ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年3月26日)

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、中東情勢をめぐる不透明感が根強いなかで「有事のドル買い」が再び意識され、東京時間の158円台後半からNY終盤には159円台半ばまで水準を切り上げる一日となりました。停戦期待そのものは残っているものの、イラン側が米国の提案を拒否したとの報道や、米輸入物価指数の上振れ、FRB高官の慎重発言などが重なり、ドル買いが優勢に。160円手前ではさすがに慎重さも見られますが、足元では再び「下がれば買われる」地合いが強まりつつある印象ですね😌(公開時刻:08:01/日本時間)

ドル円:昨日の振り返り(2026年3月25日)

昨日のドル円は、158.67円近辺からスタートすると、東京午前は中東情勢の行方を見極めたいムードが強く、158.50〜80円台を中心としたもみ合いで始まりました。日経平均株価の堅調推移を支えに158.80円台へ浮上する場面はあったものの、実需筋の売りや、停戦期待と警戒感が交錯するヘッドライン相場のなかで上値はやや限定的。前日の急落後でもあり、序盤は様子見色の濃い展開でした。

ただ、午後に入るとイラン情勢の先行き不透明感が改めて意識され、「停戦協議が本当に進むのかはまだ見通せない」との受け止めから基軸通貨ドルの買い戻しが優勢に。東京午後には159円台に乗せ、欧州時間も158円台後半を維持しながら底堅く推移しました。NY時間には、イランが米国の停戦提案を拒否したとの報道が流れたことで「有事のドル買い」が再び強まり、さらに米2月輸入物価指数が市場予想を上回る伸びとなったことや、FRBのバー理事が当面の金利維持の可能性に言及したことも追い風となって、ドル円は159.50円近辺まで上昇しています。

結果として、始値158.678円、高値159.500円、安値158.564円、終値159.462円と、日足はしっかりとした陽線でクローズ。前日の下押しをほぼ打ち消す格好となり、あらためて158円台半ばでは買い支えが入りやすいこと、そして中東ヘッドラインと米金利の組み合わせ次第では159円台後半〜160円方向をうかがう力が残っていることを示した一日だったと言えそうです。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年3月25日 158.678 159.500 158.564 159.462

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

25日の東京時間のドル円は、前日海外市場で158円前半まで急落した反動もあって、158.60〜70円台からのスタートとなりました。朝方は中東情勢をめぐる停戦期待と懐疑論が交錯し、方向感は限定的。日経平均の上昇を眺めて158.80円台へ持ち上がる場面はあったものの、仲値前後では実需の売りに押され、158.50円台まで小反落するなど、序盤はレンジ色の濃い値動きでした。

ただ、午後に入ると地合いは徐々にドル買い方向へ傾きました。停戦観測が報じられてもイラン情勢の不透明感はなお強く、トランプ大統領のSNS投稿や各種報道で相場のムードが変わりやすいなか、参加者は「ポジションを大きく傾けにくいが、目先はドルを手放しにくい」とのスタンスに傾いた印象です。5分足で見ても、東京午後は押し目をこなしながら高値を切り上げる形となり、159円台前半までじり高歩調が続きました。

欧州・NY時間

欧州時間は、東京午後の流れを引き継ぎながら159円を挟んだもみ合いとなりました。停戦に向けた枠組みや提案内容が伝わる一方で、市場では「本当にイランが受け入れるのか」「戦闘終結まで進むのか」という懐疑的な見方も根強く、原油相場も一方向には振れにくい状況。結果としてドル円は、159円ちょうど前後を中心に底堅さを維持しつつ、次のヘッドライン待ちという色合いが強い展開でした。

NY時間に入ると、イランが米国の停戦提案を拒否したとの報道を受けて中東情勢の緊迫感が再び強まり、「有事のドル買い」が改めて優勢となりました。加えて、米2月輸入物価指数が前月比1.3%上昇と予想を大きく上回り、インフレ圧力の根強さを意識させたこと、さらにFRB高官がエネルギー高を踏まえて「当面は政策金利を維持する可能性」に触れたこともドルを下支え。ドル円は159.50円手前まで上伸し、その後も159円台前半をしっかり維持して引けています。全体としては、地政学リスクと米金利高が再びドル買い材料として効いた一日だったと言えそうです。

ドル円:今日の注目材料(2026年3月26日)

✅ 3月26日(木)の重要イベント
時間 通貨 指標・要人 重要度 前回 予想
21:30 🇺🇸 新規失業保険申請件数 ⚡⚡ 20.5万件 21.0万件
29:00 🇺🇸 FRB理事クック氏の発言 ⚡⚡

今夜は米新規失業保険申請件数とクックFRB理事の発言が予定されていますが、今日のドル円を考えるうえではそれだけを見ればよい相場ではありません。足元では、中東情勢に関するヘッドライン、原油価格、米長期金利、そして160円接近に対する日本当局のけん制リスクが複雑に絡み合っています。米雇用関連指標はもちろん重要ですが、その数字が「地政学リスクの強弱」と同じ方向に作用するのか、逆方向にぶつかるのかまで含めて俯瞰したいところです。

ドル円:今日の見通し(2026年3月26日)

今日のドル円は、159円台前半〜半ばを中心に底堅さを維持しつつも、160円手前ではいったん上値の重さも意識されやすい一日になりそうです。前日は地政学リスクの再燃と米金利の底堅さを追い風に買い戻しが進みましたが、相場の重心が再び高値圏へ戻ってきたことで、ここからは「さらに上値を追う材料」が必要な局面でもあります。したがって今日は、米指標だけでなく中東ヘッドラインや原油動向をにらみながら、159円台を固めに行くのか、それとも160円手前で利食い・調整が入るのかを見極める流れになりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、ドル円は引き続き「米金利の高さ」と「地政学リスクに伴うドル需要」に支えられています。昨日の輸入物価指数の上振れは、エネルギーコスト上昇を通じたインフレ圧力の根強さを市場に再認識させる内容で、FRBの早期利下げ期待をやや後退させました。これにより、ドルの金利面での魅力はなお維持されやすく、ドル円も押し目では買いが入りやすい地合いが続いています。

一方で、中東情勢は「停戦期待」と「戦闘長期化懸念」が日替わりで交錯しており、ひとつの報道で原油もドル円も一気に振れやすい状況です。さらに日本側では、160円接近時に当局の円安けん制が再び強まる可能性も無視できません。つまり、基調としてはドル高・円安バイアスが残るものの、その上昇は一直線ではなく、材料が出るたびに急な巻き戻しも入りやすい「高値圏の神経質な相場」と見ておくのがよさそうです。

テクニカル分析

日足チャートでは、前日の陰線をほぼ取り返す形で陽線が立ち、終値は159円台前半へ回復しました。ローソク足は再び一目均衡表の雲上限を大きく上回る位置を維持しており、トレンド自体はなお上方向です。前日の急落が「流れの転換」ではなく「ヘッドラインによる一時的な揺さぶり」だったことを示すような戻し方で、チャート形状だけを見れば高値圏での押し目買い優勢の流れが継続している印象です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日)
25日移動平均線は156円台後半、75日線は156円台前半、200日線は152円台前半でいずれも上向きを維持しています。現在値は25日線からかなり上方に位置しており、短期的にはやや過熱感もありますが、それでも「押しが浅い」という強さの裏返しでもあります。少なくとも25日線を明確に割り込むまでは、中期的な押し目買い基調を崩して見る必要は薄そうです。

📈 一目均衡表
一目均衡表では、ローソク足は雲のかなり上で推移しており、基準線・転換線もともに上向きです。雲自体も上昇基調を維持しているため、中期トレンドは依然として強気優勢。ただし、短期的には転換線との距離がやや開いており、160円手前でのもみ合いが長引けば、転換線方向への軽い調整が入っても不思議ではありません。とはいえ、それがすぐ大崩れにつながる形ではなく、現状では「高値圏の上昇トレンド継続」と読むのが自然です。

📈 MACD
MACDはプラス圏を維持しつつ、シグナル線の上で推移しています。ヒストグラムはやや縮小しているものの、急速に失速しているわけではなく、むしろ「上昇一服後の再加速待ち」といった形です。ここから159円台後半〜160円方向へ上伸できれば、MACDの強気シグナルももう一段鮮明になりやすく、逆に159円割れ方向へ押し戻されると高値圏でのダイバージェンス的な警戒感が出てきそうです。

5分足チャートでは、東京午前の158.50〜80円台のレンジを経て、午後以降は押し目をこなしながらじり高となり、NY時間にかけて159.40円台まで上値を切り上げました。途中で何度か調整は入ったものの、25本線・75本線がサポートとして機能し、短期的な上昇チャネルを崩さないまま高値圏で引けています。足元では159.30〜50円台が新たなもみ合い帯となっており、このゾーンを維持できるかが次の一段高への分岐点になりそうです。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、中東情勢の不透明感が引き続き意識され、原油高や米金利の底堅さが続くケースを想定します。米新規失業保険申請件数が予想より弱すぎず、クック理事の発言も利下げに慎重なトーンとなれば、ドル円は159.50円近辺を再び試し、160円ちょうど方向への上値トライが意識されやすくなりそうです。特に東京〜欧州時間で159円台前半をしっかり維持できるようなら、NY時間にかけてショートカバーを巻き込みながら上値を伸ばす展開もあり得ます。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・やや優勢
下落シナリオでは、停戦・対話進展に関するポジティブなヘッドラインが出て地政学プレミアムが剥落するケース、または米指標が弱めに出て金利低下が進むケースを想定します。この場合は159円台後半〜160円手前での利食い売りも出やすく、まずは159.00円前後、次いで158.70円前後までの調整が視野に入ります。ただし、現状は押し目買いも強いため、下落しても一気に崩れるというよりは「高値圏の調整レンジ」にとどまりやすいと見ています。

時間帯別の展開予想

🕒 東京時間
東京時間は、前日の上昇を受けて159円台前半〜半ばを中心とした底堅いスタートを想定しています。日本時間はとくに大きな国内イベントがないため、仲値需要や株価、そして中東関連ヘッドラインへの反応が中心になりそうです。159円台をしっかり維持できるかが、東京時間の最重要ポイントになりそうです。

🕔 欧州時間
欧州時間は、原油や欧州株、米金利先物の動きをにらみながら、159円台での持ち合いが続く可能性が高そうです。前日の高値圏で利食い売りが入る場面はあり得ますが、材料が地政学リスク再燃方向なら再びドルが買い戻されやすく、押しても159円割れでは買いが入りやすいと見ています。

🕙 NY時間
NY時間は米新規失業保険申請件数とクック理事発言が予定されていますが、実際にはそれに加えて原油・米金利・中東ヘッドラインが同時に相場を動かす可能性が高い時間帯です。指標が無難なら、結局は地政学ニュース次第で159円台後半を試す展開もありそうですし、逆に安心材料が出れば高値圏からの調整もあり得ます。指標単体よりも「相場全体の材料の組み合わせ」で見るべき時間帯になりそうです。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年3月26日)

予想レンジ:158.60円〜159.80円
今日は、159円台での底固めをメインシナリオとしつつ、上は160円手前、下は158円台後半〜159円ちょうどが意識される展開を想定しています。全体としては上方向のバイアスを残しながらも、160円接近局面では慎重さも出やすい一日になりそうです。

🔼 上値抵抗線:159.50円、159.80円、160.00円
上方向では、まず前日高値圏の159.50円近辺が最初のレジスタンスです。ここを抜けると159.70円台、そして心理的節目の160.00円が強く意識されます。160円ちょうどは投機筋の利食い・当局警戒・オプション防戦が重なりやすいポイントでもあるため、到達しても一気に上抜けるには追加材料が必要になりそうです。

🔽 下値支持線:159.20円、159.00円、158.60円
下方向では、まず足元の押し目候補である159.20円前後が初動のサポートとして機能しそうです。ここを割り込むと159円ちょうどが次の攻防ラインとなり、さらに158.70円前後まで下押すと、東京午前の押し目買いが入るかどうかの見極めポイントになります。158円台後半を明確に割り込むと、短期的な上昇モメンタムはいったん弱まりそうです。

💥 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、「米指標が底堅く、米金利も高止まりするなかで、中東リスク警戒が続き、159.50円〜159.70円を明確に上抜けること」です。この場合は160円台到達を試す展開が視野に入ります。
下方向のブレイクアウト条件は、「停戦・対話進展などのヘッドラインで原油が下落し、米指標も弱め、もしくはドル買い材料が後退して159.00円を割り込み、158.70円も崩れること」です。この場合は高値圏からの調整色が一段と強まりそうです。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今回の相場で最も注意したいのは、
・中東情勢をめぐる突発ヘッドライン
・原油相場の急変動
・米金利の上振れ/下振れ
・160円接近時の円安けん制発言
です。とくに今のドル円は、経済指標の結果そのものより、「その指標が地政学材料と同じ方向に効くのかどうか」で反応の大きさが変わりやすい局面です。材料の一つだけを見て飛びつくのではなく、相場全体の空気感を確認したいですね。

☑️ 投資判断における留意点
159円台後半〜160円近辺は、買い方にとっても売り方にとっても神経を使う水準です。強いトレンドが出ているように見えても、ヘッドラインひとつで50銭〜1円程度の押し戻しが入ることも珍しくありません。今日は、
・159円台を保てるか
・159.50円超えで買いが加速するか
・押したときに159.00円前後で反発できるか
といった「値位置ごとの反応」を丁寧に見ながら、深追いしすぎないスタンスが有効だと思います。上昇トレンドの中ほど難しいのは高値圏でのエントリー管理。無理のないサイズで、シナリオが崩れたら素直に降りる姿勢を大切にしたいですね。

免責事項

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