「1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」に学ぶ。

名著

最近、自分自身が転職、起業、フリーランスといったことに意識を働かせているせいか、ジュンク堂を散策していると、本の方から声を掛けてくるかのごとく「ライフシフト」や「ワークシフト」、また「パラレルワーク」や「ライフハック」といったタイトルがついた本がすぐ目に飛び込んでくるようになった。

そのおかげで、またまた超おすすめの本を発見!

1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」という、世界の偉人たちの言行録ともいうべき、仕事の生産性や人生のクオリティを高めるための指南書である。仕事に向き合うときのモチベーション向上にも大いに役立つはず。

今回は、圧倒的な成功を生んだ、最も尊敬する人のうちの一人、孫正義さんの小さな習慣をご紹介。

毎日5分、ひとつのアイデアを考える(孫正義)

孫正義さんと言えば、食事と睡眠を除けば、常に勉強していたというのは有名な話。もっと正確にいうならば、食事のときも勉強しながらご飯を食べていたという。いや、ひょっとすると、夢の中でも勉強していたのかもしれないですね。

そんな孫さんが若かりし頃、「毎日5分だけ使って1日にひとつ発明する習慣を自らに課し、考える時間を毎日5分に限ること、もし5分考えてもアイデアが無ければその日は諦めること」と決めていたそうだ。

発明を考えるのにたったの5分だけ?と意外だったが、おそらく孫さんが思考する5分は、一般的な人の何十倍も濃縮された時間なのだろう。

そして、毎日5分の発明という習慣を継続するうちに、発明の法則を見出したという。

  • 問題解決法」すでにある問題を見つけて、その解決法を考える方法
  • 水平的思考法」大きなものを小さなものに、小さなものを大きなものに、四角いものを丸いものに変える方法
  • 強制結合法」ラジオとカセットを組み合わせるとラジカセになるように、既存のものを組み合わせる方法

これらの法則を駆使した結果、発明した音声英語翻訳機を日本のメーカーに売り込み、1億円を得たという逸話がある。

孫さんの逸話だけでも十分満足だが、こういった小さい習慣が大きな成功を生んだ天才たちのライフハックが88人分も収められている中身の濃い本。ぜひ一度、中を覗いてみては?