おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、東京時間から159円台前半〜半ばを中心にもみ合ったあと、米PPIの下振れを受けてNY序盤に159.02円近辺まで下落しました。ただ、売り一巡後はドルの押し目買いが入り、ハマック・クリーブランド連銀総裁のタカ派的な発言も支えとなって159.50円台まで反発。終値は159.482円と、結局は前日から大きく水準を変えずに引けています。今日は米小売売上高を中心に、再び米景気と金利見通しが焦点になりそうです😌(公開時刻:08:05/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年8月13日)
昨日のドル円は159.404円でスタート。東京時間は、中東情勢を背景とした「有事のドル買い」が下支えとなる一方、前日の米CPIを受けた米利上げ観測の後退や為替介入への警戒感が上値を抑え、159円台前半〜半ばを中心とした方向感の乏しい展開となりました。午後には日銀の早期利上げを巡る報道をきっかけに一時円買いが強まりましたが、159円台前半ではドルの下値も堅く、大きく崩れる展開にはなりませんでした。
NY時間では、7月米PPIが前月比横ばいとなり市場予想を下回ったほか、新規失業保険申請件数も20.9万件と予想より弱い結果となったことで、米早期利上げへの警戒が後退。ドル円は日中安値となる159.023円まで下落しました。ただ、その後はドルの買い戻しが優勢となり、ハマック・クリーブランド連銀総裁がインフレ抑制に向けた引き締めの必要性を改めて示したこともドルを支えました。最終的には159.482円まで戻し、小幅な陽線で一日を終えています。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年8月13日 | 159.404 | 159.567 | 159.023 | 159.482 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
13日の東京時間は159円台前半でスタート。早朝は前日NY終盤のドル買いが一服し、為替介入への警戒感もあって159.20〜30円台まで軟化しました。その後は中東情勢を巡る先行き不透明感を背景としたドル買いが入り、正午前には159.40円台まで持ち直しました。ただ、お盆休みの時期で実需フローも限定され、午前中を通して一方向へ値幅を広げる展開にはなりませんでした。
午後に入ると状況が変化し、日銀が9月〜10月にも追加利上げへ動く可能性や、日本政府も早期利上げを支持しているとの報道が円買い材料となりました。ドル円は159.40円台から159.10円台まで急落する場面があったものの、その後は159.30〜40円台へ速やかに回復。5分足でも急落後の買い戻しが確認でき、159円台前半では一定の下値の堅さが意識される値動きとなりました。
欧州・NY時間
欧州時間は159.30〜40円台を中心とした小動きとなりました。前日の米CPIに続いて、この日はNY時間に米PPIを控えていたことから積極的にポジションを傾けにくく、米早期利上げ観測の後退と、中東情勢を背景としたドル需要が綱引きする状態が継続。159円台半ばでは介入警戒も意識され、方向感を欠いたままNY市場入りを迎えました。
21時30分発表の米PPIが予想を下回ると米長期金利が低下し、ドル円は159.30円台から一気に159.02円近辺まで下落しました。ただ、159円割れを目前に売りは続かず、その後は反発。ハマック・クリーブランド連銀総裁がインフレ抑制のため金融政策による引き締めが必要との姿勢を改めて示すとドル買いも強まり、深夜からNY終盤にかけて159.50円台まで回復しました。PPI後の下落をほぼ取り戻したことで、ドル円の底堅さも改めて確認された一日となりました。
今日の注目材料
| 時間 | 通貨 | 指標 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21:30 | 🇺🇸 | 小売売上高 | ⚡⚡⚡ | +0.2% | +0.1% |
| 21:30 | 🇺🇸 | 小売売上高【除自動車】 | ⚡⚡⚡ | -0.2% | +0.2% |
| 23:00 | 🇺🇸 | ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】 | ⚡⚡ | 55.2 | +54.9 |
今日最大の注目材料は、21時30分に発表される7月の米小売売上高です。今週はCPI、PPIともインフレ圧力の鈍化を示し、米早期利上げ観測が後退しています。そのため今夜の小売売上高では、物価だけでなく米国の消費そのものがどこまで底堅いのかが焦点です。市場予想を上回れば米景気の強さが改めて意識され、米金利とドルの持ち直しにつながる可能性があります。
反対に、小売売上高が弱ければ、今週のCPI・PPIに続いて「インフレ鈍化+景気減速」という見方が強まり、米金利低下を通じたドル売り圧力が意識されそうです。23時にはミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】も控えており、消費者心理やインフレ期待に対する市場の反応にも注意が必要です。今日は二つの指標を通じて、9月以降のFRB政策見通しが改めて調整される可能性があります。
今日の見通し
今日のドル円は159.50円前後が短期的な分岐点になりそうです。昨日は米PPI後に159.02円まで下げながら、NY終盤には159.50円台を回復しており、下値の堅さは確認されています。一方、日足では25日線と75日線を下回った状態が続き、159円台後半から160円台には複数の抵抗帯が控えています。東京〜欧州時間は159円台での持ち合いを想定しつつ、方向感が強まりやすいのは米小売売上高が発表されるNY時間と考えられます。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、7月CPIに続いてPPIも市場予想を下回り、インフレ圧力がいったん落ち着く方向を示しました。さらに新規失業保険申請件数も予想を上回っており、9月の利上げを急ぐ必要性はやや低下しています。この流れだけを見ればドル円には下押し材料ですが、ハマック総裁のように依然としてインフレ抑制のため追加引き締めを主張するFRB高官もおり、金融政策を巡る見方は一枚岩ではありません。
日本側では、日銀の追加利上げ時期を巡る思惑が再び強まっていることに加え、159円台後半から160円方向では為替介入への警戒も引き続き上値を抑えやすい材料です。その一方で、中東情勢を巡る不透明感や日米金利差を背景としたドル需要も残っています。つまり足もとは「米利上げ観測後退・日銀利上げ観測」という円高材料と、「金利差・地政学リスク」というドル高材料が拮抗しており、今夜の米消費指標がその均衡をどちらへ動かすかがポイントになりそうです。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では終値159.482円に対して、25日線は160.95円前後、75日線は160.24円前後に位置しており、価格は両移動平均線の下側にあります。一方、200日線は158.14円前後まで上昇しており、価格はその上を維持しています。したがって、短中期では7月末の急落後の調整局面が続いているものの、より長期の上昇基調まで完全に崩れた形ではありません。まずは159円台を維持しながら75日線方向へ戻せるかが焦点です。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、直近のローソク足は雲の周辺で推移しており、明確な上昇トレンドへ復帰したとは言いにくい配置です。159円台前半には一定のサポートが見られる一方、159円台後半から160円台には基準線や雲、移動平均線など複数のテクニカル要素が重なっています。上方向ではまず159.60円近辺を安定して超えられるか、下方向では昨日安値159.02円を維持できるかが重要になりそうです。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDはゼロラインを下回り、MACD線もシグナル線の下側にあるため、7月末の急落以降の弱いモメンタムはまだ残っています。ただし、直近ではマイナスのヒストグラムが縮小しており、下落の勢いそのものは一服しつつあります。現状は強い下落トレンドというより、急落後の戻りを試しながら次の方向を探っている段階と見るのが自然です。

5分足では、東京時間は159.20〜40円台を中心とした往来が続き、午後の日銀利上げ報道で一時下押ししたあとも159.30円台へ戻しました。大きく動いたのは21時30分の米PPI発表直後で、159.30円前後から159.02円近辺まで急落。しかし、その後はV字型に切り返し、深夜には200本移動平均線を上抜けて159.50円台まで回復しています。終盤は25本線と75本線が159.50円近辺に収束し、MACDもゼロライン付近まで戻っており、短期的には159.50円を軸に次の方向を探る形です。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(確率45%)
米小売売上高が市場予想を上回り、米国の消費の底堅さが確認されるケースです。米長期金利が持ち直せば、昨日PPI後に後退した利上げ観測が一部巻き戻され、ドル円はまず159.60円近辺の突破を試す可能性があります。ここを明確に上抜けると160.00円、さらに75日線が位置する160.20〜25円前後が次の上値メドになります。ただし、160円方向では日本当局の介入警戒が急速に強まりやすい点には注意が必要です。
↘ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
米小売売上高が予想を下回り、CPI・PPIに続いて米景気や物価の減速が意識されるケースです。この場合は米金利低下と利上げ観測後退がドル売りにつながり、昨日安値159.02円近辺が再び焦点となります。159円を明確に割り込むと158.80〜70円方向へ調整が広がる可能性があり、さらに値幅が拡大した場合には200日線が位置する158.10円台も中期的なサポート候補として意識されます。
時間帯別の展開予想
東京時間
東京時間は大きな国内イベントが予定されておらず、前日NY終盤に159.50円台まで戻した流れを維持できるかが焦点です。昨日高値159.567円と159.60円近辺が目先の上値抵抗として意識される一方、下方向では159.20円、159.00円付近の反応を確認したいところです。お盆期間で市場参加者が少なくなりやすいため、材料が乏しい時間帯でも一時的に値が振れる可能性があります。
欧州・NY時間
欧州時間は米小売売上高を控えたポジション調整が中心となりやすく、159円台で方向感を探る展開を想定しています。NY時間は21時30分の小売売上高と23時のミシガン大学消費者信頼感指数が最大の焦点です。特に小売売上高発表直後は、数字そのものに加えて米長期金利がどちらへ動くかがドル円の方向を左右しそうです。週末を控えた金曜日でもあり、指標後のポジション調整による値動きにも注意したいところです。
今日の予想レンジ
↕ 予想レンジ:158.70円〜160.20円
今日は158.70円〜160.20円を想定レンジとします。東京〜欧州時間は159円台を中心とした持ち合いになりやすい一方、21時30分の米小売売上高をきっかけにレンジ上限または下限方向へ値幅が広がる可能性があります。現在値に近い159.50〜60円をどちらへ離れるかが、短期的な方向を判断するうえで重要になりそうです。
🔁 上値抵抗線:159.60円、160.20円
まず昨日高値159.567円と重なる159.60円近辺が最初の抵抗帯です。ここを明確に上抜けると心理的節目の160.00円が意識され、その先では75日移動平均線が位置する160.20円前後が次の重要な上値メドになります。160円台に入った場合は、テクニカル要因だけでなく日本当局による円安けん制や為替介入への警戒感も強まりやすくなります。
🔁 下値支持線:159.00円、158.70円
下方向では、昨日PPI後の安値159.023円と心理的節目が重なる159.00円が最初のサポートです。この水準を明確に下回ると、158.80〜70円付近まで調整余地が広がります。さらに大きく値を崩す場合は、日足200日移動平均線が位置する158.10円台が次の重要な中期サポートとして意識されそうです。
📉 ブレイクアウト条件
上方向では、米小売売上高が強い結果となり、米長期金利上昇を伴って159.60円を明確に上抜けることが条件になります。その場合は160.00円〜160.20円方向が意識されやすくなります。下方向では、米小売売上高が弱く米利上げ観測がさらに後退するなかで159.00円を割り込むことがポイントです。その場合は158.80〜70円方向への調整が進む可能性があります。
⚠️ 注意すべきリスク要因
今回の相場では、
・21時30分の米小売売上高による米金利の急変
・23時のミシガン大学消費者信頼感指数とインフレ期待
・FRB高官発言による利上げ観測の変化
・日銀の追加利上げ時期を巡る突発的な報道
・160円方向での日本当局による円安けん制や介入警戒
・中東情勢や原油価格の急変
といった点が重要です。特に今週は米金融政策の織り込みが短期間で変化しているため、米指標後の金利反応には注意が必要です。
☑️ 投資判断における留意点
今日は21時30分に重要度の高い米小売売上高が同時発表されるため、発表直後は短時間で値動きが大きくなる可能性があります。また、直近のCPIやPPIでは発表直後の動きがそのまま継続せず、短時間で反転する場面も見られました。そのため、指標の結果だけでなく、米長期金利やFRBの政策見通しがどう変化したか、さらに159.00円・159.60円といった重要水準を維持できるかを合わせて確認することが大切です。
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