おはようございます。Trader MTです。昨日23日のドル円は、強い米PMIと追加利上げ観測を米長期金利の上昇が裏付け、157.380円から158.403円まで上昇しました。終値は158.284円、今朝は158.30円前後です。ただし、上昇は日足200日線158.416円の直前で止まり、トレンド転換を確認できたわけではありません。今日は158.40円台の抵抗を金利上昇とともに突破できるか、それとも前日の買いが巻き戻されて158.07円を割るかが焦点です。連休明けの東京勢の反応、米新規失業保険申請件数、3人の地区連銀総裁の発言を順番に確認します😌(公開時刻:08:44/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年9月23日)
23日のドル円は157.380円で始まりました。日本が祝日で国内勢の参加が限られるなか、前週末のレートチェック後に縮小していた円売りが再び優勢となり、アジア時間から欧州序盤にかけて157円台後半へ水準を切り上げました。祝日特有の薄い流動性だけで上昇したのではなく、米追加利上げ観測と米長期金利の上昇が同じ方向へ動いたことが、押し目の浅さにつながっています。
ロンドン市場は157.70円台で始まり、157.90円近辺までじり高となりました。日銀のレートチェック以前の水準をほぼ回復したことで、相場の焦点は単なる急落後の買い戻しから、158円台を定着できるかへ移りました。一方、レートチェック後の高値圏へ戻ったことで介入警戒も再点火し、金利が上昇しても値幅がそのまま上方向へ拡大するとは限らない状態でした。
NY市場は157.93円で始まり、9月の米製造業PMI速報値が57.0、サービス業PMIが58.7と、ともに市場予想を上回ると追加利上げ観測が強まりました。バーFRB理事の発言も政策調整の継続を意識させ、米10年債利回りは一時5.13%台へ上昇。ドル円は158.403円まで買われました。ただし、日足200日線158.416円を終値で越えられず、158.284円で終了しています。安値157.318円からの値幅は1.085円でしたが、上昇の最終局面で重要な抵抗帯にぶつかった形です。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年9月23日 | 157.380 | 158.403 | 157.318 | 158.284 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
日本は祝日で東京市場が休場しました。参加者が少ないなかでも157.32円近辺を割り込まず、時間の経過とともに安値を切り上げました。これは円売りの勢いだけでなく、前日の157円台回復を否定する売り材料が出なかったことを示します。ただし、国内実需や機関投資家が本格的に参加していないため、この上昇が連休明けにも維持されるかは今日の東京時間で改めて試されます。
欧州・NY時間
ロンドン市場では157.70円台から157.90円近辺へ上昇しました。欧州勢が祝日中の円安を巻き戻さず、レートチェック前の水準回復を追認した点が重要です。ただし、158円手前では介入警戒とイベント待ちの売りが交錯し、米指標が出るまでは上昇速度が抑えられました。値動きの主導権は、円独自の材料から米金利へ移っていきました。
NY市場では、製造業とサービス業のPMIがそろって予想を上回り、景気の底堅さとインフレ圧力の長期化が意識されました。バーFRB理事の発言も加わり、米10年債利回りが5.13%台へ上昇したことで、ドル円の上昇は158.403円まで加速しました。重要なのは、ドル買いが指標の初動だけでなく金利上昇を伴ったことです。一方、終値は200日線を越えられず、買い手がトレンド転換を確定させるには今日の追認が必要です。
ドル円:今日の注目材料(2026年9月24日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 17:10 | 🇺🇸 | ウィリアムズNY連銀総裁 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 21:30 | 🇺🇸 | 新規失業保険申請件数 | ⚡️⚡️ | 19.6万件 | 20.0万件 |
| 21:50 | 🇺🇸 | ハマック・クリーブランド連銀総裁 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 23:10 | 🇺🇸 | ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁 発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
最初の焦点は17時10分のウィリアムズNY連銀総裁発言です。前日の強いPMIを受けた金利上昇を追認するのか、それとも政策判断を急がない姿勢を示すのかで、欧州時間のドル買いの持続性が変わります。21時30分の米新規失業保険申請件数は前回19.6万件、予想20.0万件。PMIで強まった景気認識を労働市場が裏付けるかを確認する指標です。
NY時間は21時50分のハマック・クリーブランド連銀総裁発言、23時10分のポールソン・フィラデルフィア連銀総裁発言が続きます。3人の発言を一括りにせず、前日のバーFRB理事の見方をそれぞれが追認するのか、政策見通しの不確実性を強調するのかを分けて確認します。米中首脳会談の報道は方向を先決めせず、米国債利回り・株価・ドル指数のどこへ波及したかを見てからドル円への影響を判断したい局面です。
ドル円:今日の見通し(2026年9月24日)
今日の基本構図は、前日に強まった米金利主導のドル買いと、158円台で再び強まる介入警戒・日足200日線の売り圧力との綱引きです。158.30円前後は上昇再開を追う位置ではなく、158.403〜158.416円を突破できるかを試す直前の水準です。上抜けには米金利の続伸が必要で、反対に5分足200本線158.069円を割ると、前日の買いが短期の持ち高調整へ転じやすくなります。中心レンジは158.10〜158.50円ですが、レンジ上限と下限のどちらを先に終値で抜けるかを重視します。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、前日のPMI上振れによって『景気減速を理由に引き締めを止める』との見方が後退し、米10年債利回りが5.13%台へ上昇しました。今日の失業保険申請件数が予想20.0万件を下回り、さらにウィリアムズ総裁、ハマック総裁、ポールソン総裁の発言が政策調整の継続を否定しなければ、金利上昇の持続性が高まります。逆に申請件数が明確に増え、発言でも慎重論が続けば、昨日のPMIを材料に積み上がったドル買いは利益確定へ傾きます。数字そのものより、米2年・10年債利回りが昨日の高値を更新するかが為替への伝達確認です。
日本側では、連休中に約1円上昇した水準を国内実需と機関投資家が受け入れるかが焦点です。158円台の買いが続いても、レートチェック後の水準へ戻ったことで当局警戒は上昇幅に対して非対称に働きます。つまり、米金利が少し上がるだけでは上値を追いにくい一方、けん制発言が出れば円売りポジションの巻き戻しが速くなる可能性があります。米中首脳会談の報道も、リスク選好なら単純に円安、緊張なら単純に円高と決めつけず、株価と米金利の反応を経由して判断します。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は157.070円、75日線は159.705円、200日線は158.416円です。終値158.284円は25日線を回復した一方、200日線の直下で止まりました。この並びは短期反発が進んでいても、中期の戻り売り帯をまだ突破していないことを示します。158.416円を終値で越えれば、売り手の防衛線が日足雲下限の158.90円前後へ後退します。反対に158.07円を割ると、200日線突破に失敗した形が意識され、157.80円から25日線157.070円まで調整余地が広がります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は155.820円、基準線は156.640円です。価格は両線を大きく上回ったものの、雲の下にあり、上値には158.90円前後から雲の抵抗が控えます。転換線・基準線からの乖離は反発の強さを示す一方、短期的な買われ過ぎを調整する余地も示します。158.42円を越えても158.90円までは抵抗帯の内部であり、真の上昇再開を判断するには雲下限での反応まで確認が必要です。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.485、シグナル線は-0.949、ヒストグラムは+0.464です。MACD線がシグナル線を上回り、ヒストグラムも拡大しているため、下落モメンタムから反発モメンタムへの移行は明確です。ただし、両線はなおゼロライン下にあり、中期上昇トレンドへの復帰は未確認です。価格が200日線を突破する動きとMACDの改善が同時に続くか、それとも価格だけが先行して失速するかを見分ける局面です。

5分足では、今朝の158.297円が25本線158.304円の直下、75本線158.296円の上、200本線158.069円の上にあります。25本線と75本線が158.30円付近へ収束し、MACDも-0.004、シグナル線-0.007、ヒストグラム+0.003とゼロ近辺です。これは上昇直後の勢いが消えたのではなく、方向選択を待つ圧縮局面です。158.403〜158.416円を抜けた後に158.30円台を押し目として維持できれば上放れの信頼度が上がります。逆に158.069円を割り、戻りでも158.10円を回復できなければ、前日の上昇波がいったん終了したと判断しやすくなります。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率52%)
158.07円を維持したまま、前日高値158.403円と日足200日線158.416円を5分足終値で上抜け、押し戻されても158.30円台を保つ展開です。失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示し、ウィリアムズ総裁・ハマック総裁・ポールソン総裁の発言後も米10年債利回りが5.13%台を維持または更新すれば、158.90円の雲下限、159.00円へ上値余地が広がります。158.42円を一時的に越えても金利が反落する場合はブレイク失敗として扱います。
↘ 下落シナリオ(想定確率48%)
158.403〜158.416円で再び上値を止められ、5分足200本線158.069円を終値で下抜けた後、戻りでも158.10円を回復できない展開です。失業保険申請件数の増加や地区連銀総裁の慎重な発言で米金利が低下すれば、157.80円、前日安値157.318円が支持候補となります。連休中に積み上がった円売りの巻き戻しや介入警戒が重なると下落速度が上がるため、158.07円割れ後の金利と出来高を確認します。
時間帯別の展開予想
東京時間
連休中に157円台前半から158.30円前後まで上昇したため、国内勢の最初の判断は追随買いより持ち高の組み直しになりやすいでしょう。158.42円を試しても実需の売りに押し戻されるのか、158.07円への下押しを機関投資家の買いが吸収するのかを確認します。158円台で当局者のけん制が出た場合は、価格だけでなく1分・5分足の戻りの速さに注意が必要です。
欧州時間
欧州勢が158.40円台を売り場とみるか、前日の金利上昇を追認して上抜けを試すかが焦点です。17時10分のウィリアムズNY連銀総裁発言後に米金利が上向けば158.42円突破の条件が整いますが、慎重な内容で金利が反落すれば158.07円への調整が先行しやすくなります。米中首脳会談の見出しは、ドル指数・株価・米金利の反応が一致するまでは方向材料と決めつけません。
NY時間
21時30分の米新規失業保険申請件数で労働市場を確認し、21時50分のハマック・クリーブランド連銀総裁発言、23時10分のポールソン・フィラデルフィア連銀総裁発言を別々の材料として評価します。申請件数が予想より少なくても金利が上がらなければ、強い結果は織り込み済みです。反対に数字が弱くても金利が下がらなければドル売りを追いかけにくくなります。イベントごとの初動より、158.42円または158.07円の外側で次の5分足が定着するかを優先します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年9月24日)
↕ 予想レンジ:157.30円〜159.00円
中心は158.10〜158.50円です。前日の値幅が1円を超えた直後で、上には前日高値と200日線が重なる158.40円台、下には5分足200本線158.069円があり、まず狭い攻防から始まるとみます。158.416円を金利上昇とともに越えれば雲下限158.90円から159.00円、158.069円を割って戻せなければ157.80円から157.32円まで値幅が広がる想定です。
🔁 上値抵抗線:158.42円、158.90円、159.00円
158.42円は前日高値158.403円と日足200日線158.416円が重なる最重要の抵抗です。一度越えるだけでは不十分で、押し目で158.30円台を保ち、米長期金利も高値圏を維持することが必要です。その条件がそろえば日足雲下限の158.90円、心理的節目159.00円が次の目標になります。158円台では介入警戒が強いため、急伸後の長い上ヒゲは失敗のサインとして扱います。
🔄 下値支持線:158.07円、157.80円、157.32円
158.07円は5分足200本線が位置し、前日の上昇波を維持できるかの判定線です。ここを割った後に158.10円を回復できなければ、NY市場の上昇起点に近い157.80円、前日安値157.318円へ調整しやすくなります。157.32円も維持できない場合は、日足25日線157.070円まで戻り売りが優勢になるため、反発局面での出来高を確認します。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は158.42円を5分足終値で越え、その後の押し目でも158.30円を維持し、米長期金利が反落しないことが条件です。下方向は158.07円を割り、戻りでも158.10円を回復できず、米金利も前日高値から低下することを条件とします。価格だけが先行し、金利が追随しないブレイクはだましになりやすいため追随を控えます。
📅 本日の主な変動リスク
連休明けの東京市場、米中首脳会談、17時10分のウィリアムズNY連銀総裁発言、21時30分の米新規失業保険申請件数、21時50分のハマック・クリーブランド連銀総裁発言、23時10分のポールソン・フィラデルフィア連銀総裁発言、米長期金利、為替介入を巡る当局者発言、中東情勢、原油価格が主な変動要因です。
📝 取引時の注意点
158.07〜158.42円は、5分足の移動平均線収束と日足200日線が挟む判定待ちのゾーンです。この範囲内で方向を決めつけず、ブレイク後の押し戻しと米金利の追随を確認します。新規失業保険申請件数と各地区連銀総裁の発言は時間を置いて続くため、最初の材料で建てたポジションが次の発言で反転するリスクがあります。予想レンジや確率は保証ではなく、損失許容額を先に決めたうえで実際の反応を優先してください。
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