おはようございます、Trader MTです。2日は米中間選挙前の持ち高調整で円売りが先行し、NYでは外交進展観測による原油・米金利低下でドル売りとなった後、強い景気指標ISMを受けて金利が下げ止まり157円台後半へ切り返しました。上昇が158円で止まったため、ドル高が定着した状態ではありません。現状は短期買い優位でも日足の上値抵抗が残ります。今日は日本休場と選挙待ちの薄商いが中心で、157.88円維持と米金利上昇・株価安定なら158.00円突破、157.84円割れと金利低下・株安なら157.44円方向を警戒します😌(公開時刻:10:13/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年11月2日)
2日は、米中間選挙を翌日に控えた持ち高調整と月初の円売りが先行しました。NY市場では米国とイランの外交進展観測が原油と米金利を押し下げ、いったんドル売りが優勢となりましたが、ISM製造業景況指数が55.5へ上昇すると景気の底堅さが意識され、ドル円は157円台後半へ戻しました。強い景況感と低下した価格指数が混在し、方向を一つに固定する材料にはなりませんでした。
東京市場では、米中間選挙前のポジション調整と月初フローが円売りを促しました。日銀会合を通過して追加利上げの時期を改めて見極める局面に入った一方、当日の国内材料は乏しく、海外時間の選挙と米金利を先取りする動きが中心でした。日本株が弱含んでも円買いが続かなかったことは、リスク回避より需給が勝ったことを示します。
欧州からNY市場では、米国とイランの外交進展観測を受けて原油が下落し、インフレ懸念の後退から米金利も低下したためドル円は押し戻されました。その後、ISM製造業景況指数が予想を上回り、生産・新規受注・雇用の拡大が確認されると米金利が下げ止まり、ドルが買い戻されました。ただし、価格指数の低下と建設支出の弱さが上値を抑えました。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年11月2日 | 157.567 | 158.001 | 157.443 | 157.932 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間は、米中間選挙前の持ち高調整と月初の実需が円売りを促しました。日銀は正常化方向を維持しているものの、次回会合までの新しい判断材料が乏しく、国内政策だけで円を買い進む動きは限定的でした。前週末の株安・円買いがそのまま続かなかった点からも、月末から月初への需給転換が意識されます。
欧州・NY時間
欧州時間は、米国の政治日程と中東情勢への思惑が米国債、原油、株価を通じて為替に波及しました。外交進展観測で原油と米金利が低下するとドル買いが後退し、東京時間の円売りが一部巻き戻されました。選挙結果がまだ判明しないため、財政政策の方向を先取りする動きは持続しにくい状態でした。
NY時間は、ISM製造業景況指数が55.5と予想を上回り、米景気の底堅さが追加利上げ観測を支えました。一方、価格指数は75.2へ低下し、建設支出も弱かったため、米金利とドルの反応は一方向には広がりませんでした。米株も強弱が分かれ、ドル円は強い指標を消化しながら157円台後半で取引を終えました。
ドル円:今日の注目材料(2026年11月3日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24:00 | 🇺🇸 | JOLTS求人 | ⚡️⚡️ | 7079千件 | 7162千件 |
米中間選挙と日本休場
米中間選挙は財政・通商政策の先行きを通じて米国債利回りと株価を動かす材料です。結果判明は日本時間4日以降とみられ、本日は断片的な速報より債券と株式の持続的な反応を優先します。日本休場で流動性が低下するため、短時間の振れに追随しない姿勢が重要です。
24:00 JOLTS求人
前回7079千件に対し7162千件が予想されています。求人の増減は労働需要とFRBの追加利上げ観測を通じて米金利を動かす確認材料です。ただし本日の主役は米中間選挙で、結果判明は日本時間4日以降となります。日本休場で流動性が薄いなか、JOLTSの初動より、選挙を巡る財政・通商政策への思惑、米国債利回り、米株の組み合わせを優先します。
ドル円:今日の見通し(2026年11月3日)
今日の基本構図は、強いISM後の米景気期待と短期のドル需要が下値を支える一方、米中間選挙待ち、AI株不安、日銀の正常化観測が上値を抑える綱引きです。5分足は移動平均線と雲の上ですが、日足は75日線と200日線の下にあります。中心を157.85〜158.05円、全体を157.40〜158.25円とし、上昇55%、下落45%で見ます。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、ISMの景気指数が上向いたことで追加利上げ観測が支えられましたが、価格指数の低下はインフレ再加速の見方を弱めます。中間選挙は結果そのものより、財政拡張・政策停滞への思惑が米国債利回りと株価をどう動かすかが重要です。求人が強くても金利上昇と株価安定が伴わなければ、ドル買いの持続性は限定されます。
日本側では文化の日で現物市場が休場となり、国内実需の参加が減ります。薄商いでは短時間の値幅が拡大しても、海外勢の追随がなければ方向は定着しにくくなります。日銀が正常化方向を維持することは円売りを抑える中期要因ですが、本日は米中間選挙とJOLTS求人を受けた米金利・株価の反応が優先されます。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
2日の日足25日線は157.865円、75日線は158.285円、200日線は158.543円です。終値157.932円は25日線を上回りましたが、75日線と200日線の下にあります。短期反発は進んだ一方、158.20円台から158.50円台には中期の上値抵抗が残る形です。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は157.232円、基準線は157.511円で、終値は両線を上回りました。ただし価格は雲の内部にあり、上昇トレンドへ転換したとは言えません。157.51円前後が押し目の支持候補、雲上限と長期線が集まる158円台前半から半ばが抵抗です。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは+0.014、シグナル線は+0.042、ヒストグラムは-0.028です。MACDはプラス圏でもシグナル線を下回り、モメンタムはまだ弱含みです。25日線上を保ち、ヒストグラムのマイナス幅が縮小すれば反発継続の裏付けになります。

3日朝の5分足157.945円は、25本線157.908円、75本線157.886円、200本線157.848円と雲の上にあります。MACDは+0.013、シグナル線+0.005、ヒストグラム+0.008で短期は買い優勢です。ただし前日高値と心理的節目が重なる158.00円前後を抜け切れるかが最初の分岐です。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率55%)
157.88〜157.90円を維持し、米金利上昇か株価安定を伴って158.00円を5分足終値で上抜ける展開です。158.05円、158.20〜158.25円を試します。157.84円を割り、戻りでも157.90円を回復できない場合は勢いが否定されます。
↘ 下落シナリオ(想定確率45%)
選挙前のリスク回避や米金利低下で158.00円前後から反落し、157.84円を5分足終値で下抜ける展開です。157.65円、前日安値157.44円を試します。米金利上昇と株価安定を伴って158.00円を回復し、押し目でも157.90円を維持した場合は否定します。
時間帯別の展開予想
東京時間
文化の日で現物市場が休場となり、流動性の低下が中心です。米中間選挙を控えた持ち高調整と米国債利回り、株先物の組み合わせを確認します。157.88〜157.90円を保てば158.00円への再挑戦、157.84円を割れば157.65円方向を警戒しますが、薄商いの一本だけで方向を決めません。
欧州時間
米中間選挙を前に、米国債利回り、米株先物、原油の方向を確認します。財政拡張への思惑で金利が上がり株価が安定すればドル買い、政策停滞やリスク回避で国債買いと株安が重なれば円買いが優勢となります。東京時間の薄い値動きが巻き戻される可能性にも注意します。
NY時間
米中間選挙の投票と24時のJOLTS求人が焦点です。求人が予想を上回り米金利が上昇すれば158.20円台、下回って金利低下と株安が重なれば157.40円台を試しやすくなります。結果判明は日本時間4日以降のため、選挙速報の初期情報や投票率の断片で追い掛けず、債券と株式の持続的な反応を優先します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年11月3日)
↕ 予想レンジ:157.40円〜158.25円
中心は157.85〜158.05円です。短期は移動平均線と雲の上で買い優勢ですが、日足では75日線と200日線が上に残ります。158.00円を越えて定着すれば158.20〜158.25円へ、157.84円割れでは157.65円から157.44円へ広がる見通しです。
🔁 上値抵抗線:158.00〜158.05円、158.20〜158.25円、158.50〜158.55円
158.00〜158.05円は前日高値と心理的節目、158.20〜158.25円は日足75日線付近です。158.50〜158.55円は200日線と雲上限が重なる中期抵抗です。まず158.00円を終値で越え、押し目でも維持できるかを確認します。
🔄 下値支持線:157.84〜157.90円、157.65円、157.44円
157.84〜157.90円は5分足の主要移動平均線と日足25日線が集まる最初の支持です。157.65円は前日のNY安値圏、157.44円は前日安値です。157.84円を割って戻りも弱い場合は、短期上昇の巻き戻しが進みやすくなります。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は158.00円を5分足終値で上抜け、押し目でも157.90円を維持し、米金利上昇か株価安定が30分以上続くことを条件とします。下方向は157.84円を終値で割り、戻りでも157.90円を回復できず、米金利低下と株安が追認することを条件とします。薄商いの瞬間値だけでは判定しません。
📅 本日の主な変動リスク
米中間選挙、JOLTS求人、日本休場による流動性低下、米国債利回り、AI関連株、日銀の正常化観測、イラン情勢と原油、週後半の米雇用統計への持ち高調整が主な変動要因です。
📝 取引時の注意点
日本休場ではスプレッドが拡大し、短時間の振れが戻される場合があります。JOLTSは発表値だけでなく、米金利、米株、157.84円と158.00円の終値を確認してください。米中間選挙の結果判明は日本時間4日以降であり、断片的な速報を確定情報として扱わないことが重要です。