ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年4月20日)

おはようございます。Trader MTです。先週末のドル円は、東京時間に159.53円まで上値を試したあと、欧州・NYで157円台後半まで急反落し、ただその後は週明け早朝にかけて158円台後半まで持ち直しました。4月20日(月)は重要指標の予定がないぶん、原油・米金利・中東情勢のヘッドラインへの反応が、そのまま値幅につながりやすい一日になりそうです😌(公開時刻:07:48/日本時間)

先週末の振り返り(2026年4月17日)

先週末のドル円は、東京時間には159円台半ばまでじり高となったものの、海外時間に入ると流れが一変しました。中東情勢を巡って「有事のドル買い」を支えていた材料がいったん後退し、米長期金利も低下したことで、NY時間にはドル売り・円買いが優勢になりました。日足ベースでは159円台前半で始まり、安値は157.588円まで拡大。値幅の大きい神経質な一日でした。

もっとも、終値は158.587円まで戻しており、ローソク足は陰線ではあるものの下ヒゲもある形です。つまり、159円台では上値の重さが確認された一方、157円台後半では一方向に売り崩す勢いも続かなかった、という見方が自然でしょう。高値圏でのスピード調整が進んだ一日ではありましたが、中期の上昇基調が一気に崩れたとまでは言い切れない印象です。

さらに5分足で確認すると、17日NYで157円台半ばまで急落したあと、週明け20日早朝にかけては158円台後半まで反発しており、足もとは「下落トレンド継続」というより、ヘッドラインに振られながらも往復している地合いです。4月20日は予定された大型指標がないため、この往復の延長線上で、159円台回復を試すのか、再び158円台前半を探るのかが焦点になりそうです。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年4月17日 159.118 159.531 157.588 158.587

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

17日の東京時間は、前日終盤の流れを引き継いで159円台前半でスタートしたあと、実需のドル買いも支えとなってじり高基調となりました。植田日銀総裁の発言は「その場で急いで利上げを示唆する内容ではない」と受け止められやすく、円買いで反応するというより、やや円売り方向に解釈されやすかった印象です。その結果、ドル円は午後にかけて159.531円まで上値を伸ばしました。

ただし、159円台後半に近づくにつれて伸びは鈍りました。日本当局の為替介入警戒が意識されやすい水準であることに加え、東京終盤には戻り売りも入り、日中高値からは押し戻される展開です。5分足でも、東京時間は上昇の流れを作りながら、159.50円前後では明確に買いの勢いが鈍る様子が確認できます。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、東京時間までのドル高の流れはやや後退しました。市場は米国とイランを巡る協議やホルムズ海峡関連の報道を見極める姿勢を強め、ドル円は159円台前半で上値の重い推移に。米金利が低下し始めたこともあって、ロンドン時間は円の買い戻しが優勢になりやすい地合いでした。

NY時間は値動きが大きくなりました。中東の緊張緩和期待が意識され、「有事のドル買い」が巻き戻されたことでドル円は一時157.588円まで急落。その後は報道内容の食い違いやポジション調整もあって買い戻しが入り、158円台後半で引けています。さらに週明け20日早朝の5分足では、急落後の自律反発が続き158.95円前後まで戻しており、先週末の急落分をどこまで埋められるかが、きょう序盤の見どころになりそうです。

ドル円:今日の注目材料(2026年4月20日)

✅ 4月20日(月)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
重要度の高い経済指標・要人発言はありません

本日は、カレンダー上で相場の中心になりそうな重要指標や要人発言は見当たりません。こういう日は「材料がないから動かない」のではなく、むしろ別のテーマに相場の視線が集中しやすいのが特徴です。きょうのドル円で言えば、先週末から続く中東情勢、原油の値動き、そしてそれを通じた米金利の変化が主役になりやすいと見ています。

特に先週末は、17日にホルムズ海峡開放の報道を受けて原油が急落し、ドル売りが優勢になった一方、週末には停戦や協議継続を巡る不透明感が再び強まり、20日早朝の原油は大きく反発して始まりました。つまり、相場は「緊張緩和シナリオ」を一度織り込んだあと、その前提を再確認している局面です。きょうのドル円も、予定表の数字よりニュースの温度感で上下しやすい一日になりそうです。

ドル円:今日の見通し(2026年4月20日)

きょうのドル円は、先週末の急落に対する戻りを試しやすい一方、159円台では再び上値の重さも出やすい地合いと見ています。日足では短期モメンタムが鈍っているものの、5分足では週明け早朝にかけて持ち直しが進んでおり、完全な下方向一本ではありません。予定された材料がないぶん、159円台前半への戻り試しと158円台前半〜半ばの押し目買い・戻り売りの攻防が中心になりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、やはり中東情勢と原油価格がドル円の方向感を左右しやすい状況です。先週末は「ホルムズ海峡の開放」「停戦継続期待」がドル売り材料になりましたが、週末にかけてはその前提自体が揺らぎました。ドル円は最近、単純な金利差だけでなく「有事のドル買い」と「その巻き戻し」の影響を強く受けており、きょうもヘッドラインが出るたびに地合いが入れ替わる可能性があります。

一方、日本側では、植田総裁の発言を受けて4月の日銀会合での利上げ観測はかなり後退しており、円買い一本で攻めづらい環境でもあります。ただ、159円後半から160円台にかけては引き続き介入警戒が強く、当局のけん制が相場の上値を抑えやすい水準です。つまり、ドル円は「下は日銀の慎重姿勢が支え」「上は介入警戒が抑える」という挟まれた構図で、きょうも値幅は出てもトレンドは伸び切りにくいかもしれません。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では、終値158.587円が25日線159.135円をやや下回る一方、75日線157.252円はまだ明確に上回っています。200日線153.429円は大きく下にあり、中期の上昇トレンド自体は維持されています。ただ、短期的には25日線を割り込んで引けているため、上昇の勢いがひと息ついたのは確かです。まずは159円台前半を回復して25日線の上に戻せるか、逆に157円台後半〜158円台前半で下値を固めるかが焦点になります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、終値が転換線158.809円、基準線158.984円を下回っており、短期の勢いはやや弱含みです。ただし、ローソク足そのものは雲の上を維持しており、大勢がすぐに弱気へ転換したわけではありません。言い換えると、いまは「雲の上にいる上昇トレンド中の調整局面」という整理がしっくりきます。基準線のある159円近辺を取り戻せるかどうかが、きょうの方向感を見るうえで重要です。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはプラス圏に残っているものの、シグナルを下回り、ヒストグラムもマイナスへ沈んでいます。これは上昇トレンドそのものよりも、直近のモメンタムが鈍っていることを示す形です。上値追いを再開するには、159円台を回復しながらMACDの下押しが浅いことを確認したいところで、現状は「押し目買い一辺倒」よりも、戻りの質を見極めたい局面です。

📈 5分足解説
5分足では、17日東京時間に159.50円台まで上昇したあと、欧州後半からNY序盤にかけて流れが崩れ、157.58円まで急落しました。その後はV字に近い形で切り返し、週明け早朝には158.95円前後まで回復。足もとでは25本線の上で推移し、75本線も下から追随しており、短期的な戻り基調は続いています。ただし、159.00円前後から上は200本線や戻り売りが重なりやすく、ここを明確に抜けられるかが短期の分岐点です。下は158.70円前後、さらに158.40円前後が目先のサポートとして意識されやすいでしょう。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
上昇シナリオでは、週末の中東情勢を巡る不透明感から原油が底堅く、ドルの買い戻しが続くケースを想定します。5分足ではすでに157円台後半から158円台後半まで戻しており、この流れが続けば、まずは159.05円前後、その次に先週末高値圏の159.50円前後を試す展開が見えてきます。とくに159円台前半での押し戻しが浅ければ、先週末の急落は「行き過ぎたドル売りの修正」にとどまるという見方が強まりやすそうです。

下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、先週末のドル売り再開、あるいは中東を巡る報道が再び「緊張緩和」に傾き、米金利も低下するケースを想定します。この場合は、戻りが159円台前半で止まり、158.70円前後を割り込んだところから下押し圧力が強まりやすくなります。下のメドは158.15円前後、さらに先週末安値157.588円です。日足のMACDが弱含んでいることを考えると、戻り失敗から再び売り直される流れにもまだ注意が必要です。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、週明けのギャップを埋めたあとの値位置で、158円台後半〜159円台前半の攻防が中心になりそうです。原油先物や株価先物の反応を見ながら、週末のヘッドラインをどう解釈するかが焦点になります。5分足の戻り基調が続けば159.00円台を試しやすい一方、仲値前後で失速するようなら再び158円台後半へ押し戻される展開もありそうです。

🕔 欧州時間
欧州時間は、東京で作った値幅に対するポジション調整が入りやすい時間帯です。きょうは主要指標がないため、エネルギー関連のヘッドラインや米金利の動きに敏感な神経質相場になりやすいでしょう。159円台前半に乗せても買いが続かなければ戻り売りが入りやすく、逆に158円台後半を維持できればNYに向けて底堅さが意識されそうです。

🕘 NY時間
NY時間は、経済指標主導ではなく、米金利と中東報道主導の動きがメインになりそうです。新たなヘッドラインがなければ、日中のレンジを引き継いだ往復相場にとどまる可能性があります。ただ、ひとたび原油や米債が大きく動けば、ドル円も一気に値幅を広げやすいので、東京・欧州で固めたレンジがNYで破られる可能性は意識しておきたいところです。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年4月20日)

予想レンジ:158.10円〜159.40円
きょうは、先週末の急落に対する戻りが続く可能性を見つつも、159円台では戻り売りも出やすいと考えています。朝方は158円台後半〜159円台前半を中心にした攻防、もし上抜けが続けば159.40円前後まで、逆に戻りが失速すれば158.10円前後まで押し戻されるイメージです。材料がない日ほど、ヘッドラインでレンジの上下を試しやすい点には注意したいですね。

🔁 上値抵抗線:159.05円前後、159.50円前後
上方向では、まず159.00円台をしっかり定着できるかが最初の関門です。ここを抜けても、17日の高値159.531円近辺は戻り売りが出やすいポイントで、介入警戒とも重なりやすい水準です。仮に159.50円台を明確に上抜けるなら、相場は「急落の打ち消し」に入り、159.80円〜160.00円方向も視野に入ってきます。

🔁 下値支持線:158.70円前後、158.15円前後
下方向では、まず週明け早朝の戻りの起点となった158.70円前後が目先の支えです。ここを割り込むと、日足の雲上限に近い158.15円前後が次のサポートとして意識されやすくなります。さらにその下では、17日安値157.588円が重要な防衛ラインです。ここまで再び試すようだと、戻り一巡から調整再開の色合いが強まりそうです。

📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、159.05円前後を明確に超えたうえで、159.50円近辺の戻り売りを吸収できることです。この場合は、原油高や米金利の持ち直しがドル買いを支え、急落の修正が一段進みやすくなります。逆に下方向は、158.70円前後を割り込み、さらに158.15円前後を下抜けることが条件です。その場合は、先週末安値の再トライ、場合によっては157円台前半まで視野が広がります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
きょうの最大のリスクは、予定表にないところから相場が動くことです。中東情勢、原油の急変、米長期金利の振れ、そして日本当局のけん制発言は、どれもドル円を短時間で大きく動かし得る材料です。とくに159円台後半では介入警戒、158円台前半では押し目買い意欲というように、上下で参加者の思惑が変わりやすいため、見た目以上に神経質な相場になる可能性があります。

☑️ 投資判断における留意点
きょうは「材料待ち」ではなく「材料が突然出るかもしれない日」と考えておきたいところです。値動きが落ち着いて見えても、ヘッドライン一本で流れが逆回転する可能性があります。全部取りにいこうとせず、159円台の戻りの強さを見るのか、158円台前半の押し目の強さを見るのか、先に観察ポイントを決めておくと落ち着いて対応しやすいと思います。ノーポジも立派な選択肢として持っておきたい一日です。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。