ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年8月18日)

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、東京時間から欧州入りにかけて日銀の早期利上げ観測や米金利低下を背景に158.85円まで下落した一方、NY時間では米経済指標の上振れや米長期金利・原油価格の上昇を受けて159.59円まで反発しました。終値は159.433円と、日中安値から大きく切り返しています。ただ、日足では25日・75日線の下にあり、160円方向では介入警戒も残るため、足もとは上下どちらにも決め手を欠く局面ですね😌(公開時刻:07:58/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年8月17日)

昨日のドル円は159.286円でスタート。東京時間は日銀の早期利上げ観測や実需のドル売りが重しとなり、159円を割り込む場面がありました。欧州入りにかけては一時158.845円まで下落しましたが、その後は原油高や米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり、NY時間には159.597円まで反発。最終的には159.433円で取引を終えました。日中は円買い材料が意識された一方、海外時間では地政学リスクと米金利上昇がドル円を押し戻す、材料の綱引きが鮮明な一日となりました。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年8月17日 159.286 159.597 158.845 159.433

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京早朝は159.10〜30円台を中心に推移しました。朝方に発表された日本の4〜6月期GDPは年率+1.1%と市場予想を下回りましたが、為替市場の反応は限定的。それよりも日銀が早ければ9月にも追加利上げに動くとの観測が意識され、仲値にかけて国内実需筋のドル売り・円買いも加わったことで、ドル円は159円を割り込みました。

午後はいったん159円台前半へ買い戻されましたが、時間外取引で米長期金利が低下すると再び上値が重くなりました。日本の10年国債利回りが約30年ぶりの高水準まで上昇したことも円買い材料として意識され、東京終盤から欧州入りにかけて158.845円まで下落。5分足でも午前から短期移動平均線が下向きとなり、夕方にかけて戻りの鈍い状態が続いていました。

欧州・NY時間

欧州時間は158.85円近辺を安値に切り返す展開となりました。日銀の利上げ観測が円を支える一方、中東情勢をめぐる不透明感から原油価格が高止まりし、エネルギー輸入国である日本への悪影響や「有事のドル買い」が意識されたことで円の上値も限定的。158円台後半から徐々に買い戻され、欧州後半には159円台前半を回復しました。

NY時間ではドル買いがさらに優勢となりました。8月のNY連銀製造業景況指数が20.6と市場予想を大きく上回ったほか、米長期金利が上昇。加えて米国とイランをめぐる緊張長期化への警戒から原油価格も上昇し、ドル円は日本時間未明に159.597円まで反発しました。その後は159円台前半まで調整する場面があったものの、朝方には再び159.40円台へ戻しており、安値から約75銭を切り返して一日を終えています。

今日の注目材料

✅ 8月18日(火)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
重要度の高い経済指標・要人発言はありません

本日は、日本・米国ともにドル円を大きく動かしやすい重要度の高い経済指標や要人発言は予定されていません。そのため、昨日までに形成された材料を引き継ぎながら、米国と日本の金利動向、中東情勢と原油価格、そして160円方向での為替介入警戒を確認する一日になりそうです。

特に注目したいのは、米国では弱い小売売上高やインフレ指標を受けて9月の追加利上げ観測が後退している一方、日本では9月の日銀利上げ観測が強まっている点です。本来はドル円の上値を抑えやすい組み合わせですが、中東情勢の緊張による原油高や米長期金利上昇がドルを支えており、材料同士が相殺しやすい状態が続いています。

今日の見通し

今日のドル円は159円台半ばからのスタートとなり、まずは昨日高値159.60円近辺と、159.20円前後の短期サポートのどちらを先に抜けるかがポイントになりそうです。重要イベントが少ないため一方向のトレンドは作りにくいものの、原油・米金利が上昇すれば160円方向、日銀利上げ観測や米金利低下が強まれば159円割れ方向へ振れやすく、ヘッドライン次第で流れが変わりやすい相場を想定しています。

ファンダメンタルズ分析

米国側では、7月の小売売上高や雇用、インフレ関連指標が弱めだったことで、9月の追加利上げ観測は先週から大きく後退しています。一方、昨日はNY連銀製造業景況指数が予想を大きく上回り、米10年債利回りも4.7%台へ上昇しました。短期的なFedの利上げ期待は弱まっているものの、長期金利は財政懸念やインフレリスクによって高止まりしており、ドル円にとって単純なドル売り材料にはなりにくい状態です。

日本側では、昨日のGDPは市場予想を下回ったものの、日銀の早期利上げ観測を大きく後退させるには至りませんでした。むしろ物価上昇や円安への警戒を背景に、9月会合での利上げ観測は引き続き高い状態です。また、160円近辺では7月末からの協調介入を経験した市場参加者の警戒も強まりやすくなります。したがって、原油高と米金利上昇がドル円を押し上げても、160円に近づくほど上値追いが慎重になりやすい点には注意が必要です。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では25日線が160.6円台、75日線が160.3円台に位置し、現在値159円台半ばは両移動平均線を下回っています。一方、200日線は158.2円台まで上昇しており、価格はその上を維持しています。中長期の上昇基調そのものは残っているものの、短期的には7月高値からの調整局面が継続している形です。まずは25日・75日線が集中する160.30〜60円台を回復できるかが、日足ベースで上昇基調を取り戻すためのポイントになります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の内部で推移しており、方向感が定まりにくい配置です。直近は158円台から反発しているものの、159円台後半から160円台には雲や移動平均線が重なりやすく、上値抵抗として意識されます。一方、158円台後半から200日線のある158円台前半にかけては複数のサポート候補があり、日足では上下双方に節目を抱えた持ち合い局面と見ることができます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはゼロラインより下にあり、中期的にはまだ調整局面を示しています。ただ、MACD線はシグナル線を上回り始め、ヒストグラムもプラス側へ転換しているため、下落モメンタムそのものは弱まりつつあります。158円台からの反発が続けば短期的な戻りを支える形になりますが、ゼロラインを回復するまでは本格的な上昇再開と判断するには早く、戻り局面の範囲内として確認しておきたいところです。

5分足では、17日午前に159円台前半から下落し、夕方には158.845円まで安値を更新しました。しかし18時前後から流れが反転し、その後は高値・安値を切り上げながら上昇。NY後半には159.597円まで戻しています。朝方は一度159.30円近辺まで調整したあと再び159.46円前後へ回復し、25本線・75本線・200本線を上回っています。短期的には反発基調ですが、159.60円近辺では前日高値が控えており、ここを超えられるかが次の方向を判断するポイントになりそうです。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、米長期金利や原油価格が高止まりし、昨日NY時間からのドル買いが継続するケースを想定します。まず昨日高値159.60円近辺を上抜けることが条件となり、ここを明確に超えると159.80円〜160.00円方向への戻り余地が広がります。ただし、160円近辺では為替介入への警戒が急速に強まりやすく、上昇しても値動きが不安定になる可能性があります。

下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、昨日の反発が159円台半ばで一服し、日銀の早期利上げ観測や米金利低下が改めて意識されるケースを想定します。159.20円前後を割り込むと159.00円、さらに昨日安値158.85円近辺が次の焦点です。158.85円を明確に下抜けた場合は、158.50円台から日足200日線のある158.20円台方向まで調整余地が広がる可能性があります。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は159円台半ばを起点に、昨日NY時間の反発がどこまで続くかを確認する展開になりそうです。重要指標がないため、国内実需フローや日本国債利回りの動きが中心材料となります。159.60円近辺では前日高値が上値抵抗となる一方、159.20円前後を維持できれば底堅い推移が続きやすく、まずは159.20〜60円を中心としたレンジを想定しています。

欧州・NY時間
欧州・NY時間は、米長期金利と原油価格、中東情勢関連のヘッドラインが主な変動要因になりそうです。米金利や原油が再び上昇すれば159.60円突破から160円方向を試す可能性がある一方、金利低下や日銀利上げ観測を背景に円買いが強まれば159円割れも視野に入ります。重要指標が少ない日だけに、突発的なニュースへの反応が通常以上に大きくなる可能性があります。

今日の予想レンジ

予想レンジ:158.80円〜159.90円
今日は158.80〜159.90円のレンジを想定しています。重要指標がないことから基本的には159円台を中心とした持ち合いを見込んでいますが、米金利・原油価格や中東情勢のヘッドライン次第では、前日高値・安値を試す場面もありそうです。

🔁 上値抵抗線:159.60円、160.00円
最初の上値抵抗は昨日高値159.597円と重なる159.60円近辺です。ここを明確に上抜けると159.80〜90円台が視野に入り、その上では心理的節目の160.00円が強く意識されます。160円近辺では為替介入警戒も強まりやすいため、値動きが急変する可能性にも注意が必要です。

🔁 下値支持線:159.20円、158.85円
下方向では、5分足200本線も近い159.20〜30円台が最初のサポート候補です。ここを割り込むと159円の節目、さらに昨日安値158.845円が重要な攻防ラインになります。158.85円を明確に下抜けた場合は、日足200日線が位置する158.20円台に向けて調整が広がる可能性があります。

📉 ブレイクアウト条件
上方向では、米長期金利や原油価格の上昇を伴いながら前日高値159.60円を明確に上抜けることが条件です。その場合は159.80〜160.00円方向への値幅拡大が意識されます。下方向では159.20円を割り込み、さらに前日安値158.85円を下抜けることがポイントです。この場合は158.50円台、さらに158.20円台まで調整幅が広がる可能性があります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、中東情勢をめぐる突発的な報道、原油価格の急変、米長期金利の上下、日銀の9月利上げ観測、日本当局による円安けん制や為替介入への警戒です。また、重要経済指標が少ないことで市場参加者が減りやすく、材料が乏しい時間帯でも短時間に値幅が拡大する可能性があります。

☑️ 投資判断における留意点
足もとは、5分足ではNY時間からの反発基調が続いている一方、日足では25日・75日線の下に位置しており、時間軸によって方向感が異なっています。また、159.60円の前日高値と158.85円の前日安値の間では材料が相殺されやすく、方向感を欠く可能性があります。予想レンジや各節目はあくまで相場を整理するための目安として捉え、突発的な金利・原油・地政学ニュースによる変動にも注意しておきたいところです。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。