おはようございます。Trader MTです。昨日28日のドル円は157.196円で始まり、日米当局の円安けん制で156.505円まで下落した後、米10年債利回りの上昇に支えられて157.364円で終了しました。今朝は157.40円前後で、5分足の短期線を上回る一方、日足200日線158.454円の下です。今日は12時35分の日本40年国債入札、23時の米消費者信頼感指数とJOLTS求人、その後に続く4人の米金融当局者の発言を順番に確認します😌(公開時刻:08:54/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年9月28日)
28日のドル円は157.196円で始まりました。東京早朝は原油高と米長期金利の上昇、月末を前にした実需のドル買いが重なり、157.857円まで上昇しました。ただし、日米首脳・財務当局が円安への問題意識を共有したとの警戒が残り、158円方向を追う買いは続きませんでした。高い米金利がドルを支える一方、円安けん制が上値を抑えるという前週末からの構図が、東京時間の往来を作りました。
欧州勢が参入すると、三村財務官が円の過小評価を問題視する日米のメッセージは明確だと述べたことが報じられ、円売り持ち高の解消が加速しました。157円台前半を割ると短期の損切りも巻き込み、156.505円まで下落しました。これは米金利低下による全面的なドル売りではなく、政策協調への警戒が金利差要因を一時的に上回った動きです。
NY時間は157円近辺で始まりました。原油高を背景に米10年債利回りが一時5.27%台へ上昇し、ドル円は157.58円付近まで戻しましたが、日米当局の円安けん制とイラン情勢を巡る報道が上値を限定しました。米財務省公式値の10年債利回りは5.24%、ドル円終値は157.364円です。日足値幅は1.352円に達したものの、終値は始値に近く、政策警戒と金利差のどちらも決定打にならなかったことを示します。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年9月28日 | 157.196 | 157.857 | 156.505 | 157.364 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間は、月末のスポット応当日を意識した輸入企業のドル買いで157.85円付近まで上昇しました。しかし、円安けん制が具体的な日米協議へ進んだことで、円売りを高値まで持ち続けるリスクが上がり、仲値後は伸び悩みました。実需フローが価格を押し上げても157.86円を越えて定着できなかったため、今日も東京時間の上昇は追随買いの強さより、入札後の日本国債利回りと円の同時反応で評価します。
欧州・NY時間
欧州時間は、三村財務官の発言報道が円買いの引き金となり、156.505円まで急落しました。重要なのは、当局発言が出た時点で米金利が高止まりしていたにもかかわらず円買いが優勢になった点です。これは158円に近づくほど政策警戒が非対称に強まり、通常の金利差だけでは上値を説明しにくくなっていることを示します。一方、156.50円台では下落が続かず、円買いも一方向ではありませんでした。
NY時間は、米10年債利回りの上昇が156.50円台からの戻りを支えました。原油高がインフレ懸念と長期金利上昇へ波及し、日米金利差を意識したドル買いが戻りましたが、157.86円には届かず157円台前半で終了しています。したがって今日の確認点は、米金利が5.24%付近から上がれば157.86円を突破できるのか、あるいは金利高でも円安けん制と月末フローが157.24円割れを促すのかです。
ドル円:今日の注目材料(2026年9月29日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 12:35 | 🇯🇵 | 40年利付国債入札 | ⚡️⚡️⚡️ | ― | ― |
| 23:00 | 🇺🇸 | 消費者信頼感指数 | ⚡️⚡️ | 89.4 | 89.1 |
| 23:00 | 🇺🇸 | JOLTS求人 | ⚡️⚡️ | 727.1万件 | 722.8万件 |
| 24:00 | 🇺🇸 | ボウマンFRB副議長 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 25:40 | 🇺🇸 | バーFRB理事 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 27:00 | 🇺🇸 | ウィリアムズNY連銀総裁 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 28:00 | 🇺🇸 | ウォラーFRB理事 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
12時35分の日本40年利付国債入札は、超長期債の需要を通じて日本の金利と円の反応を確認する材料です。入札が弱く超長期金利が上昇しても、需給悪化だけなら円買いが持続しない場合があります。日銀の国債運営や追加利上げ観測へ結び付き、ドル円が157.24円を割るかまで確認します。23時の米消費者信頼感指数は前回89.4、予想89.1、JOLTS求人は前回727.1万件、予想722.8万件です。2つが同時に労働・景況感の底堅さを示すか、結果後の米2年・10年債利回りで判定します。
24時のボウマンFRB副議長は銀行監督を主題とする予定ですが、金融政策への言及があれば米金利の反応を確認します。25時40分のバーFRB理事は経済見通し、27時のウィリアムズNY連銀総裁は経済見通しと金融政策、28時のウォラーFRB理事は決済を主題とする予定です。4人を一括りにせず、ボウマン副議長後、バー理事後、ウィリアムズ総裁後、ウォラー理事後の米金利とドル円を別々に評価します。
ドル円:今日の見通し(2026年9月29日)
今日の基本構図は、日米当局の円安けん制と月末・四半期末フローが上値を抑える一方、米10年債利回り5.24%がドルを支える綱引きです。今朝の157.408円は5分足25本線157.392円、75本線157.364円、200本線157.238円を上回っていますが、前日高値157.857円と日足200日線158.454円が上に控えます。157.36円を維持して157.86円を越えるか、157.24円を割って156.93円を試すかで、どちらの力が優勢かを判断します。
ファンダメンタルズ分析
日本側では、12時35分の40年国債入札と円安けん制が別の経路で円へ影響します。入札需要が弱ければ超長期金利が上昇しますが、その上昇が財政・需給不安と受け止められる場合は円買いが続かない可能性があります。反対に日銀の政策正常化観測と結び付き、円金利上昇とドル円下落がそろえば157.24円から156.93円への移行を確認できます。当局発言が出た場合も、見出しだけでなく円金利と値幅の持続性を見ます。
米国側では、23時の消費者信頼感指数とJOLTS求人が、週末の雇用統計を前に利上げ織り込みをどこまで変えるかが焦点です。両指標が予想を上回り、米2年・10年債利回りが上昇すれば、157.86円突破の条件が整います。ただし前日は金利上昇だけでは157円台後半を維持できませんでした。強い数字でも157.86円を越えられなければ政策警戒と月末フローが優勢、弱い数字でも米金利が下がらなければドル売りは織り込み不足と判断します。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は156.926円、75日線は159.613円、200日線は158.454円です。終値157.364円は25日線を上回った一方、200日線を約1.09円下回っています。短期反発の土台は残るものの、中期の戻り売り帯を突破したとはいえません。156.93円を維持すれば157.86円、158.00円、200日線158.45円へ戻す余地があり、25日線を終値で割れば156.64円から前日安値156.505円が次の支持になります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は156.931円、基準線は156.640円です。終値は両線を上回りましたが、先行スパンB158.437円と200日線158.454円がほぼ重なり、上には厚い抵抗があります。156.93円は25日線と転換線が重なるため、単なる節目ではなく日足反発の維持条件です。158.43〜158.45円を終値で回復できれば雲への復帰が進み、156.64円を割れば反発基盤が弱まります。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.178、シグナル線は-0.592、ヒストグラムは+0.414です。MACD線はシグナル線を上回り、急落後の反発モメンタムは残っていますが、両線はゼロライン下です。価格が200日線の下にある一方でMACDは改善しており、方向が一致していません。157.86円突破とヒストグラムの拡大が続くか、156.93円割れに遅れてヒストグラムが縮小するかが次の判断材料です。

5分足では、今朝の157.408円が25本線157.392円、75本線157.364円、200本線157.238円を上回り、短期線は上向きの並びです。一方、転換線157.415円が目先の上値で、MACDは+0.010、シグナル線+0.009、ヒストグラム+0.001とほぼゼロです。上向きの並びに対して勢いは弱く、157.42円突破だけでは不十分です。157.36円を押し目として維持し157.86円を越えれば上昇継続、157.24円を割れば短期反発の失敗を警戒します。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率49%)
157.36〜157.39円を支持に、前日高値157.857円を5分足終値で上抜け、押し目でも157.70円台を維持する展開です。米消費者信頼感指数とJOLTS求人が予想を上回る、またはバー理事・ウィリアムズ総裁の発言後に米10年債利回りが5.24%付近から上昇すれば、158.00円、日足雲下限と200日線が重なる158.43〜158.45円が次の目標です。157.24円割れ、または価格上昇に米金利が追随しない場合は上昇シナリオを否定します。
↘ 下落シナリオ(想定確率51%)
157.42円または157.86円で上値を止められ、5分足200本線157.238円を下抜けた後、日足25日線156.926円も回復できない展開です。日本40年国債入札後の円金利上昇が政策観測へ波及する、米指標が弱く米金利が低下する、または追加の円安けん制が出れば、156.64円、前日安値156.505円へ下値余地が広がります。米金利上昇を伴って157.857円を回復した場合は下落シナリオを否定します。
時間帯別の展開予想
東京時間
157.36円前後の短期線を維持できるかを見た後、12時35分の日本40年国債入札へ進みます。入札が弱く超長期金利が上昇しても、ドル円が下がらなければ需給悪化として円買いの持続性は低いと判断します。円金利上昇と157.24円割れがそろえば156.93円を警戒し、入札後も157.36円を維持して157.86円を試すなら実需のドル買い優勢とみます。
欧州時間
前日に円買いが加速した時間帯であり、157.86円への戻りを売るのか、156.93円への下押しを買い戻すのかが焦点です。月末・四半期末を控えた持ち高調整で価格だけが振れやすいため、157.86円または157.24円の外側で次の5分足が定着するかを確認します。円安けん制の報道が出た場合は、前日と同じく米金利が高くても円買いが続くかが重要です。
NY時間
23時の米消費者信頼感指数とJOLTS求人を同時に確認し、24時のボウマン副議長、25時40分のバー理事、27時のウィリアムズNY連銀総裁、28時のウォラー理事を順番に評価します。指標が強くても米金利が上がらなければ織り込み済み、発言がタカ派的でも157.86円を越えられなければ政策警戒が優勢です。各イベント後の初動ではなく、157.86円または156.93円の外側での定着を優先します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年9月29日)
↕ 予想レンジ:156.50円〜158.45円
中心は157.10〜157.70円です。前日の値幅は1.352円で、円安けん制と米金利上昇が同日に逆方向へ働きました。上は前日高値157.857円を越えると158.00円、日足200日線158.454円まで、下は157.238円を割ると日足25日線156.926円、基準線156.640円、前日安値156.505円まで値幅が広がる想定です。
🔁 上値抵抗線:157.42円、157.85〜157.86円、158.43〜158.45円
157.42円は5分足転換線と今朝の高値圏が重なる最初の抵抗です。ここを越えても前日高値157.857円が次の壁となり、突破には米金利の追随が必要です。158.43〜158.45円は日足雲下限、200日線、先行スパンBが集中する中期の戻り売り帯です。価格だけが一時的に越え、米金利が反落する場合はブレイク失敗として扱います。
🔄 下値支持線:157.36〜157.39円、157.23〜157.24円、156.93円、156.50〜156.64円
157.36〜157.39円は5分足25本・75本線と前日終値が集まる短期支持帯です。ここを割ると200本線157.238円が反発維持の判定線になります。さらに下の日足25日線・転換線156.926〜156.931円を割れば、基準線156.640円と前日安値156.505円を試しやすくなります。156.50円も維持できない場合は、政策警戒による持ち高解消が再加速した可能性を疑います。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は157.857円を5分足終値で越え、押し目でも157.70円台を維持し、米10年債利回りが5.24%付近から低下しないことが条件です。下方向は157.238円を割り、戻りでも157.36円を回復できず、156.926円も下抜けることを条件とします。日本国債入札後は円金利、米指標と各発言後は米金利の追随を確認し、価格だけのブレイクには追随しません。
📅 本日の主な変動リスク
12時35分の日本40年利付国債入札、23時の米消費者信頼感指数とJOLTS求人、24時のボウマンFRB副議長発言、25時40分のバーFRB理事発言、27時のウィリアムズNY連銀総裁発言、28時のウォラーFRB理事発言、米10年債利回り、日米当局の為替発言、月末・四半期末フロー、イラン情勢と原油価格が主な変動要因です。
📝 取引時の注意点
157.24〜157.86円は、5分足の反発基調と日足の戻り売りがぶつかる判定待ちのゾーンです。23時以降は指標と4つの発言が連続するため、最初の材料で形成された方向が次の発言で反転する可能性があります。各イベント後に米金利とドル円を個別に確認し、月末フローによる一時的な値飛びにも注意してください。予想レンジと確率は保証ではなく、損失許容額を先に決め、実際の値動きを優先してください。
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