ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年6月24日)

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、終日161円台半ばを中心とした神経質なもみ合いとなりました。東京時間の午後には一時161.74円まで上値を試しましたが、介入警戒が強く意識されるなかで伸び切れず、直後には161.26円近辺まで急落。その後は米利上げ観測が下支えとなり、NY時間は161.50円台を中心に方向感の乏しい展開となりました。日足で見ると、始値と終値がほぼ同水準の小さな足で、上昇トレンドは維持しつつも、162円手前では当局警戒がかなり強いことを示した一日だったと言えそうです😌(公開時刻:07:42/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年6月23日)

昨日のドル円は、始値161.561円、高値161.741円、安値161.265円、終値161.568円でクローズしました。前日に161円台後半まで円安が進んだことで、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が強まり、東京時間は161円台半ばで上値の重いスタートとなりました。片山財務相とベセント米財務長官の会談が意識されるなか、相場参加者は162円方向を積極的に買い上がりにくいムードだったと言えます。

もっとも、米国側では先週のFOMC以降、年内利上げ観測が強まっており、米金利高・ドル高の流れがドル円を下支えしました。そのため、介入警戒で上値は抑えられた一方、下方向も大きく崩れにくく、161円台半ばを軸にした綱引きが続きました。午後には一時161.74円まで買われる場面もありましたが、そこから急速に161.26円近辺まで売り込まれ、5分足では「上を試した直後に叩かれる」動きがはっきり確認できます。

NY時間に入ると、ドル円は再び161円台半ばへ持ち直したものの、上値を追う勢いは限定的でした。米利上げ観測やドル需要は引き続き下支え材料でしたが、162円に近づくほど介入警戒が強まるため、終盤は161.50〜60円台で小動きに。結果として日足は小幅陽線に近い十字足となり、「米金利上昇によるドル買い」と「日本当局への警戒感」が正面からぶつかった一日でした。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年6月23日 161.561 161.741 161.265 161.568

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

23日の東京時間は、161円台半ばでの小動きからスタートしました。前日に日米財務相会談が報じられたことで、為替介入への警戒感が強く、午前中は161.50〜60円台を中心に狭いレンジで推移。米利上げ観測がドル円の下支えとなる一方、162円接近では当局からの円安けん制が意識され、方向感は出にくい地合いでした。

午後に入ると、いったんドル買いが強まり、15時台には161.74円近辺まで上昇しました。ただ、上値を試した直後に戻り売りが強まり、5分足では急落する形で161.26円近辺まで下押し。これは、単純なドル売りというよりも、162円手前の介入警戒と短期筋のポジション調整が重なった動きと見ています。その後は161.40〜60円台へ持ち直し、下げも一方向には広がりませんでした。

欧州・NY時間

欧州時間は、東京午後の急落後の戻りを確認しながら、161円台半ばを中心とした神経質な値動きとなりました。介入警戒があるため上値は追いにくい一方、米利上げ観測を背景としたドル需要は根強く、下値でも押し目買いが入りやすい状態でした。チャート上でも161.50円前後を挟んだ往来が続き、相場のテーマは「方向感」よりも「どこまで162円接近を許容するか」に移っていた印象です。

NY時間も、ドル円は161.50〜60円台での推移が中心でした。米株安を背景にした安全通貨としてのドル買いや、FRBのタカ派化を見込む動きが支えになった一方、円安が進めば日本当局の対応が意識されるため、上値は限定的。終盤にかけても大きなトレンドは出ず、161.568円で取引を終えました。全体としては、強いドル地合いのなかでも、162円手前の心理的な壁がかなり厚いことを確認した一日だったと言えます。

ドル円:今日の注目材料(2026年6月24日)

✅ 6月24日(水)の重要イベント
時間 通貨 指標・要人 重要度 前回 予想
15:40 🇯🇵 氷見野日銀副総裁の発言 ⚡⚡
27:00 🇺🇸 クックFRB理事の発言 ⚡⚡

今日の注目材料は、15時40分の氷見野日銀副総裁発言と、深夜27時のクックFRB理事発言です。数値系の米重要指標はありませんが、足もとでは日米金融政策の方向感そのものがドル円の中心テーマになっているため、要人発言への反応は軽視できません。特に氷見野副総裁が物価上振れリスクや追加利上げに前向きな姿勢を示せば、円買い方向に反応する可能性があります。

一方、NY時間のクックFRB理事発言では、インフレや利上げの必要性に関する表現が注目されます。市場ではすでに年内利上げ観測が高まっているため、タカ派的な内容ならドル円は162円方向を再び試しやすくなります。ただし、上昇しても162円近辺では介入警戒が一段と強まるため、発言をきっかけに一方向へ走るというより、上下に振れやすい展開を想定しておきたいところです。

ドル円:今日の見通し(2026年6月24日)

今日のドル円は、161円台半ばを中心に、上は162円手前、下は161円前半が意識される神経質なレンジ相場を想定しています。日足では上昇トレンドが続いているため、基調としては押し目買いが入りやすい形です。ただ、昨日の値動きが示した通り、161.80円〜162.00円に近づくと介入警戒が急速に強まりやすく、上値を追うには米金利上昇やFRB高官発言などの追加材料が必要になりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、米利上げ観測の強まりが引き続きドル円の支援材料です。先週のFOMC以降、FRBがインフレ抑制を重視する姿勢が意識され、米金利が下がりにくい地合いになっています。米国の金利が高止まりする一方、日本側は利上げを進めてもなお金利差が大きく、構造的にはドル買い・円売りが出やすい環境です。

ただし、日本側の介入警戒はかなり強くなっています。日米財務相会談や政府高官の発言を受け、市場は162円近辺を「無警戒に買い上がれる水準」とは見ていません。つまり、今日のドル円は、米金利が上がれば上方向を試しやすいものの、一定水準からは当局警戒で上値が重くなる構図です。氷見野副総裁の発言がタカ派寄りなら円買い、クックFRB理事の発言がタカ派寄りならドル買いという形で、日米要人発言がレンジのどちら側を試すかを決める材料になりそうです。

テクニカル分析

日足チャートでは、昨日のローソク足は始値と終値がほぼ同水準の小さな足となり、高値圏での迷いを示す形になりました。もっとも、価格は25日線・75日線・200日線をすべて上回っており、中期の上昇トレンドは維持されています。上昇の勢いは残るものの、162円手前では上値の重さも出ており、今日は高値圏での持ち合い継続か、161円前半までの調整を挟むかが焦点です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
25日線は160.05円付近、75日線は159.20円付近、200日線は156.14円付近にあり、いずれも現在値を下回っています。特に25日線との距離がまだ残っているため、短期的には高値警戒感がある一方、中期的には押し目買い優位の形です。目先は161円台前半で下げ止まれるか、深い調整になった場合でも25日線方向まで崩れずに踏みとどまれるかが重要です。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足は雲の上で推移しており、基調はなお買い優勢です。転換線・基準線も価格の下側に位置しているため、160円台前半〜半ばは押し目の候補になりやすい配置です。ただし、足もとでは価格が高値圏で伸び悩んでおり、転換線との距離も広がっています。短期的には162円を一気に突破するよりも、161円台で値固めしながら次の材料を待つ展開が自然に見えます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはプラス圏を維持しており、日足ベースの上昇モメンタムはまだ残っています。ただ、ヒストグラムの伸びはやや鈍化しており、高値圏で勢いが一服している点には注意が必要です。MACDが再び上向けば162円方向への再トライ、逆にヒストグラムが縮小し続ける場合は、161円台前半〜160円台後半への調整が入りやすくなります。

5分足チャートでは、東京時間の大半は161.50〜60円台の狭いレンジで推移しましたが、15時台に161.74円近辺まで上昇したあと、短時間で161.26円近辺まで急落しました。その後は161.50円台へ戻し、NY時間は横ばい圏で推移。朝方に一時的な下押しはあったものの、すぐに161.50円台へ回復しており、短期的には「上値は重いが、下でも買い戻される」状態です。目先は161.50円台を維持できるか、161.25円を再び試すかが分岐点になります。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、氷見野副総裁の発言が過度にタカ派化せず、NY時間にクックFRB理事がインフレ警戒や利上げ余地を意識させるケースを想定します。この場合、米金利の持ち直しとともにドル買いが入り、まずは昨日高値圏の161.74円、続いて161.80円台を試す展開が考えられます。161.80円を明確に上抜けると、心理的節目の162.00円が次のターゲットになります。ただし、162円付近では介入警戒が非常に強く、上昇しても急伸よりは上値を慎重に探る流れになりやすいでしょう。

下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、162円手前の介入警戒が再び強まり、上値追いに失敗するケースを想定します。氷見野副総裁が物価上振れリスクや追加利上げに前向きな発言をした場合も、円買い材料として反応しやすいでしょう。この場合、まずは昨日安値圏の161.25円前後が最初のサポートになります。ここを明確に割り込むと、161.00円、さらに160.80円方向まで調整が広がる可能性があります。日足トレンドは上向きですが、短期的には高値圏での上値の重さを意識したい局面です。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は、まず161.50円台を維持できるかが注目です。仲値にかけては実需フローで上下に振れる可能性がありますが、基本的には昨日のNY終盤の流れを引き継ぎ、161円台半ばでのもみ合いを想定しています。15時40分の氷見野副総裁発言が近づくにつれて、円金利や日銀追加利上げへの思惑が意識されやすくなり、タカ派的な内容なら161円前半への下押しに注意が必要です。

欧州・NY時間
欧州時間は、東京後半の氷見野発言を受けた流れを確認しながら、161円台前半〜後半でのレンジ推移になりやすいと見ています。NY時間は、深夜27時のクックFRB理事発言が最大の材料です。タカ派的な発言なら161.80円〜162.00円方向、ハト派寄りなら161.25円〜161.00円方向を試す可能性があります。ただし、どちらに動いても162円接近では介入警戒、161円割れ手前では押し目買いが入りやすく、値動きは荒くても最終的にはレンジ内に戻されやすい一日になりそうです。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年6月24日)

予想レンジ:161.10円〜161.85円
今日は、161.10円〜161.85円のレンジを想定しています。日足の上昇トレンドは維持されていますが、162円手前では介入警戒が強く、上値は重くなりやすい局面です。一方、米利上げ観測が続いているため、161円台前半では押し目買いも入りやすいと見ています。

🔁 上値抵抗線:161.75円、161.85円
上方向では、まず昨日高値圏に近い161.75円前後が最初の抵抗帯です。ここを抜けると161.85円、さらには162.00円が視野に入りますが、162円台は心理的節目であると同時に、当局警戒が一段と高まりやすい水準です。162円を明確に上抜けるには、米金利上昇やFRB高官のタカ派発言など、かなり強いドル買い材料が必要になりそうです。

🔁 下値支持線:161.25円、161.00円
下方向では、昨日安値圏の161.25円前後が最初のサポートです。ここを割り込むと、心理的節目の161.00円が次の下値メドになります。161円割れまで進むと、短期筋のストップを巻き込んで160.80円方向まで下押しする可能性もありますが、日足の上昇基調を考えると、下げたところでは押し目買いも入りやすいでしょう。

📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、「米金利が上昇し、クックFRB理事の発言がタカ派的に受け止められ、161.80円を明確に上抜けること」です。この場合、162.00円方向への再トライが視野に入ります。
下方向のブレイクアウト条件は、「氷見野副総裁発言がタカ派的に受け止められる、または介入警戒でドル円の上値追いが失敗し、161.25円を明確に割り込むこと」です。この場合、161.00円〜160.80円方向への調整を警戒したいところです。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日のリスク要因は、
・日本政府、財務省、日銀関係者による円安けん制発言
・氷見野日銀副総裁発言による追加利上げ観測の変化
・クックFRB理事発言による米利上げ観測の再加速
・米長期金利の急変動
・162円接近時の為替介入警戒
・中東情勢や原油価格の急変
です。特に、今のドル円は材料そのものよりも、「その材料が介入警戒を上回るほどのドル買い材料かどうか」が重要になっています。

☑️ 投資判断における留意点
今日は、161円台半ばを基準にしながら、上方向は161.80円突破、下方向は161.25円割れを確認してから動くのが安全です。高値圏では介入警戒があるため、162円手前の飛び乗りはリスクが高くなりやすい一方、下げても米利上げ観測が支えとなるため、売りも深追いしにくい地合いです。方向感を決めつけるよりも、要人発言後の米金利・円金利・ドル円の反応をそろえて確認し、条件が整った場面だけを丁寧に狙っていきたいですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。