ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年6月22日)

おはようございます。Trader MTです。先週末のドル円は、米利上げ観測を背景に161円台を維持した一方、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強く、上値も重い一日となりました。東京時間には片山財務相の円安けん制発言を受けて161円ちょうど近辺まで押し戻されましたが、下値ではドル買いが入り、午後には161円40銭台まで持ち直す場面もありました。もっとも、米国がジューンティーンスで休場だったこともあり、海外時間は商いが薄く、161円台前半でのもみ合いが中心でしたね。日足では上昇トレンドを保っていますが、162円手前は介入警戒がかなり強いゾーンです。今日は22時のウォラーFRB理事発言と、週末中の中東情勢を受けたリスクムードを見ながら、161円台を維持できるかが焦点になりそうです😌(公開時刻:07:57/日本時間)。

ドル円:先週末の振り返り(2026年6月19日)

先週末19日(金)のドル円は、始値161.368円、高値161.458円、安値160.988円、終値161.246円でクローズしました。前日の海外市場で一時161円80銭台まで上昇した流れを受け、朝方は161円台前半で底堅く始まりましたが、162円接近に対する介入警戒感が強く、上値を一気に追う展開にはなりませんでした。日足では小幅な陰線となったものの、終値は161円台を維持しており、基調としてはまだドル高・円安方向の圧力が残っています。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年6月19日 161.368 161.458 160.988 161.246

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京時間のドル円は、朝方に161円30銭前後でスタートしました。前日のFOMC後に米利上げ観測が強まり、日米金利差を意識したドル買い・円売りが続きやすい地合いでした。ただ、161円台まで円安が進んだことで、日本当局による為替介入への警戒感も強まり、上値は慎重に試す流れとなりました。

午前中は、片山財務相の円安けん制発言を受けて売りが入り、仲値前後には161円ちょうど近辺まで下落しました。もっとも、160円台後半では米金利先高観を背景に買い戻しも入りやすく、下げは限定的でした。午後に入ると再び161円20〜40銭台へ持ち直し、5分足でも160.99円近辺から161.40円台へ反発する動きが確認できます。東京時間は「介入警戒で上値は重いが、下がれば買いが入る」という、かなり神経質な展開でした。

欧州・NY時間

欧州時間に入っても、ドル円は161円20〜30銭台を中心とした小動きが続きました。米利上げ観測を背景にドル買い地合いは残っていたものの、前日に161円80銭台まで上昇したあとの反動や、162円手前での介入警戒が上値を抑えました。米国がジューンティーンスで休場だったため、市場参加者も少なく、方向感は出にくい時間帯でした。

NY時間は、イスラエルとヒズボラの停戦合意報道を受けてリスク回避的なドル買いがやや巻き戻され、一時161円10銭台まで弱含む場面がありました。ただ、ロンドンフィキシング通過後は下値を切り上げ、161円30銭台まで買い戻されています。終盤は対ユーロなどでドル売りが出た影響もあり伸び悩みましたが、全体としては161円台前半での狭いレンジ取引に終始しました。

今日の注目材料

✅ 6月22日(月)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
22:00 🇺🇸 ウォラーFRB理事の発言 ⚡⚡

今日の注目材料は、22時に予定されているウォラーFRB理事の発言です。今回の発言は会合での挨拶という位置づけではありますが、足もとではFRBの利下げ観測が後退し、むしろ利上げ観測がドル円を押し上げる材料になっています。そのため、インフレや金融政策に踏み込む発言が出た場合は、米金利とドル円が反応しやすいと見ておきたいところです。

また、週末中の中東情勢も引き続き重要です。イスラエルとヒズボラの停戦合意報道で一時的にリスク回避のドル買いが巻き戻されましたが、情勢はなお流動的です。原油価格や米長期金利の反応次第では、ドル円の方向感も変わりやすくなります。今日の相場は、ウォラー発言だけでなく、介入警戒・米金利・中東ヘッドラインの三つをセットで見ていく必要がありそうです。

今日の見通し

今日のドル円は、161円台前半を維持しながら、再び161.50円〜161.80円方向を試せるかが焦点です。日足では明確な上昇トレンドが続いており、160円台後半から161円ちょうど付近では押し目買いが入りやすい状態です。一方で、162円に近づくほど日本当局の介入警戒が強まりやすく、上値を追うには米金利上昇やウォラー発言による追加のドル買い材料が必要になります。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、米国側の金利先高観が引き続きドル円の支えです。前週のFOMCを受けて、FRBが従来よりもタカ派方向に傾いたとの見方が広がり、ドル買いが入りやすい地合いになっています。日銀も利上げを実施しているものの、日米金利差がすぐに大きく縮まる状況ではなく、円売り・ドル買いの流れはまだ残っています。

ただし、日本側では161円台後半から162円にかけて、介入警戒が一気に強まりやすい局面です。財務相による円安けん制発言も出ており、投機的な円売りが進めば、口先介入だけでなく実弾介入への警戒も高まりやすくなります。つまり、基調はドル買い優勢ながら、上値では当局リスクが強く意識されるため、今日は一方向の上昇というよりも、押し目買いと高値警戒がぶつかる展開を想定しています。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足チャートでは、終値161.246円が25日線・75日線・200日線をすべて上回っており、中期的な上昇基調は維持されています。25日線は159円台後半、75日線は159円台前半、200日線は156円台前半に位置しており、価格との距離を見ると、短期的にはやや上方向へのかい離が広がっている状態です。押し目買い優勢の形ではありますが、161円台後半では利確売りや介入警戒による上値の重さも意識したいところです。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の上で推移しており、買い優勢の形が続いています。雲上限は160円台前半〜半ばに位置しており、ここを大きく割り込まない限り、日足ベースでは上昇トレンド継続と見てよさそうです。一方で、転換線や基準線から価格がやや上放れているため、161.50円より上では短期的な過熱感も出やすくなっています。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはプラス圏で推移し、シグナルを上回る形を維持しています。ヒストグラムもプラス圏を保っており、日足のモメンタムはまだ上向きです。ただし、価格が年初来高値圏まで上昇しているため、ここからはMACDの強さだけで買い上がるよりも、161.80円〜162.00円の抵抗帯を実際に抜けられるかを確認したい局面です。

5分足チャートでは、19日午前に160.99円近辺まで下げたあと、午後にかけて161.40円台まで反発。その後はNY時間にかけて161.15円〜161.35円前後での横ばいが続きました。週明け早朝は161.30円台から小幅に上方向へ振れる動きも見られ、短期線はやや上向きに変化しています。目先は161.30円を維持できるか、そして161.45円〜161.50円を明確に上抜けられるかが短期の分岐点になりそうです。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
上昇シナリオでは、161.20円〜161.30円台を維持したまま、東京時間から欧州時間にかけてじり高となる展開を想定します。ウォラーFRB理事の発言でインフレ警戒や高金利維持姿勢が意識され、米長期金利が上向けば、ドル円はまず161.50円台を試す流れになりそうです。さらに前週高値圏の161.80円を上抜けると、2024年高値付近の161.95円、そして162.00円の心理的節目が視野に入ります。ただし、この水準では介入警戒が強く、急伸後の反落には注意が必要です。

下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、日本当局のけん制発言が再び強まるケースや、中東情勢の緊張緩和によって有事のドル買いが巻き戻されるケースを想定します。この場合、まず161.20円近辺を割り込み、161.00円前後を試す展開になりそうです。161.00円を明確に下抜けると、160.80円、さらに160.50円付近まで調整が広がる可能性があります。もっとも、日足の上昇トレンドはまだ崩れていないため、急落局面では押し目買いも入りやすいと見ています。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は、まず161.30円前後を維持できるかが焦点です。前週末に161円ちょうど近辺で買い戻されたことを踏まえると、下値では押し目買いが入りやすい一方、161.50円に近づくと介入警戒から上値は重くなりそうです。仲値前後の実需フローや、政府関係者の円安けん制発言には注意しておきたい時間帯です。

欧州・NY時間
欧州時間は、米金利の動きと中東関連ヘッドラインをにらみながら、161円台前半〜半ばでの神経質な推移を想定しています。NY時間は22時のウォラーFRB理事発言が注目材料です。発言がタカ派的に受け止められれば161.80円方向、逆に政策金利に踏み込まない内容で材料出尽くし感が出れば、161円ちょうど方向への調整もあり得ます。いずれにしても、162円接近時の急反落リスクは常に意識しておきたいところです。

今日の予想レンジ

予想レンジ:160.80円〜161.8円
今日は160.80円〜161.80円のレンジを想定しています。基本的には161円台前半を中心とした底堅い推移を見ていますが、ウォラー発言や米金利の上昇が重なれば162円方向への上値試しもあり得ます。一方で、介入警戒が強いため、高値圏では急な値動きに注意が必要です。

🔁 上値抵抗線:161.50円、161.80円
上方向では、まず先週末の日中高値圏である161.45円〜161.50円が最初の抵抗帯です。ここを明確に上抜けると、前日の海外市場で意識された161.80円台が次の上値メドになります。その上では161.95円〜162.00円が大きな節目となり、到達時には介入警戒による反落リスクを強く見ておきたいところです。

🔁 下値支持線:161.00円、160.80円、160.50円
下方向では、まず先週末安値圏の161.00円前後が重要なサポートです。ここを維持できるうちは、押し目買い優勢の見方を残せます。161.00円を割り込むと160.80円、さらに160.50円付近まで調整が広がる可能性がありますが、日足の雲上限や25日線まではまだ距離があるため、下落してもいったんは押し目を探る動きになりやすいでしょう。

📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、161.50円を明確に上抜け、米長期金利の上昇とウォラーFRB理事のタカ派的な発言が重なることです。この場合、161.80円〜162.00円方向への上昇が視野に入ります。下方向のブレイクアウト条件は、当局の円安けん制強化や米金利低下を受けて161.00円を割り込むことです。この場合、160.80円〜160.50円方向への調整を警戒したいです。

⚠️ 注意すべきリスク要因
注意すべきリスクは、日本政府・日銀による為替介入警戒、ウォラーFRB理事発言による米金利変動、中東情勢をめぐる突発ヘッドライン、そして薄商いのなかでの急な値飛びです。特に161円台後半から162円にかけては、上昇トレンドが強くても無理に追いかけると、急反落に巻き込まれる可能性があります。

☑️ 投資判断における留意点
今日は、押し目買いを狙うなら161.00円〜161.20円付近で下げ止まりを確認すること、上値を追うなら161.50円突破後の定着を確認することが大切です。162円手前では介入警戒が強いため、利益確定のタイミングをあらかじめ決めておきたい局面です。方向感だけでなく、「どの水準で当局リスクが高まるか」を意識しながら、無理に値幅を追いすぎない立ち回りを心がけたいですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。