ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年8月24日)

ドル円コンパス 2026年8月24日の為替相場予想

おはようございます。Trader MTです。先週末のドル円は、東京時間に159.10円台まで買われたあと、週末を控えた持ち高調整で158.349円まで下落したものの、NY終盤には159円近辺まで値を戻しました。週明け早朝は158.55円近辺まで急落する場面があった一方、7時前には158.94円前後まで切り返しており、薄商いのなかで売り買いが交錯する不安定な立ち上がりです。今日は米国の重要経済指標こそ予定されていませんが、27時のベッセント財務長官によるイラン制裁に関する記者会見が焦点。159円台を回復・定着できるか、それとも先週末安値方向へ再び調整するかを見極める一日になりそうですね😌(公開時刻:08:19/日本時間)。

ドル円:先週末の振り返り(2026年8月21日〜24日)

21日(金)のドル円は159.039円で取引を開始し、東京午前は仲値に向けた実需買いを背景に159.10円台まで上昇しました。ただ、前日の反発をさらに押し上げる材料には乏しく、買い一巡後は159円を挟んで失速。ロンドン時間に入ると週末前のポジション調整が優勢となり、158.349円まで下値を広げる展開となりました。

NY市場では158.68円前後からドルの買い戻しが入り、終盤には再び159円近辺へ浮上しました。米財務省による長期国債の買い戻し拡大を受けた金利低下がひとまず一巡する一方、中東情勢や米財政、金融政策を巡る不透明感を背景に米10年・30年債利回りが上向く兆しを見せたことが、ドルの下支えになった格好です。日足は安値から約62銭を戻して158.972円で引け、下値では買いが入るものの、159円台では上値も伸びにくいという足もとの地合いを映しました。

週末を挟んだ24日(月)早朝は、158.55円近辺まで急落した直後に158.94円前後まで切り返し、窓開けに近い荒い値動きとなりました。トランプ米大統領が表明した対イラン追加制裁の詳細公表を控え、原油高・米金利上昇を通じたドル買いと、地政学リスクを警戒した円買いの双方が意識されやすい局面です。早朝のV字回復は下値の堅さを示す一方、それだけで上昇再開と判断するには早く、週初は159円を中心とした攻防を確認する必要があります。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年8月21日 159.039 159.132 158.349 158.972

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京早朝は158.80円台で推移したあと、仲値に向けた輸入企業などの実需買いにより159.10円台まで水準を切り上げました。前日に公表された全国消費者物価指数はおおむね市場予想に沿う内容で、日銀の追加利上げ観測を大きく変える材料とはならず、米長期金利の高止まりが相対的にドルを支える構図となりました。ただし、159.10円台では戻り売りも厚く、実需買いが一巡すると正午前後には158.90円台へ押し戻されています。

午後は158.90円前後を軸とした狭いレンジに移り、午後5時時点では158.82円前後まで弱含みました。米金利が下値を支えた半面、追加のドル買い材料を欠き、海外勢による週末前の調整売りが上値を抑えた形です。東京市場全体としては、159円台を積極的に追うだけの根拠を見いだせず、実需フローが作った上昇を維持できなかった一日と位置づけられます。

欧州・NY時間

ロンドン時間は158.80円台で始まりましたが、週末を控えたポジション調整の円買い・ドル売りが優勢となり、158.40円前後まで下落しました。米財務省による長期国債買い戻し拡大が金利の下押し材料として残るなか、各国の財政状況や長期金利の方向を見極めたいとの空気も強く、戻りは鈍いまま推移。新規の経済材料よりも、週末フローが相場の方向を決めた時間帯でした。

NY市場は158.68円前後でスタートし、海外時間に付けた安値からドルが買い戻されると、終盤には158.94〜159.04円まで回復しました。米長期債買い戻しを材料にした金利低下がひとまず織り込まれる一方、中東情勢、米財政見通し、金融政策の不確実性を背景に長期債利回りが再び上向く兆しを見せたことが、ドル売りの継続を阻んだ格好です。もっとも、27〜29日のジャクソンホール会議を控えて積極的な方向づけには至らず、週末終値は159円近辺へ収れんしました。

ドル円:今日の注目材料(2026年8月24日)

✅ 8月24日(月)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標・要人発言 重要度 前回 予想
27:00 🇺🇸 ベッセント財務長官の記者会見
(イラン制裁に関して)
⚡⚡⚡

本日は日本の「◎」に該当する経済指標はなく、米国でも「AA」以上の重要経済指標は予定されていません。市場の焦点は27時のベッセント財務長官による記者会見で、トランプ政権が打ち出すイラン追加制裁の対象、規模、実施時期が明らかになるかに注目が集まります。発表が原油供給への懸念を強めれば、原油高とインフレ警戒を通じて米長期金利・ドルを押し上げる一方、リスク回避の円買いを誘う可能性もあり、単純な一方向の材料とは言い切れません。

週後半には米PCEデフレーターと4〜6月期GDP改定値、27〜29日のジャクソンホール会議が控えています。このため、日中は材料難から159円近辺でポジションを傾けにくい一方、米金利、原油価格、イラン関連のヘッドラインには反応が増幅されやすい地合いです。今日は新たな景気指標で方向が決まる日というより、週後半の重要イベントを前に、先週のドル売り・円売りポジションをどの水準で組み直すかを探る一日と考えるのが自然でしょう。

ドル円:今日の見通し(2026年8月24日)

今日のドル円は158.90円前後を起点に、まず159.00〜15円の戻り売りをこなせるかが焦点です。月曜早朝の158.55円近辺への急落は短時間で買い戻され、5分足では200本線と一目均衡表の雲を回復しましたが、日足は25日・75日線を下回ったままで、中期的な調整色は残っています。したがって、下値の堅さだけを根拠に上昇を追うより、159.15円超えで戻りが本格化するのか、158.80円割れで先週末安値の再確認へ向かうのかを見極める局面です。

ファンダメンタルズ分析

米国側では、長期国債買い戻しに伴う金利低下と、財政・原油・インフレ懸念を背景とした金利上昇圧力が綱引きを続けています。イラン制裁が原油供給を実質的に絞る内容なら、原油高とインフレ再燃への警戒から長期金利が上昇し、ドル円も159円台を回復しやすくなるでしょう。ただし、制裁強化が地政学リスクの拡大として受け止められれば、安全資産としての円買いが先行する余地もあり、原油と米金利が同じ方向へ動くかを確認する必要があります。

日本側では、先週発表された全国CPIが日銀の追加利上げ観測を維持させる一方、原油高は輸入負担を通じて円の重しにもなり得ます。日米とも9月会合に向けた政策観測が残るなか、足もとはドル買い一辺倒でも円買い一辺倒でもなく、金利差と地政学リスクのどちらを市場が優先するかで短期の反応が変わりやすい状態です。今日の相場の本筋は、ヘッドラインそのものより、それを受けた米長期金利と159円近辺の需給に表れると見ています。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は160.201円、75日線は160.411円、200日線は158.295円です。終値158.972円は200日線を維持した一方、25日・75日線を1円以上下回っており、長期サポートの上で中期調整が続く配置となっています。158.30〜35円を守る限り自律反発の余地は残りますが、上昇トレンドへ戻ったと判断するには、まず159.60円、その先で25日・75日線が集まる160.20〜40円台の回復が必要です。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、終値が転換線158.904円と雲下限158.93円前後の近辺にあり、上昇・下落のどちらにも傾き切れていません。基準線159.606円が上値抵抗として控える一方、雲下限と転換線が重なる158.90円前後は目先の分岐点です。158.90円を安定して上回れば159.15円から159.60円への戻りを試しやすく、雲の下へ再び沈むようなら200日線と先週末安値がある158.30円台が意識されます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.629、シグナル線は-0.674で、ヒストグラムは+0.045です。両線はゼロラインを下回るものの、MACD線がシグナル線を上回り、下落モメンタムの縮小を示しています。売られ過ぎからの修復過程にはありますが、価格が中期移動平均線を回復していないため、現段階ではトレンド転換というより、調整局面における戻りの初期形状と捉えるのが妥当でしょう。

5分足では、21日夕方に158.40円近辺まで急落したあと、NY時間から週末にかけて159円前後まで反発しました。週明けは158.55円近辺まで振れたものの、7時前には158.944円へ切り返し、25本線158.921円、200本線158.844円、一目均衡表の雲158.79〜80円台を上回っています。ただし、75本線158.970円と159円の節目が目前にあり、MACDもマイナス圏での改善にとどまるため、短期反発の確認には159.00〜15円の上抜けが必要です。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、月曜早朝のV字回復を引き継いで159.00円を回復し、先週末高値に近い159.15円を明確に上抜けるケースを想定します。イラン制裁への警戒から原油と米長期金利が上向けば、159.30円を経て日足基準線の159.60円まで戻り余地が広がります。ただし、159.60円より上では25日・75日線に近づくにつれて戻り売りも厚くなりやすく、160円台を視野に入れるには新たな金利上昇材料が必要です。

下落シナリオ(確率55%・やや優勢)
下落シナリオでは、159.00〜15円で戻りを抑えられ、158.80円を明確に割り込むケースを想定します。地政学リスクを受けた円買いや米長期金利の低下が重なれば、月曜早朝安値の158.55円、さらに先週末安値と200日線が重なる158.30〜35円が次の攻防帯です。158.30円台を割ると日足の戻り基調が崩れ、158.00円方向へ調整幅が広がる可能性があります。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は、月曜早朝の急落を買い戻した流れがどこまで続くかを確認する展開となりそうです。158.90円を維持して仲値にかけて159.00〜15円を上抜ければ短期筋の買い戻しが続きやすい一方、159円手前で失速して158.80円を割り込むと、早朝安値158.55円の再確認が意識されます。重要指標がないだけに、実需フローと株価、原油先物の寄り付きが普段以上に値動きを左右しやすいでしょう。

欧州時間
欧州時間は、米金利と原油価格をにらみながら、158.80〜159.15円を中心とした持ち高調整を想定します。東京時間に159.15円を超えられなければ戻り売りが優勢になりやすく、逆に同水準を維持できれば159.30円方向へレンジが切り上がる可能性があります。新規材料が限られるため、イラン関連のヘッドラインが出た場合には、通常より大きな値幅を伴う点に注意が必要です。

NY時間
NY時間は米重要経済指標がなく、27時のベッセント財務長官会見までは長期金利と原油価格が主要な手掛かりとなります。制裁の実効性が強く意識されて原油・米金利が上昇すれば159.30〜60円方向、地政学リスクを嫌気した円買い、または金利低下が優勢なら158.55〜35円方向が視野に入ります。会見は東京時間の翌午前3時に当たり、流動性が低下する時間帯だけに、発言直後の往復やスプレッド拡大にも警戒したいところです。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年8月24日)

予想レンジ:158.30円〜159.60円
今日は158.30〜159.60円のレンジを想定しています。中心は158.80〜159.15円で、東京から欧州時間は週初の需給を確認しながらの持ち合い、NY時間はイラン制裁と米金利を材料にレンジ上限または下限を試す展開が基本線です。早朝から値幅が出ているため、方向感が乏しくても一時的な振れは大きくなり得ます。

🔁 上値抵抗線:159.00円、159.15円、159.30円、159.60円
最初の抵抗は心理的節目159.00円と、先週末高値に近い159.15円です。159.15円を明確に上抜けると、159.30円を経て日足基準線159.606円が次の目標となります。159.60円を終値ベースで定着して超えれば戻りの質は改善しますが、25日・75日線が160.20〜40円台に控えているため、上値追いには米金利の裏付けが欠かせません。

🔁 下値支持線:158.80円、158.55円、158.35円
下方向では、5分足の雲と200本線を上回る158.80円台が最初の支持帯です。ここを割り込むと月曜早朝に急反発した158.55円、その下では先週末安値158.349円と日足200日線158.295円が重なる158.30〜35円が重要になります。158.30円を明確に下抜ければ、日足は長期サポートを失う形となり、158.00円まで下値余地が広がりやすくなります。

📉 ブレイクアウト条件
上方向は、159.15円を5分足終値で明確に上抜け、原油または米長期金利の上昇を伴うことが条件です。この場合は159.30円から159.60円へ戻り余地が広がります。下方向は、158.80円を割ったあと、月曜早朝安値158.55円を戻りなく下抜くことがポイントで、その場合は158.35円、さらに158.00円方向への調整を想定します。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、イラン制裁の対象と実施時期、原油価格の急変、米長期金利、トランプ大統領を含む米当局者の発言、日銀の追加利上げ観測、為替介入への警戒です。地政学材料はドル買いと円買いの双方に作用し得るため、見出しの印象だけで方向を決めず、原油・米金利・株価がどの組み合わせで動いているかを確認してください。

☑️ 投資判断における留意点
足もとは、日足が200日線を維持しながら25日・75日線を下回り、5分足は早朝の急落から回復するという、時間軸によって強弱が異なる局面です。159.00円近辺では値動きだけを追わず、159.15円超えか158.80円割れのどちらが先に定着するかを確認したいところ。重要指標がない日は突発ニュースの影響が相対的に大きくなるため、条件がそろわない場面ではポジションを傾け過ぎず、週後半の重要イベントまで余力を残す姿勢も選択肢になります。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。