ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年8月26日)

ドル円コンパス 2026年8月26日の為替相場予想

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、五・十日の実需買いや原油・米金利の上昇を背景に159.491円まで上値を伸ばしたものの、海外時間は重要イベントを控えた持ち高調整に押され、159.20円前後へ収れんしました。今朝7時前は159.22円近辺。今日は米PCEデフレーターとGDP改定値が同時に発表されるため、日中の小幅な値動きより、159.50〜60円か159.00円のどちらを指標後に抜けるかが焦点となります😌(公開時刻:07:35/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年8月25日)

25日のドル円は159.080円で取引を開始しました。東京早朝は159.00円台で方向感を探ったあと、五・十日の仲値に向けた輸入企業のドル買いが入り、159.20円台へ上昇。さらに原油価格と米長期金利が上向くと、日米金利差を意識した円売りも加わり、昼前には159.40円近辺まで水準を切り上げました。

午後は原油と米金利の上昇が一服したことで159.20円台へ押し戻されましたが、欧州勢の参入後にドル買いが再開し、一時159.491円まで上伸しました。もっとも、159.50円を目前に追随買いは続かず、ロンドン時間後半からNY時間にかけては159.20〜30円台を中心とする持ち合いへ移行。日中の上昇分を一部縮小し、終値は159.183円となりました。

米8月消費者信頼感指数は89.4と市場予想90.2を下回り、7月分も90.2へ改定されました。ただ、ドル円の反応は限られ、翌日の米PCEデフレーターとGDP改定値を前に新たな方向を作るには至っていません。一方、ボストン連銀のコリンズ総裁から、インフレ鈍化が持続しなければ近く利上げが必要になり得るとの発言が伝わり、ドルの下値を支える材料となりました。米10年債利回りと原油価格は最終的に低下しており、東京時間に見られたドル買いの勢いが海外時間まで続かなかった背景と考えられます。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年8月25日 159.080 159.491 159.024 159.183

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京市場は159.00〜10円台で始まり、五・十日の仲値に向けて実需のドル買いが優勢となりました。159.20円台へ乗せた後も、原油価格と米国債利回りの上昇がドルを押し上げ、昼前には159.40円近辺まで上伸。輸入企業の買いと金利材料が同じ方向に働いたため、値幅の割に下押しの浅い展開となりました。

午後に入ると、原油高と米金利上昇が反転し、ドル円も159.20円台へ調整しました。イラン情勢を巡る報道に市場が反応する場面はあったものの、方向を決めたのはニュースの見出しそのものではなく、原油と債券市場の値動きです。その後は欧州勢の買いを受けて再び上向き、東京市場の終盤には159.40円台を回復。実需買いで形成した上昇を海外市場へ引き継いだ格好となりました。

欧州・NY時間

ロンドン時間は中東情勢を背景とする安全資産としてのドル需要も意識され、ドル円は159.491円まで上値を拡大しました。しかし、159.50円付近では利益確定売りが優勢となり、上昇は一服。米PCEデフレーター、GDP改定値、ジャクソンホール会議を控えて積極的に持ち高を傾けにくく、159.20円台へ押し戻されました。

NY市場では159.20〜30円台を中心に、限られた値幅で推移しました。米消費者信頼感指数は予想を下回りましたが、弱い結果へのドル売りは持続せず、コリンズ総裁のタカ派的な発言が下支えとなりました。他方、米10年債利回りは4.6327%へ低下し、WTI原油先物も82.36ドルまで反落。米金利と原油が東京時間とは逆方向に動いたため、159.50円を突破するだけの材料は整わず、159.183円で一日を終えています。

ドル円:今日の注目材料(2026年8月26日)

✅ 8月26日(水)の重要度の高い経済指標
時間 通貨 指標・要人発言 重要度 前回 予想
21:30🇺🇸個人所得⚡⚡⚡+0.2%+0.2%
21:30🇺🇸個人消費支出⚡⚡⚡+0.3%+0.1%
21:30🇺🇸PCEデフレーター(前年比)⚡⚡⚡+3.7%+3.6%
21:30🇺🇸コアPCEデフレーター(前月比)⚡⚡⚡+0.1%+0.2%
21:30🇺🇸コアPCEデフレーター(前年比)⚡⚡⚡+3.3%+3.3%
21:30🇺🇸GDP改定値⚡⚡+1.5%+1.5%
21:30🇺🇸個人消費改定値⚡⚡+3.2%+3.2%
21:30🇺🇸GDPデフレーター改定値⚡⚡+6.2%+6.2%
21:30🇺🇸コアPCEデフレーター改定値⚡⚡+3.4%+3.4%

本日は、日本の「◎」に該当する経済指標は予定されていません。米国では21時30分に、7月の個人所得・個人消費支出とPCEデフレーター、4〜6月期GDP改定値が一斉に発表されます。なかでもFRBが物価判断で重視するコアPCEは、前月比が前回+0.1%から+0.2%へ加速し、前年比は+3.3%で横ばいの予想。総合PCEは前年比+3.6%と、前回+3.7%から小幅に鈍化する見通しです。

市場の反応は、インフレと成長の組み合わせで決まります。コアPCEが予想を上回り、GDP改定値も上方修正されれば、追加利上げ観測を通じて米金利とドルが上昇しやすくなります。反対に、物価と個人消費がともに弱ければ、景気減速を意識した米金利低下がドル円を押し下げる公算です。翌27日からはジャクソンホール会議が始まり、米国株の引け後にはエヌビディアの決算も予定されているため、指標後に値が走っても、イベント前の持ち高調整で反転する可能性を残します。

ドル円:今日の見通し(2026年8月26日)

今日のドル円は159.22円前後を起点に、米指標までは159.10〜159.50円を中心とする持ち合いを想定します。日足は200日線を上回って下値を切り上げる一方、25日・75日線と基準線の下にあり、反発途上の域を出ていません。5分足も159.20円近辺に主要線が密集しており、日中は方向感に欠けやすい配置です。21時30分の米PCEとGDPを受け、159.50〜60円を上抜くか、159.00円を割り込むかが次の方向を決める分岐点となります。

ファンダメンタルズ分析

米国側では、コリンズ総裁の発言に表れたインフレ警戒がドルを支える半面、前日の米長期金利と原油価格の低下が上値を抑えています。PCEのうち、とりわけコア指数が予想を上回れば、利上げ観測の再評価を通じて159.50円超えを試しやすくなるでしょう。ただし、個人消費支出の予想は前月比+0.1%と前回+0.3%から鈍化しており、物価だけが強く消費が弱い場合、初動後に方向感を失う可能性があります。

日本側では、日銀の追加利上げ観測が円を下支えする構図に大きな変化はありません。米金利が明確に上向かない限り、159円台後半では日米金融政策の方向差を意識した戻り売りが出やすいとみられます。一方、中東情勢が原油高と米インフレ懸念を同時に強めれば、円買いよりドル買いが優勢になる場面も想定されます。今日はPCEの数字だけでなく、米2年・10年債利回りと原油が同じ方向へ追随するかが、値動きの持続性を測る手掛かりです。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は159.906円、75日線は160.458円、200日線は158.341円です。終値159.183円は200日線を約84銭上回ったものの、25日・75日線には届いておらず、長期支持を維持しながら中期的な調整が続く形です。上方向は159.90円から160.46円に抵抗が集中し、下方向は200日線158.34円が反発基調を保てるかの最終防衛線となります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
終値は転換線158.904円と雲下限158.64円前後を上回る一方、基準線159.606円を下回っています。価格は雲の内部にあり、下落局面からの修復は進んでいるものの、上昇トレンドへの復帰を確認できる段階ではありません。昨日高値159.491円を越えた先では基準線159.606円が抵抗となり、ここを終値ベースで回復できれば160円方向への余地が広がります。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.546、シグナル線は-0.635、ヒストグラムは+0.089です。両線はゼロライン下にありますが、MACD線がシグナル線を上回り、ヒストグラムもプラス幅を拡大しています。下落モメンタムの後退は鮮明で、200日線を維持する限り自律反発が続く余地があります。ただし、MACDがゼロラインを回復するまでは、中期的な地合いが完全に好転したとの判断は早計です。

5分足では、25日夕方の159.491円を頂点に上値を切り下げ、26日早朝には159.10円付近まで調整した後、159.22円前後へ戻しています。今朝7時前の価格は25本線159.193円と一目均衡表の転換線159.203円、基準線159.180円を上回る一方、75本線159.221円と重なり、200本線159.272円の下に位置します。MACDはゼロ近辺で小幅なゴールデンクロスを形成しており、反発の芽はあるものの、159.27〜30円を越えるまではレンジ内の戻しと捉えるのが妥当です。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率50%)
上昇シナリオでは、159.10円台を維持して159.30円を上抜け、昨日高値159.491円から日足基準線159.606円の抵抗帯を突破するケースを想定します。コアPCEが予想を上回り、GDPも上方修正され、米金利の上昇を伴えば159.90円から160.00円が次の目標です。160円近辺は心理的節目に加えて25日線も控えるため、到達後は利益確定売りと為替介入への警戒が強まりやすくなります。

下落シナリオ(確率50%)
下落シナリオでは、159.27〜50円の抵抗帯で戻りを抑えられ、159.00円を明確に割り込む展開を見込みます。PCEと個人消費が予想を下回り、米長期金利が低下すれば、日足転換線の158.90円、続いて雲下限に近い158.65円が視野に入ります。158.65円を下抜けると、200日線158.341円方向への調整が意識され、足もとの反発局面はいったん仕切り直しとなります。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は159.20円を軸に、前日高値へ向けた戻りが続くかを確認する展開となりそうです。国内に重要指標がなく、実需フローや日本株、米国債先物が主な手掛かりとなります。159.30円を上回れば159.40〜50円を試す余地がある一方、159.10円を割り込むと159.00円までの調整を想定。米指標を控えているため、仲値通過後は値幅が縮まりやすいでしょう。

欧州時間
欧州時間は159.00〜50円のレンジを基本線とし、米金利と原油価格の変化を見極める時間帯です。前日と同様に欧州勢のドル買いが入れば159.50円を試す可能性がありますが、21時30分に重要指標が集中するため、ブレイクが定着しない限り追随は限られそうです。指標前のポジション調整による一時的な振れを、相場の方向転換と取り違えないよう注意が必要です。

NY時間
NY時間は21時30分の米PCEデフレーターとGDP改定値が最大の焦点です。強い物価と成長、米金利上昇がそろえば159.60円を越えて160円方向、弱い物価・消費と米金利低下が重なれば159.00円を割り、158.90〜65円方向が意識されます。複数の統計が同時に出るため、結果が強弱まちまちなら初動が反転しやすくなります。発表直後の値動きだけでなく、米金利が15〜30分後も同じ方向を維持しているかまで確認したい場面です。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年8月26日)

予想レンジ:158.80円〜160.00円
今日は158.80〜160.00円のレンジを想定します。中心は159.10〜159.50円で、東京から欧州時間はイベント待ちの持ち合い、NY時間は米PCEとGDPを受けてレンジ外を試す展開が基本線です。日足MACDは改善していますが、価格は中期移動平均線と基準線の下にあり、強弱は拮抗。指標結果と米金利が同じ方向へそろって初めて、持続的なブレイクにつながるとみています。

🔁 上値抵抗線:159.30円、159.50円、159.60円、159.90〜160.00円
最初の抵抗は5分足200本線に近い159.27〜30円です。ここを越えると昨日高値159.491円、続いて日足基準線159.606円が焦点となります。159.60円を明確に上抜ければ25日線159.906円と心理的節目160.00円へ上値余地が広がりますが、160円近辺では戻り売りと介入警戒が強まる可能性があります。

🔁 下値支持線:159.10円、159.00円、158.90円、158.65円
下方向では、今朝の反発起点となった159.10円と心理的節目159.00円が最初の支持帯です。159.00円を割り込むと日足転換線158.904円、その下では雲下限に近い158.65円が重要になります。158.65円を明確に下抜けた場合は、200日線158.341円まで支持が薄くなり、下落幅が拡大しやすくなります。

📉 ブレイクアウト条件
上方向は、159.50〜60円を5分足終値で明確に上抜け、米2年・10年債利回りの上昇が続くことを条件とします。この場合は159.90〜160.00円を目標に上値余地が広がります。下方向は159.00円を割ったあと、158.90円で戻せずに158.65円を下抜くことがポイントです。その場合は日足200日線158.34円前後までの調整を見込みます。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、米PCEとGDP改定値の市場予想との乖離、同時発表される各項目の強弱不一致、米長期金利と原油価格、中東情勢を巡る突発的な報道、ジャクソンホール会議を前にした要人発言、米国株引け後のエヌビディア決算、日銀の追加利上げ観測、為替介入への警戒です。複数材料が重なるため、指標の一項目だけを見て方向を決めるのは避けたいところです。

☑️ 投資判断における留意点
日足は200日線を維持してMACDも改善していますが、159.50〜60円には昨日高値と基準線が重なり、上値の壁は明確です。日中の小幅な上下を追うより、米指標後に159.60円超えか159.00円割れのどちらが定着するかを見極める局面といえます。発表直後は複数統計への機械的な売買で値が往復する可能性が高いため、初動を追いかけず、米金利との方向一致を確認しながらポジション量を抑える姿勢が有効です。

免責事項

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