ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年9月4日)

ドル円コンパス 2026年9月4日の為替相場予想

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は158.685円で始まり、158.964円を高値に終日ほぼ一方向の下落となりました。日銀の利上げペース加速観測に加え、GPIFが国内資産の配分を引き上げるとの思惑、米長期金利の低下が重なり、安値は155.298円。終値は155.797円、今朝7時前は155.85円前後で推移しています。今日は21時30分の米雇用統計が最大の焦点。155.30円の支持と156.00円の戻り抵抗を軸に、指標後は値幅の再拡大を警戒したい局面です😌(公開時刻:07:35/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年9月3日)

3日のドル円は158.685円で取引を開始しました。東京朝方は前日の急落に対する買い戻しが入り、158.964円まで上昇。しかし、前日に高田日銀審議委員が示した機動的な政策対応や連続利上げを排除しない姿勢が改めて意識されると、戻り売りが優勢となりました。158円を割り込んだことでストップロスも巻き込み、下落の速度が増しています。

午後に入ると時間外取引の米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買いが一段と強まりました。さらに、GPIFが基本ポートフォリオを見直し、国内債券など国内資産への配分を引き上げるのではないかとの観測が浮上。実際の配分変更は確認されていないものの、海外資産から国内資産への資金移動を連想させる材料として円買いを促し、東京終盤には156.30円台まで急落しました。

ロンドンからNY時間にかけても円買いの流れは止まらず、ドル円は155.298円まで下値を切り下げました。ウォラーFRB理事は、インフレ鈍化が続けば9月会合で政策金利の据え置きを支持する一方、物価が再加速すれば利上げも検討するとの条件付き姿勢を表明。市場では米利上げ観測がやや後退し、米金利低下がドル売りを後押ししました。終盤は155円台後半へ戻したものの、日足は2.888円安の大陰線で引けています。

日付始値高値安値終値
2026年9月3日158.685158.964155.298155.797

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京市場は158.89〜90円で本格取引を開始しました。9時すぎに158.95円前後まで買い戻されたものの、日銀の利上げ加速観測が根強く、間もなく下落へ転換。新たな決定材料が出たというより、前日の高田委員発言と弱い米経済指標を改めて織り込む動きが中心でした。158円割れではストップロスが発動し、正午前には157.90円近辺まで下落しています。

午後は米長期金利の低下を眺めながら売りが継続し、157.50円台を経て156.30円台まで一段安となりました。GPIFが国内資産の配分を増やすとの観測も円買い材料として意識され、午後5時は157.03〜06円。朝方から2円近く水準を切り下げ、押し目買いよりも戻り売りが優勢な一日でした。

欧州・NY時間

ロンドン市場では東京からの円買いが継続し、156.30円台へ下落しました。GPIFを巡る思惑と日銀の利上げ加速観測が重なり、日米金利差の縮小を先回りする取引が優勢。買い戻しは156円台後半にとどまり、上値の重さが際立ちました。

NY市場は156.10円前後で始まり、ウォラー理事の発言を受けた米金利低下も加わって155.50円台へ下落。さらに155.298円まで安値を更新しました。ウォラー理事は8月のインフレ鈍化が続けば据え置きを支持する意向を示したため、米国の追加利上げ観測がやや後退。一方で物価が再加速した場合の利上げ余地も残しており、今日の雇用統計と今後のインフレ指標を見極める姿勢が鮮明です。NY終盤は155.75〜85円で推移しました。

ドル円:今日の注目材料(2026年9月4日)

✅ 9月4日(金)の重要度の高い経済指標
時間通貨指標重要度前回予想
21:30🇺🇸非農業部門雇用者数⚡️⚡️⚡️-2.3万人+5.6万人
21:30🇺🇸失業率⚡️⚡️⚡️4.1%4.1%
21:30🇺🇸製造業雇用者数⚡️⚡️⚡️+0.5万人+0.5万人
21:30🇺🇸平均時給(前月比)⚡️⚡️⚡️+0.1%+0.3%
21:30🇺🇸平均時給(前年比)⚡️⚡️⚡️+3.2%+3.0%

今日の最大材料は、21時30分の米雇用統計です。非農業部門雇用者数は前回2.3万人減から5.6万人増への回復が見込まれ、失業率は4.1%で横ばい。平均時給は前月比で0.1%から0.3%へ伸びが加速する一方、前年比では3.2%から3.0%へ鈍化する予想です。数値は羊飼いFXの「市場予想→前回」の表示を、当記事の「前回→予想」へ並べ替え、外為どっとコムの公式データと照合しました。

今回の雇用統計は、前日までに進んだドル売り・円買いが行き過ぎか、それとも日米金利差縮小を織り込む新たな流れかを見極める試金石です。雇用者数と平均時給がともに予想を上回れば、米金利上昇を通じて急速な買い戻しが入りやすくなります。反対に雇用者数が再び弱く、失業率の上昇も重なれば、155.30円割れから下値模索が再開する可能性があります。

ドル円:今日の見通し(2026年9月4日)

今日のドル円は155.85円前後を起点に、155.30〜156.20円を中心とした値動きを想定します。日足は主要移動平均線と一目均衡表の転換線・基準線をすべて下回り、地合いは明確に下向きです。ただし、2営業日で5円近く下落した反動から、雇用統計前にはポジション調整の買い戻しも入りやすい状況。東京・欧州時間は155円台を中心に落ち着きどころを探り、NY時間にレンジを大きく離れる構図を見込みます。

ファンダメンタルズ分析

日本側では、高田委員のタカ派発言を起点とする利上げ加速観測が円を支えています。GPIFの資産構成見直しは現時点で観測にすぎませんが、国内資産への配分増加を連想させるため、円買いポジションの拡大を促しました。為替介入への警戒も残っており、ドルが反発しても156円台後半から157円台では戻り売りが出やすい地合いです。

米国側では、ウォラー理事がインフレ鈍化を条件に9月会合での据え置きを支持する姿勢を示しました。市場の関心は雇用の強さそのものに加え、雇用と賃金が次のインフレ判断をどう変えるかにあります。強い雇用統計なら米利上げ観測と長期金利が持ち直し、ドル円のショートカバーを誘発する可能性があります。弱い結果なら日米金利差縮小観測が補強され、円高がもう一段進みかねません。

テクニカル分析

📉 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は158.782円、75日線は160.491円、200日線は158.434円です。終値155.797円は3本すべてを大きく下回り、200日線からも約2.64円下方へ乖離しました。下降トレンドは鮮明ですが、短期間の下落幅が大きいため、戻りも急になりやすい局面です。上方向はまず156円台への定着、次に157円台回復が必要です。

📉 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
転換線は157.845円、基準線は159.483円です。終値は転換線を約2円、基準線を約3.69円下回り、雲の下で推移しています。戻り局面では157.85円付近の転換線が中期的な抵抗となる一方、目先は5分足200本線が位置する156.03円が最初の関門。156円台を維持できなければ、反発は自律的な買い戻しにとどまりやすい配置です。

📉 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.525、シグナル線は-0.418、ヒストグラムは-0.107です。MACD線がシグナル線を下回り、ヒストグラムもマイナスへ転落しました。反発モメンタムは失われ、下落方向への転換が確認される形です。雇用統計後に155.30円を割り込む場合は下落加速、156.50円を回復する場合は短期的な売られ過ぎ修正を想定します。

5分足では、158円台後半から155.30円近辺まで一貫した下降トレンドを形成した後、今朝にかけて155.85円前後まで戻しました。25本線155.812円と75本線155.610円は上回る一方、200本線156.029円の下に位置しています。MACDは0.038、シグナル線0.042、ヒストグラム-0.005で、反発の勢いはやや鈍化。156.00〜05円を突破できるかが、短期反発継続の第一条件です。

シナリオ分析

下落シナリオ(確率55%)
日米金利差縮小観測と戻り売りが続き、前日安値155.298円を割り込む展開を想定します。155.30円を5分足終値で明確に下抜ければ155円の節目が次の焦点。雇用者数が予想5.6万人を下回り、失業率上昇や平均時給の下振れも重なる場合は、154.80円から154.50円方向へ下値余地が広がります。

反発シナリオ(確率45%)
雇用統計前のポジション調整、または強い米雇用・賃金を受けてショートカバーが加速するケースです。156.00〜05円を上抜けて定着すれば156.50円、さらに157.00〜20円を試す展開を見込みます。157円台では日銀の利上げ観測と介入警戒が再び意識されやすく、上昇速度が速いほど反落にも注意が必要です。

時間帯別の展開予想

東京時間
米雇用統計を控え、前日の急落に対する買い戻しと戻り売りが交錯しそうです。155.30円を維持できれば156.00円近辺までの反発余地がある一方、GPIFや日銀を巡る追加ヘッドラインが出れば再び155円台前半へ下押す可能性があります。下落直後のため、通常よりも小さな材料で値幅が広がりやすい点に注意が必要です。

欧州時間
欧州勢は米雇用統計前のポジション調整を進めるとみられます。米金利が持ち直せば156円台を試しやすく、低下が続けば155.30円の再テストが焦点。週末を控えた持ち高整理も重なるため、東京時間の方向が一度反転する展開も想定しておきたいところです。

NY時間
21時30分の米雇用統計で本日の方向が決まる可能性があります。雇用者数だけでなく、失業率と平均時給が同じ方向を示すかが重要です。強い結果がそろえば156.50円から157.00円台へ急反発しやすく、弱い結果が重なれば155.30円を割り込み154円台へ下落する可能性があります。発表直後は上下に往復しやすいため、初動後の米金利を確認する必要があります。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年9月4日)

予想レンジ:154.80円〜157.20円
今日は154.80〜157.20円のレンジを想定します。中心は155.30〜156.20円ですが、米雇用統計後は中心レンジから大きく離れる可能性があります。155.30円を割り込めば155円、154.80円へ下値を探りやすく、156.05円を上回れば156.50円、157.00〜20円が焦点となります。

🔁 上値抵抗線:156.00〜05円、156.50円、157.00〜20円
最初の抵抗は5分足200本線を含む156.00〜05円です。ここを5分足終値で明確に上抜ければ156.50円、さらに157.00〜20円を試す余地が生まれます。157円台を回復しても日足転換線157.845円が上方に控えるため、中期的には戻り売りが出やすい構造です。

🔁 下値支持線:155.30円、155.00円、154.80〜50円
下方向では前日安値155.298円が最初の支持です。明確に割り込むと心理的節目155円が意識され、雇用統計の下振れを伴う場合は154.80〜50円まで支持が薄くなります。短期間の急落で値が飛びやすいため、節目付近では一時的なオーバーシュートも想定されます。

📉 ブレイクアウト条件
上方向は156.05円を5分足終値で突破し、米金利上昇または雇用統計の上振れが追随することが条件です。この場合は156.50円、157.00〜20円が目標。下方向は155.30円を明確に割り込み、戻りでも同水準を回復できないことがポイントです。弱い雇用・賃金と米金利低下が重なれば154.80〜50円へ下値余地が広がります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
主なリスクは、米雇用統計、日銀の利上げ加速観測、GPIFの資産構成を巡る思惑、為替介入警戒、米長期金利、原油価格、中東情勢、週末のポジション調整です。観測段階の材料で円買いが急増しているため、観測の否定や反対方向のヘッドラインが出れば、巻き戻しも大きくなる可能性があります。

☑️ 投資判断における留意点
日足は下落優位ですが、急落後の雇用統計という組み合わせは、売りと買いの双方に大きな振れを生みやすい局面です。雇用者数だけを見て判断せず、失業率・平均時給・米金利の反応まで確認することが重要。週末でもあるため、指標後の流れが持ち高整理で反転する可能性も考慮したいところです。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。