おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、トランプ政権によるカナダへの追加関税を受けたカナダドル安の余波から158.551円まで下押ししたものの、欧州時間には地政学リスクと米金利を手掛かりに159.282円まで切り返しました。もっとも、買い一巡後は159円台前半で上値が重く、今朝7時前は159.06円前後。今日は米消費者信頼感指数を控え、159.30円の上抜けと158.90円の下抜けのどちらが先に定着するかを見極める一日になりそうですね😌(公開時刻:07:36/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年8月24日)
24日のドル円は158.971円で取引を開始しました。東京早朝は、トランプ米政権がカナダに50%の追加関税を課す方針を示したことを受けてカナダドルが急落し、その動きがドル円にも波及。薄い時間帯の持ち高調整も重なり、一時158.551円まで下値を広げました。ただ、売り一巡後は原油価格と米長期金利が下支えとなり、158.80〜90円台へ戻す展開となりました。
欧州勢の参入後はドル買い・円売りが優勢となり、前週高値を上抜けたことで短期筋のストップを巻き込みながら159.282円まで上昇しました。中東情勢の長期化に伴う原油高・インフレ懸念に加え、米長期金利の持ち直しがドルを支えた格好です。一方、NY時間は米PCEデフレーターやジャクソンホール会議を前に積極的な上値追いが続かず、159円台前半で往来。終値は159.080円となり、日足は前日比10.8銭の小幅高で引けました。
ベッセント米財務長官は、イランと取引を続ける国や企業に対し、デジタル資産、技術、金、航空、海運の5分野を中心に制裁を強化する方針を表明しました。ただし、発表直後の市場反応は限定的で、相場の本筋は地政学ヘッドラインそのものより、原油価格と米金利がどの程度動くかに移っています。安値から約73銭を戻した点は下値の堅さを示す一方、159.30円手前で伸び悩んだことから、戻り局面が一段進んだと判断するにはなお確認が必要です。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年8月24日 | 158.971 | 159.282 | 158.551 | 159.080 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京市場は、週明け早朝に起きたカナダドル急落の余波を受け、158.50円台まで売られる荒い立ち上がりとなりました。トランプ政権がカナダに対する自動車関税を50%へ引き上げる方針を示したことでカナダドル売りが加速し、主要通貨全体のドル買い・円買いが交錯。ドル円は方向感を失いながら一時的に下振れしましたが、流動性の回復とともに158.80円台へ持ち直しています。
午前から午後にかけては158.80〜90円台を中心に推移しました。原油価格と米国債利回りが下げ渋ったことがドルを支えた半面、ベッセント財務長官の会見を控えて新規ポジションを傾けにくく、値幅は次第に縮小。午後5時前には欧州勢のドル買いが入り、159円台へ水準を切り上げました。東京時間は早朝の特殊なフローを吸収し、海外市場に向けて相場の重心を159円近辺へ戻した時間帯と位置づけられます。
欧州・NY時間
ロンドン時間は159.15円前後まで買いが先行し、前週高値を上抜けると短期筋のストップを誘発。中東情勢の長期化による原油高・インフレ懸念が意識され、米長期金利の上昇とともに159.282円まで上値を伸ばしました。ただ、159.30円を目前に買いの勢いは鈍化。前日の急変から短時間で大きく戻したこともあり、追随買いより利益確定売りが出やすい地合いとなりました。
NY市場では159.00〜10円台を中心とした持ち合いが続きました。ベッセント財務長官は対イラン制裁の強化策を示しましたが、内容は一定程度織り込まれていたとみられ、ドル円への直接的な反応は限られました。また、米財務省が保有現金を長期国債の買い戻しに活用する可能性が報じられると米10年債利回りが低下し、ドルの上値を抑制。米PCEデフレーターやジャクソンホール会議を控えた様子見も重なり、159.08円で取引を終えています。
ドル円:今日の注目材料(2026年8月25日)
| 時間 | 通貨 | 指標・要人発言 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23:00 | 🇺🇸 | 消費者信頼感指数 | ⚡⚡ | 90.8 | 90.2 |
本日は、日本の「◎」に該当する経済指標は予定されていません。米国では23時の消費者信頼感指数が焦点で、前回90.2に対し、市場予想は90.8。個人消費の先行きを映す家計心理が改善していれば米景気への過度な懸念が後退し、米金利上昇を通じてドル買いを促す可能性があります。反対に予想を下回り、現況判断や期待指数にも弱さが見られれば、利下げ観測の再燃からドル円の調整圧力が強まりそうです。
もっとも、市場参加者の視線は週後半にも向いています。26日の米PCEデフレーター、27〜29日のジャクソンホール会議を控え、消費者信頼感指数だけで金融政策の見通しが大きく変わるとは限りません。対イラン制裁とカナダ関税を巡る追加ヘッドライン、原油価格、米長期金利が同時に動く場合には、指標の結果以上に値幅が広がる可能性があります。今日の材料は単独で追うより、米金利が反応を持続できるかまで確認したいところです。
ドル円:今日の見通し(2026年8月25日)
今日のドル円は159.06円前後を起点に、158.90〜159.30円を中心とした持ち合いを想定します。昨日は158.551円から159.282円まで反発し、日足では200日線を維持しましたが、今朝の5分足は主要移動平均線と一目均衡表の雲を下回っており、短期的には戻り売りが入りやすい配置です。下値を切り上げながら159.30円を突破できるか、あるいは158.90円を割って昨日安値方向へ調整するかが、次の値幅を決める分岐点となります。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、堅調な景気指標と地政学・関税を背景としたインフレ警戒がドルを支える一方、長期国債の買い戻し観測と週後半の重要イベントを前にした持ち高調整が上値を抑えています。消費者信頼感指数が予想を上回り、米10年債利回りも上昇すれば、昨日高値159.282円を上抜ける展開が現実味を増すでしょう。逆に指標が弱く、金利低下を伴う場合は、昨日の反発分を巻き戻すドル売りが出やすくなります。
日本側では日銀の追加利上げ観測が円の下支え要因として残る半面、原油高は輸入コストの増加を通じて円の重しにもなり得ます。足もとは米金利と日銀観測の綱引きで、どちらか一方の材料だけでは方向が定まりにくい状態です。対イラン制裁が原油高と米金利上昇につながるのか、それとも地政学リスクを嫌気した円買いを誘うのかによって反応が分かれるため、ヘッドラインと実際の市場価格を切り分けて判断する必要があります。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足の25日線は160.065円、75日線は160.437円、200日線は158.318円です。終値159.080円は200日線を約76銭上回った一方、25日・75日線の下に位置しており、長期サポートを維持しながら中期調整が続く配置です。158.30円台を守る限り反発余地は残りますが、戻りの質が改善するには159.60円、さらに160.00〜45円に控える中期線の回復が必要になります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
終値は転換線158.904円と雲下限158.43円前後を上回る一方、基準線159.606円を下回っています。日足は雲の内部に位置しており、下値の修復は進んでいるものの、159.60円付近の基準線が戻り相場の壁です。159.30円を上抜ければ基準線を試す余地が広がり、158.90円を割り込めば転換線から200日線158.318円までの調整が意識されます。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは-0.591、シグナル線は-0.657で、ヒストグラムは+0.066です。両線はゼロライン下にあるものの、MACD線がシグナル線を上回り、ヒストグラムもプラス幅を拡大。下落モメンタムは着実に和らいでいます。ただし、中期移動平均線を回復していない以上、現段階は下降トレンドの終了ではなく、調整局面における自律反発と捉えるのが妥当です。

5分足では、24日午前の158.70円前後から夕方に159.282円まで切り返したあと、NY時間は159.00〜15円台を中心に推移しました。今朝7時前の159.064円は、25本線159.102円、75本線159.130円、200本線159.114円のすべてを下回り、一目均衡表の雲159.095〜125円前後の下側です。MACDはマイナス圏で小幅にゴールデンクロスしていますが、159.13〜15円を回復するまでは短期的な上値の重さが残ります。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(確率55%・やや優勢)
上昇シナリオでは、158.90円台を維持して短期移動平均線が集まる159.13〜15円を回復し、昨日高値159.282円を明確に上抜けるケースを想定します。米消費者信頼感指数が予想を上回り、米長期金利の上昇を伴えば、日足基準線の159.60円から159.70円まで上値余地が広がります。ただし、159.60円より上では戻り売りが増えやすく、160円方向へ進むには週後半を見据えた新たなドル買い材料が必要です。
↘ 下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、159.13〜30円の抵抗帯で戻りを抑えられ、158.90円を明確に割り込む展開を見込みます。消費者信頼感指数の下振れや米長期金利の低下、地政学リスクを受けた円買いが重なれば、158.70円、続いて昨日安値158.551円が視野に入ります。158.55円を下抜けると、日足200日線158.318円まで調整幅が広がりやすく、反発局面はいったん仕切り直しとなります。
時間帯別の展開予想
東京時間
東京時間は159円を挟み、昨日の反発を引き継げるかを確認する展開となりそうです。仲値にかけて159.13〜15円を上回れば159.28〜30円を試す余地がある一方、159円割れが定着すると158.90円まで調整しやすくなります。国内の重要指標がないため、実需フロー、株価、米国債先物に左右される持ち合いが基本線です。
欧州時間
欧州時間は、前日に上値を抑えた159.28〜30円と、下値支持となる158.90円の攻防を想定します。米金利と原油価格が上向けばレンジ上限を試しやすく、東京時間に158.90円を割り込んだ場合は158.70円まで下値余地が広がります。週後半の重要イベントを控えているため、どちらかへ振れても追随が続かず、レンジ内へ戻る動きには注意が必要です。
NY時間
NY時間は23時の米消費者信頼感指数が最大の焦点です。予想を上回り、米金利が上昇すれば159.30円を突破して159.60〜70円方向、弱い結果と金利低下が重なれば158.90円を割り、158.70〜55円方向が意識されます。発表直後は総合指数だけでなく、現況判断や期待指数の中身によって初動が反転する場合もあるため、最初の値動きを追いかけず、米金利とドルの方向がそろうかを確認したいところです。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年8月25日)
↕ 予想レンジ:158.50円〜159.70円
今日は158.50〜159.70円のレンジを想定します。中心は158.90〜159.30円で、東京から欧州時間は昨日高値を上限とした持ち合い、NY時間は米消費者信頼感指数と米金利を手掛かりにレンジ外を試す展開が基本線です。日足と5分足の方向が一致していないため、一方向へ追随するより、節目を抜けた後の定着を確認する局面と考えます。
🔁 上値抵抗線:159.15円、159.30円、159.60円、159.70円
最初の抵抗は、5分足の主要線が集まる159.13〜15円です。ここを回復すると昨日高値159.282円と心理的節目159.30円が焦点となり、明確に上抜ければ日足基準線159.606円を試しやすくなります。159.60〜70円を維持できれば戻り基調は一段強まりますが、160円台には25日・75日線が控えており、上値追いには米金利上昇の持続が欠かせません。
🔁 下値支持線:159.00円、158.90円、158.70円、158.55円
下方向では、心理的節目159.00円と日足転換線に近い158.90円が最初の支持帯です。158.90円を割り込むと東京早朝に買いが入った158.70円、その下では昨日安値158.551円が重要になります。158.55円を明確に下抜けた場合は、日足200日線158.318円まで支持が薄くなり、日足の反発基調も後退します。
📉 ブレイクアウト条件
上方向は、159.30円を5分足終値で明確に上抜け、米長期金利の上昇を伴うことが条件です。この場合は159.60円から159.70円へ上値余地が広がります。下方向は158.90円を割ったあと、158.70円で戻せずに昨日安値158.55円を下抜くことがポイントで、その場合は日足200日線158.32円前後までの調整を想定します。
⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、米消費者信頼感指数の市場予想との乖離、対イラン制裁とカナダ関税を巡る追加報道、原油価格、米長期金利、ジャクソンホール会議を前にした要人発言、日銀の追加利上げ観測、為替介入への警戒です。地政学材料は原油高・ドル買いとリスク回避の円買いを同時に誘う場合があるため、ニュースの見出しだけで方向を決めないよう注意してください。
☑️ 投資判断における留意点
日足は200日線を維持してMACDも改善する一方、5分足は主要移動平均線と雲の下にあり、時間軸によって強弱が分かれる局面です。159.00円近辺では小幅な上下を追わず、159.30円超えか158.90円割れのどちらが定着するかを確認したいところ。米指標の直後は初動と米金利の反応が一致しない場合もあるため、値幅が出た場面ほどポジション量を抑え、週後半の重要イベントまで余力を残す姿勢が有効です。
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