場全体としては、指標そのものよりも、中東情勢・原油価格・米金利・介入警戒をにらみながら、159円台前半での値固めが続いた形です。結果として、5月26日(火)の日足は始値158.878円、高値159.381円、安値158.809円、終値159.291円でクローズ。値幅は0.572円、実体では0.413円の上昇となり、前日から高値・安値を小幅に切り上げる陽線となりました。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年5月26日 | 158.878 | 159.381 | 158.809 | 159.291 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間のドル円は、158円台後半でスタートしたあと、午前中は158.90円台を中心に狭いレンジで推移しました。前日の英米市場が休場だった影響で、海外勢の本格参加を待つムードが強く、仲値前後に159円付近まで買われても、すぐに勢いが広がる展開にはなりませんでした。5分足では、朝方の下押し後に158.90円台へ戻したものの、午前中は25本線・75本線・200本線が近い位置で絡み合い、短期的にも明確なトレンドは出にくい状態でした。
午後に入ると、158.90円台での底堅さを確認しながら、徐々に買いが優勢となりました。15時前後からは5分足の25本線が75本線を上回り、短期の上昇トレンドが明確化。159.00円を上抜けたあとも押し目は浅く、159.10円台へ水準を切り上げました。出来高も上昇局面でやや増えており、東京終盤から欧州入りにかけて、連休明けのポジション調整を伴ったドル買い・円売りが入った印象です。
欧州・NY時間
欧州時間は、東京後半の流れを引き継ぎ、159円台前半で底堅く推移しました。ロンドン勢の参加後は、米国とイランをめぐる協議の不透明感や中東情勢への警戒感が意識され、有事的なドル買いが残る場面もありました。ただ、159.30円台では利益確定や戻り売りも入りやすく、160円方向を一気に試すような力強さまでは見られませんでした。
NY時間では、米消費者信頼感指数が予想を上回ったことでドルが支えられる場面はあったものの、反応は比較的限定的でした。市場の関心は、指標単体よりも、米金利がどこまで上昇するか、そして中東情勢や原油価格がインフレ見通しにどう影響するかに向いていたと言えます。5分足では、NY序盤から未明にかけて159.30円台で上値を試したあと、終盤には159.20円台後半へやや押し戻されました。終値は159.291円と高値圏を維持したものの、短期的にはやや上値の重さも残した引け方です。
今日の注目材料
| 時間 | 通貨 | 指標・要人発言 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09:00 | 🇯🇵 | 日銀総裁植田氏の発言 | ⚡️⚡️⚡️ | ― | ― |
| 17:00 | 🇺🇸 | ローガン ダラス連銀総裁の発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 28:55 | 🇺🇸 | クックFRB理事の発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
今日は、経済指標というよりも、日米金融当局者の発言に注目が集まりやすい一日です。朝方の植田日銀総裁の発言では、物価見通しや利上げ継続への距離感、そして為替や輸入インフレに対する認識が焦点になります。仮にタカ派寄りと受け止められれば円買い材料になりやすく、逆に慎重姿勢が強ければ、日米金利差を意識した円売りが残りやすくなります。
米国側では、ローガン・ダラス連銀総裁とクックFRB理事の発言が予定されています。直近の米指標は強弱が入り混じる一方、原油価格や中東情勢を通じたインフレ警戒も残っており、FRB高官が利下げに慎重な姿勢を示すのか、あるいは景気減速への配慮をにじませるのかが重要です。ただし、今日の相場をこれらの発言だけで説明するのはやや単純化しすぎです。ドル円は、米金利・中東情勢・原油価格・介入警戒・日銀スタンスが重なり合うなかで、159円台前半の攻防を続ける展開になりそうです。
今日の見通し
今日のドル円は、159円台前半を軸に、上は159.50円台〜159.80円台、下は159.00円前後〜158.80円台を確認する一日になりそうです。日足では陽線で終えており、25日線の上を維持しているため、基調としてはまだ底堅い形です。一方で、5分足ではNY終盤にやや上値が重くなっており、短期的には159.30円台を明確に超えられるかが最初のポイントになります。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ面では、ドル円を支えている大きな要素は、依然として日米金利差と米国のインフレ警戒です。米消費者信頼感指数は予想を上回ったものの、家計の物価負担や消費の慎重化も意識されており、単純に「強い米景気=ドル買い」と決めつけにくい状況です。市場は、今週後半の米PCEやGDP関連指標も見据えながら、米金利が再び上方向に向かうのか、それとも一服するのかを慎重に見ています。
日本側では、日銀の政策正常化観測が円の下支え要因になりやすい一方、財政政策や景気配慮を背景に、急速な引き締めには慎重との見方も残っています。さらに、159円台後半から160円に近づく場面では、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まりやすく、上昇しても一気に買い上がりづらい環境です。中東情勢についても、和平期待と軍事的緊張が交互に意識されやすく、原油価格を通じてインフレ見通しやリスクセンチメントに影響しやすい点は引き続き注意が必要です。
テクニカル分析

日足チャートでは、昨日のローソク足は陽線となり、終値は159.291円と高値圏で引けました。前日から高値・安値を小幅に切り上げており、直近の上昇基調はまだ崩れていません。ただし、159円台後半から160円手前は、過去にも上値が重くなりやすいゾーンです。上昇トレンドは維持しつつも、ここからは「高値更新を追う局面」というより、「159円台でどこまで値固めできるか」を確認する段階と見ています。
📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は158.36円付近、75日線は157.94円付近、200日線は154.86円付近に位置しており、価格はすべての主要移動平均線の上で推移しています。25日線と75日線はいずれも緩やかに上向きで、基調としては上方向のバイアスが残っています。特に25日線が158円台半ばにあり、ここを大きく割り込まない限り、押し目買いが入りやすい地合いは維持されやすいでしょう。一方で、価格が159円台前半まで上がってきたことで、短期的には上値追いの勢いが鈍る可能性もあります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の上で推移しており、雲も下方向からしっかり支える形です。転換線・基準線も価格の下側に位置しており、日足ベースでは買い優勢の形が続いています。ただし、159円台半ばから上では上値の重さも出やすく、雲上の強い形だからといって、すぐに160円を突破するとは見ないほうがよさそうです。下方向では158.80円、158.50円近辺がサポート候補になります。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはプラス圏で推移し、シグナル線との関係も改善傾向にあります。ヒストグラムも小幅ながらプラス方向へ戻しており、日足のモメンタムは弱くありません。ただ、直近の上昇幅に対してMACDの伸びはまだ限定的で、強いトレンド再開というよりは、調整後の持ち直し段階と見るのが自然です。159.40円を超えて定着できればモメンタム改善、158.80円を割り込むようなら再び短期調整に注意したいところです。

5分足では、東京午前は158.90円台で横ばい、東京午後から欧州時間にかけて159.20円台へ上昇し、NY時間には159.30円台を試す流れとなりました。終盤は159.30円台で伸び悩み、159.20円台後半へやや押し戻されています。25本移動平均線は159.29円付近、75本線は159.31円付近、200本線は159.24円付近にあり、価格は200本線の上を維持しながらも、25本線・75本線付近で上値を抑えられています。短期的には、159.25円前後を守れるか、159.35円〜159.40円を上抜けられるかが分岐点です。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(確率55%・やや優勢)
上昇シナリオでは、植田日銀総裁の発言が過度にタカ派と受け止められず、米金利が底堅く推移するケースを想定します。さらに、ローガン総裁やクック理事の発言がインフレ警戒や政策金利の高止まりを意識させる内容となれば、ドル円は159.40円を再び試しやすくなります。159.40円を明確に上抜けると、159.60円、159.80円方向への上昇余地が出てきます。ただし、160円手前では介入警戒が強まりやすいため、上昇しても値動きは段階的になりやすいと見ています。
↘ 下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、植田総裁の発言が利上げ継続に前向きと受け止められ、円買いが強まるケースを想定します。また、米金利が低下したり、中東情勢の緊張緩和で有事のドル買いが後退したりする場合も、ドル円は159円割れを試しやすくなります。159.00円を下抜けると、158.80円、さらに158.50円台まで調整が広がる可能性があります。ただし、日足の主要移動平均線はまだ下側にあり、158円台では押し目買いも入りやすいため、下落も一方向には進みにくいでしょう。
時間帯別の展開予想
🕘 東京時間
東京時間は、09:00の植田日銀総裁発言が最初の焦点です。発言内容が金融正常化に前向きと受け止められれば、円買いで159円割れを試す可能性があります。一方、慎重な表現にとどまる場合は、前日からのドル円の底堅さが続き、159.30円台の上抜けを試す展開も考えられます。東京勢は、159.00円〜159.40円のレンジを意識しながらの取引になりそうです。
🕔 欧州時間
欧州時間は、17:00のローガン・ダラス連銀総裁発言をにらみながら、米金利の方向感を確認する時間帯になりそうです。東京時間に159円台を維持していれば、欧州勢の参加で159.40円超えを試す場面もあり得ます。反対に、東京時間に159円を割り込んでいる場合は、戻り売りが入りやすく、158.80円台で下げ止まれるかが注目されます。中東関連ヘッドラインや原油価格の急変にも引き続き注意です。
🕘 NY時間
NY時間は、米金利と株式市場の反応を見ながら、翌日に控える米PCEやGDP関連指標へのポジション調整が入りやすい時間帯です。28:55にはクックFRB理事の発言も予定されており、インフレ・雇用・政策金利に関する表現が注目されます。強いドル地合いが続けば159円台後半を試す可能性がありますが、米金利が伸び悩む場合は159円台前半で上値を抑えられる展開も考えられます。NY終盤は、ポジション調整で急な振れが出る可能性も見ておきたいところです。
今日の予想レンジ
↕ 予想レンジ:158.80円〜159.85円
今日は、158.80円〜159.85円のレンジを想定しています。日足では上昇基調が続いているものの、159円台後半では介入警戒が意識されやすく、上値を追いすぎるには慎重さも必要です。下方向では、159円前後を割れても158.80円台では押し目買いが入りやすいと見ています。
🔁 上値抵抗線:159.40円、159.65円、159.85円
上方向では、まず昨日高値圏の159.38円〜159.40円が最初の抵抗帯です。ここを明確に上抜けると、159.60円台、さらに159.80円台が次のターゲットになります。ただし、159.80円を超えると160円がかなり近くなるため、介入警戒や利益確定売りが出やすく、上値は重くなりやすいでしょう。
🔁 下値支持線:159.00円、158.80円、158.50円
下方向では、まず159.00円が心理的なサポートです。ここを下抜けると、昨日安値圏の158.80円前後が次の焦点になります。158.80円を明確に割り込む場合は、158.50円台まで調整が進む可能性がありますが、日足の25日線が158円台半ばに位置しているため、その周辺では買い戻しも入りやすいと見ています。
📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイク条件は、159.40円を明確に上抜け、5分足で25本線・75本線を上回った状態を維持することです。この場合、米金利の上昇やFRB高官のタカ派発言が重なれば、159.65円〜159.85円方向への上昇が見えます。下方向のブレイク条件は、159.00円割れ後に戻りが鈍く、158.80円も下抜けることです。この場合は、植田総裁発言をきっかけに円買いが強まった可能性や、米金利低下によるドル売りを確認したいところです。
注意点・投資判断の留意事項
⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の注意点は、まず要人発言の解釈がぶれやすいことです。植田総裁の発言も、FRB高官の発言も、文言そのものだけでなく、米金利・日本国債利回り・株式市場がどう反応するかまで確認する必要があります。また、中東情勢をめぐるヘッドラインは引き続き突発的に出やすく、原油価格が動けば、インフレ見通しやリスク心理を通じてドル円にも波及しやすくなります。加えて、159円台後半では日本当局による円安けん制や介入警戒が強まりやすい点にも注意です。
☑️ 投資判断における留意点
今日のように、日米要人発言と地政学リスクが重なる日は、値動きの理由が後から変わって見えることがあります。上に抜けたように見えても、159円台後半では急に失速する可能性がありますし、下に振れても158円台では押し目買いが入りやすい局面です。全部を取りに行こうとせず、「159.40円上抜けを確認してから」「159.00円割れ後の戻りを見てから」など、条件を決めておくことが大切です。無理にポジションを持たず、発言通過後の反応を見極めるノーポジも、十分に有効な選択肢だと思います。
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