ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年8月19日)

ドル円コンパス 2026年8月19日の為替相場予想

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、原油高と米長期金利の上昇、「有事のドル買い」を背景に東京午後に159.779円まで上昇しました。ただ、160円に近づくほど為替介入への警戒が強まり、海外時間は159円台半ばから後半で往来。終値は159.596円となりました。今日は米20年債入札とFOMC議事要旨が予定されており、米金利の反応と160円手前の攻防が焦点になりそうですね😌(公開時刻:07:39/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年8月18日)

昨日のドル円は159.433円でスタートしました。東京午前に159.311円まで下落したものの、国内実需筋のドル買いに加え、中東情勢の不透明感を背景とした原油高と米長期金利の上昇が支援材料となり、午後には159.779円まで上昇。その後は160円手前で為替介入への警戒が意識され、海外時間に159円台半ばへ押し戻されましたが、最終的には159.596円で取引を終えました。日足は小幅な陽線となり、159円台での底堅さと160円方向の上値の重さが同時に確認された一日です。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年8月18日 159.433 159.779 159.311 159.596

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京早朝は159.40円前後で推移したあと、午前9時ごろに159.311円まで下落しました。ただ、米国とイランの停戦交渉が進展せず、ホルムズ海峡の通航正常化期待が後退したことで、WTI原油先物は84〜85ドル台の高値圏を維持。中東情勢の長期化に伴うインフレ懸念と「有事のドル買い」が意識され、下値ではドルを買い戻す動きが入りました。

午前9時以降は国内輸入企業など実需筋のドル買いが優勢となり、仲値にかけて159.50円台へ上昇。午後は時間外取引で米長期金利が上昇したことも支えとなり、ドル円は159.70円台まで水準を切り上げました。一方、160円に近い水準では政府・日銀による追加介入への警戒から戻り売りも出やすく、159.779円を高値に上昇はいったん一服しました。

欧州・NY時間

ロンドン時間は159.70円台でスタートしました。原油価格の高止まりと米長期金利の上昇が引き続きドルを支えましたが、心理的節目の160円を前に積極的な上値追いは限られ、159.60〜70円台を中心としたもみ合いとなりました。日米当局による介入への警戒が、原油高・米金利上昇によるドル買い圧力を相殺する構図です。

NY時間も159.69円前後で始まり、中東情勢の悪化と原油高、米金利の上昇基調を背景にドル買いが入りやすい状態が続きました。ただ、翌日のFOMC議事要旨を確認したいとの様子見姿勢に加え、160円手前の介入警戒が重しとなり、日本時間未明には159.45円近辺まで反落。その後は159.60円台へ持ち直し、朝方は159.63円前後で推移しています。5分足では大きなトレンドよりも、159.45〜75円台での往来が目立つ展開でした。

今日の注目材料

✅ 8月19日(水)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
26:00 🇺🇸 20年債入札 ⚡⚡ 160億ドル
27:00 🇺🇸 FOMC議事要旨公表
(7月28日・29日開催分)
⚡⚡⚡

本日は、日本について指定重要度に該当する材料はありません。米国では日本時間26時に160億ドル規模の20年債入札、27時に7月28・29日開催分のFOMC議事要旨が公表されます。20年債入札では需要の強弱が長期金利を通じてドル円を動かす可能性があり、入札が低調なら金利上昇・ドル買い、堅調なら金利低下・ドル売りにつながりやすくなります。

FOMC議事要旨では、7月会合で政策金利据え置きが9対3で決まり、3人が0.25%の利上げを主張した背景が焦点です。エネルギー高を含むインフレリスクへの警戒が委員会内にどこまで広がっていたかが注目されます。ただし、議事要旨はその後に発表された弱めの雇用・物価データより前の議論です。内容がタカ派的でも、現在の景気認識との時間差を意識した反応になりそうです。

今日の見通し

今日のドル円は159.60円台を起点に、前日高値159.779円と心理的節目160.00円を上抜けられるかが焦点です。原油高と米長期金利の上昇はドルを支えやすい一方、160円に近づくほど為替介入警戒が強まるため、東京から欧州時間は159円台後半を中心とした持ち合いを想定しています。NY後半は米20年債入札とFOMC議事要旨を受け、米金利とともに値幅が広がる可能性があります。

ファンダメンタルズ分析

米国側では、中東情勢の長期化による原油高とインフレ再燃への警戒が長期金利を押し上げ、ドル円を支えています。7月FOMCでは3人が利上げを主張しており、議事要旨でインフレへの強い警戒が確認されれば、米金利上昇とともに160円方向を試す可能性があります。一方、20年債入札が強い需要を集めたり、議事要旨が市場の想定ほどタカ派的でなかったりすれば、金利低下を通じて159円台前半へ押し戻される展開も考えられます。

日本側では、日銀の早期利上げ観測が円を下支えする一方、原油高は輸入国である日本の交易条件悪化につながりやすく、円売り材料にもなります。また、7月末の介入を経験した市場では、160円が政府・日銀の防衛ラインとして強く意識されています。そのため、ファンダメンタルズがドル買いを示しても、160円前後では円買い介入や強いけん制発言への警戒から値動きが急変しやすい点に注意が必要です。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では25日線が160.63円前後、75日線が160.33円前後に位置し、終値159.596円は両移動平均線を下回っています。一方、200日線は158.23円前後まで上昇しており、価格はその上を維持しています。中長期の上昇基調は残るものの、短期的には7月高値からの調整局面です。上方向では160.00円に加え、25日・75日線が集まる160.30〜60円台が強い抵抗帯になります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の内部で推移し、終値は159.61円前後の基準線付近にあります。これは買い・売りのどちらにも明確な優位性がない状態です。雲上限や移動平均線が重なる160円台前半から半ばは上値抵抗となる一方、雲下限に近い158.90円前後から200日線の158.20円台は下値支持候補です。まずは雲の内部で159円台の持ち合いが続くかを確認したいところです。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDはマイナス圏にありますが、MACD線はシグナル線を上回り、ヒストグラムもプラス幅を拡大しています。7月末の急落後に下落モメンタムが弱まり、短期的な戻りを試している形です。ただし、MACDがゼロラインを回復していないため、本格的な上昇再開と判断するには早く、160円台の移動平均線を回復できるまでは戻り局面の範囲内として見ておく必要があります。

5分足では、東京午前に159.311円まで下落したあと、午後にかけて高値・安値を切り上げ、159.779円まで反発しました。その後は159.45〜75円台で上下し、朝方は159.63円前後です。25本線は159.61円前後、75本線は159.61円前後、200本線は159.64円前後に集まり、現在値もほぼ同水準にあります。短期的には均衡状態で、159.78円突破か159.45円割れが次の方向を判断する分岐点です。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
上昇シナリオでは、159.45円前後を維持し、原油高や米長期金利上昇を背景に前日高値159.779円を上抜けるケースを想定します。159.78円を明確に超えると160.00円を試し、米20年債入札が低調、またはFOMC議事要旨がタカ派的なら160.10円前後まで上昇余地が広がります。ただし、160円台では介入警戒が急速に強まりやすく、上抜け直後の急反落には注意が必要です。

下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、159.78円近辺で上値を抑えられ、米20年債入札の堅調な需要やFOMC議事要旨へのハト派的な反応から米金利が低下するケースを想定します。159.45円を下抜けると前日安値159.311円が焦点となり、ここを明確に割り込めば159.00円、さらに一目均衡表の雲下限に近い158.90円前後まで調整が広がる可能性があります。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は159.60円台から始まり、前日高値159.78円を試せるかが焦点です。国内の指定重要度に該当する材料がないため、実需フロー、時間外の米長期金利、原油価格が主な変動要因となります。159.45円を維持できれば159.60〜80円台で底堅く推移しやすい一方、160円手前では介入警戒による戻り売りが出やすく、基本は159.45〜80円を中心としたレンジを想定しています。

欧州・NY時間
欧州時間は中東情勢と原油、米金利を確認しながら、NY後半の重要イベント待ちとなりそうです。26時の米20年債入札では需要の強弱に伴う金利変動、27時のFOMC議事要旨ではインフレと政策金利をめぐる委員の温度差が注目されます。159.30〜160.00円の範囲をどちらに抜けるかで値幅が広がりやすく、発表直後の往復にも注意したいところです。

今日の予想レンジ

予想レンジ:159.20円〜160.10円
今日は159.20〜160.10円のレンジを想定しています。東京から欧州時間は159.40〜90円を中心とした持ち合い、NY後半は米20年債入札とFOMC議事要旨を受けてレンジ上限または下限を試す展開をメインシナリオとしています。

🔁 上値抵抗線:159.78円、160.00円
最初の上値抵抗は前日高値159.779円です。ここを明確に上抜けると心理的節目の160.00円が焦点となり、その上では160.10円、さらに75日線の160.33円前後が意識されます。160円近辺では為替介入警戒が強く、上昇しても値動きが不安定になりやすいでしょう。

🔁 下値支持線:159.45円、159.30円
下方向では、海外時間に下げ止まった159.45円前後が最初のサポート候補です。ここを割り込むと前日安値159.311円と重なる159.30円が重要な攻防ラインになります。159.30円を明確に下抜けた場合は159.00円、さらに158.90円前後まで調整余地が広がります。

📉 ブレイクアウト条件
上方向では、原油高や米金利上昇を伴いながら159.78円を超え、160.00円を明確に上抜けることが条件です。この場合は160.10円から160.30円台への値幅拡大が意識されます。下方向では159.45円を割り込み、前日安値159.30円を明確に下抜けることがポイントです。この場合は159.00円から158.90円方向への調整が進みやすくなります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、中東情勢やホルムズ海峡をめぐる突発的な報道、原油価格の急変、米20年債入札後の長期金利変動、FOMC議事要旨の解釈、日本当局による円安けん制や為替介入です。特にNY後半は重要材料が連続するため、最初の値動きが反転する往復相場にも注意が必要です。

☑️ 投資判断における留意点
足もとは、5分足では主要移動平均線が159.60円前後に集中し、日足では25日・75日線の下、200日線の上に位置しています。短期・中期ともに方向感が固まっていないため、159.78円突破や159.30円割れを確認せずに値動きを追いかけると、レンジ内の反転に巻き込まれやすい局面です。イベント前後はポジション量を抑え、節目を抜けた後の米金利の方向まで確認したいところです。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。