おはようございます、Trader MTです。23日はAI投資懸念と株安を受け、米国債買い・利回り低下を通じて円が買われた一方、米PMI・ミシガン大指数の上振れと原油高で金利が戻り、ドル円も反発しました。弱いリスク心理だけでは円高が続かなかったため、金利と原油が相殺した反応と解釈します。現状は日足の戻り売り優位に対し、5分足は反発状態です。今日は日米欧の政策会合前の持ち高調整が中心とみます。156.84円を維持でき米金利が上向けば157.16円超え、同水準を割れて株安が再燃すれば156.64円以下を警戒します😌(公開時刻:07:29/日本時間)。
ドル円:先週末の振り返り(2026年10月23日)
23日は、AI投資の採算懸念と世界株安がリスク回避を促す一方、強い米PMI・ミシガン大学指数、原油高、米金利の戻りがドルを支えました。円買いとドル買いの経路が相殺し、ドル円は156.806円と小幅高で終了しました。株安だけで円高が続かなかったため、週明けも株価だけでなく米金利と原油を同時に見る必要があります。
東京市場では、世界株安への警戒とAI投資の収益性不安が円を支えました。しかし五・十日実需と輸入企業の買い、米金利の持ち直しが下値で入り、安値圏から反発しました。リスク回避が一方向に続かなかった背景には、日本の輸入需要と海外金利の高止まりがありました。
NY市場では、米PMIとミシガン大学指数の上振れが景気の底堅さを示し、米10年債利回りを5%へ戻しました。WTI原油が103ドル台へ上昇したこともインフレ警戒を通じて金利とドルを支えました。一方でダウとS&P500は下落し、株安による円買いがドル高を抑えたため、強い指標の割に上値は限られました。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年10月23日 | 156.757 | 157.160 | 156.073 | 156.806 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間は、主要な国内指標より、FOMCと日銀会合を前にした持ち高調整が中心でした。週末をまたぐリスクを減らす売買と五・十日の実需が交錯し、株安で円買いが出ても輸入需要と米金利の戻りが支えました。単純なリスクオフではなく、実需と政策週への準備が値動きを往復させました。
欧州・NY時間
欧州時間は、フランスの財政と政治運営への警戒が欧州株・国債市場の重しとなりました。安全資産需要が強まれば米国債利回り低下を通じてドル円を抑える一方、格下げ回避への期待はリスク回避を和らげました。週末に格付けは維持されたため、今朝は安心感より見通しネガティブの残存をどう織り込むかが焦点です。
NY時間は、強い米景気指標と原油高がインフレ・金利経路からドルを支えました。ただし米株安が円買いと国債需要を呼び、米金利の上昇余地を抑えました。景気の強さと金融環境への警戒が同居しており、ドル円は一つの指標より、米株・米金利・原油が同じ方向へそろうかで判断する局面です。
ドル円:今日の注目材料(2026年10月26日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 本日は日米の重要指標・イベントはありません | |||||
日米欧の金融政策会合を控えた持ち高調整
今週はFOMC、ECB、日銀会合が続きます。市場は各会合で政策据え置きを見込みつつ、12月以降の金利経路と声明・会見の温度差を探ります。本日は高重要度の日米指標がないため、新規材料で方向を作るより、積み上がったドル買い・円売りや株式ポジションを会合前に調整する動きが中心です。
米金利・原油・フランス財政の綱引き
米10年債利回り5%と原油高は、インフレ警戒を通じてドルを支える材料です。一方、フランスの格付け見通し悪化や世界株安が安全資産需要を強めれば、米金利低下と円買いが優勢になります。原油高は日本の輸入負担から円安要因にも、株安を通じた円買い要因にもなるため、単独で方向を決めません。
ドル円:今日の見通し(2026年10月26日)
今日の基本構図は、日足が主要移動平均線の下で雲下部にある一方、5分足が主要線上へ戻した状態です。政策会合前で追随材料が乏しいため、156.80〜157.20円を中心とする持ち高調整を想定します。日足の戻り売り圧力を重く見て下落55%、短期の買い戻しを45%とし、米金利・株価・原油の組み合わせで傾きを修正します。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、景気指標の底堅さと10年債利回り5%がドルを支える一方、株安は金融環境の引き締まりと安全資産需要を通じて金利上昇を抑えます。FOMCが据え置いても、12月利上げの可能性を残すか、成長とインフレのどちらを重視するかで金利曲線は変わります。本日は指標の空白を、政策見通しの再評価時間として捉えます。
日本・欧州側では、日銀の展望レポートと植田総裁発言、ECBのフランス財政への評価が焦点です。日本の基調インフレが2%近辺でも、世界株安と原油高が家計・企業へ与える影響を踏まえれば、日銀は正常化の時期を慎重に選びます。フランスの格付け維持は急変を避けましたが、見通しネガティブが欧州のリスク選好を抑える可能性は残ります。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
23日の日足25日線は157.865円、75日線は158.654円、200日線は158.524円です。終値156.806円は3本すべてを下回り、上には157.85〜157.87円の25日線と、158.52〜158.65円の中長期線が控えます。日足の戻り局面では売りが出やすく、中期反発にはまず25日線回復が必要です。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
23日の日足転換線は157.511円、基準線は157.453円で、現在の雲はおおむね156.64〜157.53円です。終値は雲下部にあり、157.45〜157.53円は基準線・転換線・雲上部が重なる抵抗帯です。156.64円を割ると雲下抜けとなり、156.40円、156.07円へ調整余地が広がります。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
23日の日足MACDは+0.004、シグナル線は+0.142、ヒストグラムは-0.138です。MACD線はシグナル線を下回り、ヒストグラムもマイナスへ拡大しました。価格が主要移動平均線の下にあることと合わせ、中期モメンタムは弱く、短期反発が出ても戻り売りが入りやすい状態です。

26日朝の5分足156.989円は25本線156.897円、75本線156.897円、200本線156.836円を上回っています。転換線157.005円、基準線156.916円、雲156.916〜156.961円で、価格は雲上へ出ました。MACDは+0.038、シグナル線+0.026、ヒストグラム+0.013と短期は買い優勢ですが、157.00〜157.16円の戻り抵抗を越えるまでは日足下落への反発とみます。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率45%)
156.84〜156.90円を維持し、157.02円、157.16円を順に回復する展開です。米10年債利回りが5%近辺を保ち、株価も安定すれば、157.30円、157.45〜157.56円を試します。157.16円回復後に157.00円を維持できない場合、または156.84円を割る場合は否定します。
↘ 下落シナリオ(想定確率55%)
157.00〜157.16円の戻りが抑えられ、156.84円を5分足終値で割って戻せない展開です。株安と米金利低下が重なれば156.64円、156.40〜156.30円、前日安値156.07円を試します。157.16円を回復し、押し目でも157.00円を維持した場合は否定します。
時間帯別の展開予想
東京時間
政策会合前の国内機関投資家と輸入企業の持ち高調整、日本株の反応を確認します。米金利高止まりと株価安定がそろえば156.84〜156.90円を土台に157.02円、157.16円へ戻しやすくなります。反対に日本株安と米金利低下が重なり156.84円を割れば、156.64円方向を優先します。
欧州時間
フランスの格付け見通し悪化と独IFO景況指数を受け、欧州株・国債市場が落ち着くかを確認します。欧州株が安定し、米長期金利も5%近辺を維持すれば157.16円超えを試します。仏国債売りと欧州株安が安全資産需要へ波及すれば、156.84円、156.64円を再び試しやすくなります。
NY時間
主要指標が少ないため、FOMC前の米2年・10年債利回り、原油、NASDAQの持ち高調整を重視します。金利高・株価安定・原油高がそろえば157.16円から157.45円へ、株安と国債買いで金利が低下し156.84円を割れば156.64円から156.40円へ傾きます。入札直後の一時的なヒゲより、30分後の金利方向を優先します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年10月26日)
↕ 予想レンジ:156.40円〜157.60円
中心は156.80〜157.20円です。政策会合前で新規の高重要度材料が乏しく、先週末の株安と米金利・原油高の相殺が続くとみます。上は157.02円、157.16円を回復すると157.45〜157.60円へ、下は156.84円割れで156.64円、156.40円へ広がる見通しです。
🔁 上値抵抗線:157.00〜157.02円、157.16円、157.30円、157.45〜157.56円、157.85〜157.87円
157.00〜157.02円は心理的節目と朝方高値、157.16円は前日高値です。157.30円は戻りの中間目標、157.45〜157.56円は日足基準線・転換線・雲上部が重なる帯です。157.85〜157.87円は25日線で、中期反発を判断する強い抵抗です。
🔄 下値支持線:156.96円、156.91〜156.90円、156.84円、156.64円、156.40〜156.30円、156.07円
156.96円は5分足雲上部、156.91〜156.90円は基準線と短期線、156.84円は200本線付近です。156.84円を割って戻せない場合は日足雲下限156.64円、156.40〜156.30円へ下落余地が広がります。156.07円は前日安値で、割れると156円の心理的節目が焦点です。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は157.16円を5分足終値で越え、押し目でも157.00円を維持し、米金利または株価の安定が30分続くことを条件とします。下方向は156.84円を終値で割り、戻りでも156.90円を回復できず、株安または米金利低下が続くことを条件とします。薄い材料での単発のヒゲだけでは判断しません。
📅 本日の主な変動リスク
日米欧の政策会合を控えた持ち高調整、米10年債利回り5%、原油高、フランスの財政・格付け見通し、世界株の反応が主な変動要因です。予定指標が少ない日は、政策当局者や地政学の見出しで流動性が急に偏ることがあります。原油高を機械的なドル買い・円売りと決めつけず、株価と債券の反応を確認します。
📝 取引時の注意点
政策会合前の月曜日は方向感が乏しくても、欧州・NY入りで持ち高調整が急に強まることがあります。156.84〜157.16円の内側では追いかけず、外側へ出た後の押し戻しと、米金利・株価・原油の追認を待ちます。入札結果や一つの見出しだけで飛び乗らず、無効化条件と損失許容額を先に固定してください。