ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年8月6日)

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、日米協調介入後の追加介入警戒と押し目買いがぶつかり、157円台前半から後半のレンジ内を往来しました。東京午前は五・十日の実需売りや米長期金利・原油相場の低下を受けて157.30円近辺まで下落しましたが、午後には157円台後半へ反発。NY時間はADP雇用統計とISM非製造業景況指数が予想を下回ったものの、米金利が底堅く推移したため下落は続かず、157.74円で取引を終えています。日足は小幅陽線ですが、価格は200日線付近の下にあり、戻りの強さを見極める局面です😌(公開時刻:08:01/日本時間)。

ドル円:昨日の振り返り(2026年8月5日)

昨日のドル円は157.69円台でスタートしたあと、日米協調介入を受けた円高の流れと、その反動によるドルの買い戻しが交錯しました。東京午前は五・十日に伴う輸出企業などのドル売りが優勢となり、午前11時前後には157.30円近辺まで下落。一方、同水準では押し目買いも入り、午後から欧州序盤にかけて157円台後半へ切り返しました。NY時間には米雇用・景況感指標を受けて再び円高方向へ振れる場面があったものの、売りは続かず、終日を通して方向感の乏しい展開となりました。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年8月5日 157.697 157.873 157.304 157.741

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

東京時間のドル円は157.70円前後で取引を開始しました。日米協調介入後の急落に対する買い戻しが下値を支える一方、追加介入への警戒感が上値を抑え、朝方は157円台後半で小動きとなりました。午前9時以降は五・十日の仲値に向けて輸出企業などのドル売りが優勢となり、157.40円台へ下落。いったん157.70円近辺まで戻したものの、午前11時前後には再び売りが強まり、日中安値となる157.304円まで水準を切り下げました。

午前中は時間外取引で米長期金利と原油相場が低下したことも、ドル円の重しになりました。また、米財務長官による円相場安定への強い姿勢を受け、追加の日米協調介入に対する警戒も意識されました。ただし、157.30円近辺ではドルの買い戻しが入り、午後には157.60円台へ反発。東京市場終盤には157.70円台を回復し、欧州勢の参入後には一時157.873円まで上昇しました。

欧州・NY時間

欧州時間は、協調介入後の円高に対する反動からドルを買い戻す動きが見られ、157円台後半を中心に推移しました。ただし、158円に近づくと追加介入への警戒が強まり、上値を追う動きは限定的でした。中東情勢をめぐってホルムズ海峡の通航再開に向けた協議が進展するとの期待もあり、原油高と「有事のドル買い」が巻き戻されやすい環境が続きました。

NY時間では、7月ADP雇用統計が前月比4.4万人増となり、市場予想を下回ったことで、ドル円は一時157円台半ばへ下落しました。その後に発表されたISM非製造業景況指数も54.1と予想の54.5を下回りましたが、景況指数自体は50を上回る拡大圏を維持。さらに、仕入価格指数が高水準だったため、米金利低下とドル売りは一方向には進みませんでした。終盤は米長期金利の底堅さを背景に157円台後半へ戻し、157.741円で取引を終えています。

今日の注目材料

✅ 8月6日(木)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
21:30 🇺🇸 新規失業保険申請件数 ⚡⚡ 19.7万件 20.5万件

本日の注目指標は、21時30分に発表される米新規失業保険申請件数です。前回は19.7万件と低水準にとどまり、解雇の増加が限定的であることを示しました。今回は20.5万件への増加が予想されています。昨日のADP雇用統計が予想を下回り、ISM非製造業景況指数でも雇用項目が縮小圏へ低下したため、今夜の結果は週末の米雇用統計を占う材料として、通常よりも反応を集める可能性があります。

申請件数が予想を明確に上回れば、米労働市場の減速懸念から米長期金利が低下し、ドル円には下押し圧力がかかりやすくなります。反対に、20万件前後または予想を下回る結果となれば、雇用環境の底堅さが意識され、ドル円が158円方向へ戻す材料になりそうです。ただし、明日に米雇用統計を控えているため、指標発表後も一方向の値動きが長続きせず、ポジション調整によって反転する可能性があります。

今日の見通し

今日のドル円は、日米協調介入後の追加介入警戒が上値を抑える一方、157円台前半では買い戻しが入りやすく、引き続き157円台を中心としたレンジ推移が基本になりそうです。日足では200日移動平均線が位置する158円前後が最初の上値抵抗となり、下方向では昨日安値の157.30円が重要な分岐点です。今夜の米新規失業保険申請件数までは狭い値幅で推移しやすく、指標結果や米金利の反応を受けて、レンジ上限または下限を試す展開が想定されます。

ファンダメンタルズ分析

米国側では、雇用とインフレに関するシグナルが入り交じっています。昨日のADP雇用統計は4.4万人増と弱く、ISM非製造業景況指数でも雇用指数が47.4へ低下しました。一方、ISMの総合指数は54.1と景気拡大圏を維持し、仕入価格指数は70.3まで上昇しています。雇用減速はドル売り材料ですが、根強い物価上昇圧力はFRBの追加利上げ観測を支えるため、米指標が多少弱くてもドルが一方的に売られにくい環境です。

日本側では、日米協調介入とベセント米財務長官による円相場安定への支持姿勢が、投機的な円売りを抑えています。市場では日銀の追加利上げ観測も意識されており、158円台では介入や要人発言への警戒が強まりやすい状態です。一方、介入だけで日米金利差などの基礎的条件が変わったわけではなく、157円台前半ではドルの買い戻しも入りやすくなっています。加えて、ホルムズ海峡をめぐる協議や原油価格の変動も、円とドル双方の方向感を左右する材料です。

テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足では、終値157.741円が25日線、75日線、200日線のすべてを下回っています。25日線は161.60円台、75日線は160.20円台と現在値から大きく離れており、協調介入によってそれまでの上昇トレンドが急速に調整された形です。目先で最も重要なのは157.98円近辺の200日線で、158円の心理的節目とも重なります。200日線を回復できなければ戻りは限定されやすく、明確に上抜ければ短期的な反発余地が広がります。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
ローソク足は一目均衡表の雲を下抜け、転換線と基準線も現在値より上方に位置しています。日足ベースでは弱気の配置であり、158円を回復しただけでは地合いの改善を確認するには不十分です。まずは雲下限に近い158円台後半、その上では転換線・基準線が位置する159円台半ばが中期的な抵抗帯になります。一方、昨日は157.30円から切り返して下ヒゲを形成しており、157円台前半では一定の下値抵抗も確認できます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDはゼロラインを大きく下回り、MACD線とシグナル線も下向きとなっています。ヒストグラムもマイナス圏にあり、協調介入後の下落モメンタムが継続していることを示しています。ただし、昨日のローソク足は小幅陽線となり、前日の急落に比べて値動きは落ち着きました。MACDは依然として弱気ですが、下落速度が鈍化し始めるかどうかを確認する段階に入っています。

5分足では、157.30円から157.87円までの範囲で上下を繰り返し、方向感の定まらない推移となりました。直近では25本線が157.73円前後、75本線が157.70円前後、200本線が157.66円前後に集まり、価格も移動平均線の近くで推移しています。MACDもゼロライン付近で小幅なマイナスとなっており、短期的には売り買いが拮抗しています。157.65円から157.70円が目先の中心帯となり、上は157.80円、下は157.55円を離れるまではレンジ相場が続きやすい形です。

シナリオ分析

上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、157.30円を維持したまま、米新規失業保険申請件数が予想以下となり、米長期金利が上昇するケースを想定します。この場合、まずは昨日高値の157.87円と200日移動平均線が位置する158.00円前後が焦点になります。158円台へ明確に乗せれば、158.20円から158.50円方向への反発余地が広がります。ただし、158円台では追加介入への警戒が再び強まりやすく、上昇しても値動きが不安定になる可能性があります。

下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、157.80円前後で上値を抑えられ、米新規失業保険申請件数が予想を上回るケースや、米長期金利が低下するケースを想定します。昨日安値の157.30円を明確に割り込むと、心理的節目の157.00円が次の下値メドです。さらに157円を割り込んだ場合は、協調介入後の安値圏である156.70円前後まで調整幅が広がる可能性があります。日足が200日線と一目均衡表の雲を下回っているため、現時点では下方向をやや警戒する形です。

時間帯別の展開予想

東京時間
東京時間は主要な国内経済指標が予定されておらず、前日NY市場の流れを引き継ぎながら、157円台後半を中心とした推移になりそうです。短期移動平均線が集まる157.65円から157.70円が中心となり、上方向では157.80円から158.00円、下方向では157.50円が最初のポイントです。協調介入に関する要人発言や、中東情勢・原油相場の急変がなければ、東京時間だけで大きな方向感は出にくいと考えられます。

欧州・NY時間
欧州時間は、明日の米雇用統計を前にしたポジション調整が中心となり、158円に近づけば戻り売り、157円台前半では買い戻しが入りやすい展開が予想されます。NY時間は21時30分の米新規失業保険申請件数を受け、値幅が拡大する可能性があります。申請件数が20.5万件を大きく上回れば157.30円割れ、予想以下なら158円回復が焦点となりますが、週末の雇用統計を控えているため、最初の反応が反転する展開にも注意が必要です。

今日の予想レンジ

予想レンジ:157.10円〜158.20円
本日は157.10円から158.20円の範囲を想定しています。東京から欧州時間は157.50円から157.90円を中心としたもみ合いとなり、NY時間の米新規失業保険申請件数を受けて、レンジ上限または下限を試す展開がメインシナリオです。

🔁 上値抵抗線:157.87円、158.00円
上方向では、まず昨日高値の157.87円が抵抗線になります。その上には心理的節目の158.00円と200日移動平均線が重なっており、重要な攻防ポイントです。158.00円を明確に上抜けて定着した場合は、158.20円、さらに158.50円方向への反発余地が広がります。

🔁 下値支持線:157.30円、157.00円
下方向では、昨日安値の157.30円が最初の支持線です。東京時間とNY時間の双方で下げ止まりが確認された水準であり、ここを維持できるかが重要です。157.30円を明確に割り込むと157.00円が次のサポートとなり、157円割れでは156.70円前後まで下値余地が広がります。

📉 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、米新規失業保険申請件数が予想以下となり、米長期金利の上昇を伴って158.00円を明確に上抜けることです。この場合は158.20円から158.50円が次の上値メドになります。下方向の条件は、米雇用指標の悪化や米金利低下を背景に157.30円を割り込むことです。この場合は157.00円、さらに156.70円方向への下押しが意識されます。

⚠️ 注意すべきリスク要因
本日は、日米当局による追加の円買い介入や円安けん制発言、ホルムズ海峡をめぐる協議の進展・後退、原油価格と米長期金利の急変、米新規失業保険申請件数の予想外の結果、明日の米雇用統計を前にしたポジション調整に注意が必要です。特に、介入関連のヘッドラインが出た場合は、経済指標とは無関係に短時間で大きく円高方向へ動く可能性があります。

☑️ 投資判断における留意点
現在のドル円は、日足では弱気の形である一方、5分足では主要な移動平均線が収束しており、短期的な方向感が定まっていません。米指標発表直後は最初の反応が反転することも考えられるため、一時的な値動きだけで方向を判断せず、157.30円または158.00円を明確に離れた後の値動きや、米長期金利の方向を合わせて確認することが重要です。急変時の価格変動を想定し、許容できるリスクの範囲を事前に確認しておきましょう。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。