ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年9月28日)

ドル円コンパス 2026年9月28日の為替相場予想

おはようございます。Trader MTです。先週末25日のドル円は158.840円で始まり、日米当局の円安けん制を受けて156.934円まで下落し、157.281円で終了しました。日足200日線158.445円を再び下回る一方、25日線156.995円の直上では下げ止まっています。今日は157.55円前後の5分足200本線を回復できるか、156.93〜157.00円を守れるかが焦点です。21時15分のボウマンFRB副議長、26時25分のクックFRB理事の発言を個別に確認します😌(公開時刻:07:37/日本時間)。

ドル円:先週末の振り返り(2026年9月25日)

25日のドル円は158.840円で始まりました。東京序盤は米10年債利回りが高水準にあることを背景に158円台後半で推移しましたが、片山財務相が、日米首脳会談でトランプ米大統領から円安への懸念が示されたと説明すると流れが変わりました。単なる国内当局のけん制ではなく、米国側も円安を問題視しているとの受け止めが広がり、円売り持ち高を縮小する動きが強まりました。

ロンドン時間には158円台前半から157円台へ下落しました。米金利は高止まりしていたものの、日米が為替問題を継続協議するとの警戒が金利差によるドル買いを上回りました。これまで上値を支えていた『高い米金利』だけでは158円台を維持できず、200日線158.445円を割ったことで、短期筋の損切りも下落を加速させたとみられます。

NY時間は157.40〜157.50円付近で始まり、日本時間21時から片山財務相とベッセント米財務長官が電話会談を実施しました。両者が『円の過小評価は問題』との認識を再確認したことが伝わると、ドル円は156.934円まで下落しました。その後は、米財務省公式値で5.17%となった10年債利回りがドルの下支えとなり、157.281円まで戻して終了。日足は1.559円の大幅下落となりましたが、25日線156.995円は終値で維持しています。

日付始値高値安値終値
2026年9月25日158.840158.899156.934157.281

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京時間は、158円台後半から円買いへ傾きました。重要なのは、材料が『介入するかもしれない』という抽象的な警戒から、日米首脳間で円安への懸念が共有され、財務相同士が協議を続けるという具体的な政策経路へ変わった点です。これにより円売りを続ける際の損失リスクが上がり、200日線割れをきっかけに持ち高整理が進みました。

欧州・NY時間

欧州時間は、東京時間の円買いを引き継いで157円台へ下落しました。NY時間に日米財務相会談の結果が伝わると156.934円まで下値を広げましたが、米10年債利回り5.17%という金利差要因は残り、157円台前半へ反発しました。したがって先週末の下落は、米金利低下による全面的なドル安ではなく、政策協調への警戒が円買いを主導した動きです。今週は、当局発言が続くか、金利差が再び主導権を取り戻すかを分けて判断します。

NY時間の下落で確認できたのは、米金利が高くても政策協調への警戒が強まればドル円は下がり得るという点です。ただし156.934円から157.281円へ戻したため、円買いが一方向に続いたわけでもありません。今日の判断では、日米当局の発言だけを追うのではなく、156.93〜157.00円で売りが継続するか、米10年債利回りが5.17%付近から上昇して157.55円を押し上げるかを優先します。

ドル円:今日の注目材料(2026年9月28日)

✅ 9月28日(月)の重要度の高い経済指標・イベント
時間通貨指標・イベント重要度前回予想
21:15🇺🇸ボウマンFRB副議長 発言⚡️⚡️――
26:25🇺🇸クックFRB理事 発言⚡️⚡️――

21時15分のボウマンFRB副議長の発言は、直近の利上げ観測を米国債市場がどう修正するかに注目です。発言内容を事前に決めつけず、発言後に米10年債利回りが5.17%付近を維持・上昇するか、反対に5.10%方向へ低下するかを確認します。金利上昇と157.55円回復がそろえば戻りの信頼度が高まり、金利が下がる中で156.93円を割れば下落継続の条件がそろいます。

26時25分のクックFRB理事の発言は、NY後半で形成された金利とドル円の流れを延長するか、修正するかを別に評価します。発言が利上げ織り込みを強めても157.55円を回復できなければ、日米当局への警戒が金利差を上回っている証拠になります。反対に米金利が高止まりし、157.55円を押し目として維持できれば、158.00円から日足200日線158.45円への戻りが視野に入ります。

ドル円:今日の見通し(2026年9月28日)

今日の基本構図は、日米財務当局の円安けん制によって崩れた日足200日線の回復と、米10年債利回り5.17%が支えるドル買い戻しの綱引きです。今朝の157.410円は日足25日線156.995円より上にある一方、5分足200本線157.555円より下です。つまり、中期支持の直上で反発しているものの、短期の下降波を否定できていません。157.55円の上で定着するまでは戻り売りを警戒し、156.93円を割るまでは下方向への追随にも慎重さが必要です。

ファンダメンタルズ分析

日本側の材料は、日米当局の問題意識共有が円売りポジションへ与える圧力です。協調介入が直ちに実施されると断定はできませんが、首脳と財務相の双方で円安が議題になったことで、実施時期を当てにいくより『円売りを持ち続けるコストが上がった』と捉える方が実務的です。新たなけん制が出れば、156.93円割れとともに持ち高解消が再加速しやすくなります。

米国側では、10年債利回り5.17%という高水準がドル円の下値を支えます。伝達経路は、利上げ観測の維持、米国債利回りの高止まり、日米金利差を意識したドル買い、ドル円の反発という順序です。ただし先週末は、その金利支援があっても200日線を維持できませんでした。今日の発言後に金利が上昇しても157.55円を越えられない場合は、政策協調への警戒がなお優勢と判断します。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は156.995円、75日線は159.653円、200日線は158.445円です。終値157.281円は200日線を1円以上下回り、前日に見せた上抜けは一日で失敗しました。一方で25日線の直上では引けており、下落トレンド再開が確定したわけでもありません。156.93〜157.00円を守れば157.55円、158.00円、200日線158.45円への戻り余地が残り、25日線を終値で割れば156.62〜156.64円が次の支持になります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は156.623円、基準線は156.640円です。終値は両線を上回っていますが、200日線と雲の下に戻ったため、上昇転換ではなく戻り局面として扱います。156.62〜156.64円は転換線と基準線が重なる支持帯です。ここを割ると日足の反発基盤が弱まり、反対に158.45円を回復して維持できれば、先週末の下落が政策ヘッドラインによる一時的な振れだった可能性が高まります。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.224、シグナル線は-0.695、ヒストグラムは+0.472です。MACD線はシグナル線を上回り、反発モメンタムの改善は続いていますが、両線はゼロライン下です。価格が200日線を割った一方でMACDの改善が残っているため、価格と勢いが一致していません。156.93円を守ってMACDがゼロ方向へ進むか、価格下落に遅れてヒストグラムが縮小するかを確認します。

5分足では、今朝の157.410円が25本線157.277円、75本線157.232円、雲上限157.343円の上にある一方、200本線157.555円の下にあります。MACDは+0.034、シグナル線+0.017、ヒストグラム+0.017で、急落後の短期反発を示しています。ただし200本線を越えていないため、下降波の中の戻しという評価です。157.23〜157.28円を維持し157.55円を上抜ければ反発継続、157.23円を割れば156.93円の再試行を警戒します。

シナリオ分析

↗ 上昇シナリオ(想定確率47%)
157.23〜157.28円を支持に、5分足200本線157.55〜157.60円を上抜け、押し目でも維持する展開です。ボウマン副議長またはクック理事の発言後に米10年債利回りが5.17%付近を維持・上昇すれば、158.00〜158.10円、日足200日線158.44〜158.45円が次の目標になります。新たな円安けん制が出る、米金利が低下する、または157.23円を割る場合は上昇シナリオを否定します。

↘ 下落シナリオ(想定確率53%)
157.55円前後で戻りを止められ、157.23円を割った後、156.93〜157.00円も終値で下抜ける展開です。日米当局から追加の円安けん制が出る、または米10年債利回りが低下すれば、156.62〜156.64円、さらに156.50円へ下値余地が広がります。米金利上昇を伴って157.55円を回復し、158.00円台に定着した場合は下落シナリオを否定します。

時間帯別の展開予想

東京時間
週明けの実需フローと、先週末の日米財務相会談をどこまで織り込むかが焦点です。157.23〜157.28円を維持できれば157.55円を試しやすくなりますが、200本線付近で上ヒゲが続く場合は戻り売りが優勢です。新たな当局発言が出た場合は、発言の強さだけでなく156.93円へ接近する速度と米金利の方向を同時に見ます。

欧州時間
欧州勢が先週末の円買いを継続するか、米金利の高さを材料にドルを買い戻すかを確認します。157.55円を越えても158.00円で失速するなら、200日線158.45円までの戻りは遠のきます。反対に157.23円を割り、戻りでも157.28円を回復できなければ、156.93〜157.00円の支持を試す展開を優先します。

NY時間
21時15分のボウマン副議長発言後は米10年債利回りと157.55円、26時25分のクック理事発言後はその流れが158.00円または156.93円へ延長されるかを確認します。発言がタカ派的に見えても金利が上がらなければ織り込み済み、慎重な内容でも金利が下がらなければドル売りの持続性は低いと判断します。2人の発言は一括りにせず、各時刻後の反応を分けて評価します。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年9月28日)

↕ 予想レンジ:156.50円〜158.50円
中心は156.90〜157.70円です。先週末の値幅は1.965円と大きく、政策ヘッドラインで再び値幅が拡大する可能性があるため、狭いレンジを前提にしません。157.55円を金利上昇とともに越えれば158.00円から158.45円、156.93円を割って戻せなければ156.64円から156.50円へ値幅が広がる想定です。

🔁 上値抵抗線:157.55〜157.60円、158.00〜158.10円、158.44〜158.45円
157.55円前後は5分足200本線で、先週末の急落後に短期下降波を否定できるかの最初の壁です。ここを越えれば心理的節目158円と、戻り売りが出やすい158.00〜158.10円が次の抵抗になります。158.44〜158.45円は日足200日線で、回復には価格の定着だけでなく米金利上昇と追加の円安けん制がないことが必要です。

🔄 下値支持線:157.23〜157.28円、156.93〜157.00円、156.62〜156.64円
157.23〜157.28円は5分足の25本・75本線と先週末終値が集まる短期支持帯です。ここを割ると、前日安値156.934円と日足25日線156.995円が重なる156.93〜157.00円を試しやすくなります。さらに下の日足転換線・基準線156.62〜156.64円まで割る場合、反発基調そのものが弱まり、156.50円方向への下落を警戒します。

⚠ ブレイク時の目安
上方向は157.55円を5分足終値で越え、押し目でも157.55円を維持し、米10年債利回りが5.17%付近から低下しないことが条件です。下方向は156.93円を終値で割り、戻りでも157.00円を回復できず、当局の追加発言または米金利低下が伴うことを条件とします。価格と金利が逆方向の場合は、政策ヘッドラインによる一時的な振れを疑い、次の足の定着を待ちます。

📅 本日の主な変動リスク
21時15分のボウマンFRB副議長発言、26時25分のクックFRB理事発言、米10年債利回り、日米財務当局の為替に関する追加発言、月末・四半期末を前にした実需と持ち高調整、原油価格、中東情勢が主な変動要因です。2つの発言は、それぞれの直後に米金利とドル円がどう反応したかを分けて確認します。

📝 取引時の注意点
157.23〜157.55円は、短期移動平均線と5分足200本線に挟まれた判定待ちのゾーンです。この範囲内で方向を決めつけず、上は157.55円、下は157.23円の外側での定着を確認します。先週末は政策ヘッドラインで約2円動いており、当局発言が出た直後はスプレッド拡大や急反転にも注意が必要です。損失許容額を先に決め、予想レンジと確率が結果を保証するものではない点を踏まえてください。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。