ドル円コンパス

【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年3月25日)

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は、東京から欧州時間にかけては中東情勢をめぐる不透明感や米金利の底堅さを背景に159円台前半まで買い戻される場面があったものの、NY終盤は停戦観測で原油価格と米長期金利が伸び悩み、158円台後半へ押し戻されて引けました。地政学リスクが完全に消えたわけではない一方、160円手前では介入警戒も意識されやすく、上にも下にも一方向へ走りにくい難しい相場が続いていますね😌(公開時刻:08:14/日本時間)

ドル円:昨日の振り返り(2026年3月24日)

昨日のドル円は、東京時間では前日の急落に対する自律反発が優勢となりました。前日NYで進んだ「有事のドル買い」の巻き戻しがいったん落ち着いたことに加え、中東情勢をめぐる不透明感自体はなお残っていたため、朝方の158.20円台からじりじりと切り返す流れに。仲値にかけた実需の買いや、原油価格の持ち直しも支えとなり、午後には158.80円台まで水準を戻しました。

その後の欧州時間も、中東情勢の先行き不透明感や米金利の底堅さを背景にドル買い・円売りが優勢となり、ドル円は一時159.19円まで上昇。もっとも、159円台では日本当局による円安けん制や介入警戒感も意識され、上値を一気に追う勢いは限られました。結局、「地政学リスクを背景としたドル買い」と「高値警戒による上値抑制」が同時に働く形で、159円台前半では戻りの重さも確認される展開となっています。

NY時間に入ると、中東情勢の沈静化をめぐる思惑が再び交錯するなかで原油相場と米長期金利が神経質に上下し、ドル円も159円台前半から158円台半ばへ反落。終盤には停戦観測をにおわせる報道もあって原油価格が上げ幅を縮小し、ドル円も上値を削りました。結果として、始値158.410円、高値159.191円、安値158.257円、終値158.678円と、小幅ながら陽線でのクローズ。ただし、日中高値からは押し戻されており、「戻したが、159円台をしっかり定着させるには力不足だった」一日と整理できそうです。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年3月24日 158.410 159.191 158.257 158.678

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

24日の東京時間のドル円は、前日海外市場での急落後ということもあり、まずはショートカバー主導の戻りからスタートしました。朝方は158.20円台でもみ合ったあと、中東情勢がすぐに正常化へ向かうかはなお不透明との見方が残り、原油価格や米金利の下げ一服も支えとなって158.70円前後まで反発。もっとも、財務相の円安けん制発言も重しとなり、買い一巡後は158.50〜60円台へ押し戻されるなど、上値を追うには慎重な空気も感じられました。

午後に入ってからは原油先物の上昇が再び意識され、ドル円も158.80円付近まで強含みましたが、東京時間全体を通して見ると「158円台半ば〜後半でのレンジ取引」が中心でした。5分足でも、25本線を挟みながら上下を繰り返す場面が多く、前日の急落に対するリバウンドは入るものの、159円台を定着させるほどの強い買いトレンドには発展していません。

欧州・NY時間

欧州時間は、中東情勢の沈静化期待と再緊迫懸念が交錯するなか、米長期金利の上昇も支えにドル円は底堅く推移しました。ロンドン勢参入後は158円台後半から159円台前半まで買い戻しが進み、一時159.19円まで上昇。もっとも、160円手前では介入警戒感がより強く意識され、上値では戻り売りも入りやすい地合いが続きました。

NY時間は、米製造業PMIの発表を通過しつつも、相場の主役は引き続き中東情勢と原油・金利の連動性にありました。米イラン対話の行方や交戦継続報道が錯綜するなかで原油価格は乱高下し、ドル円も159円台前半から158円台半ばへ反落。終盤には停戦観測に関連する報道を受けて原油が上げ幅を縮め、ドル円も上昇分を一部吐き出しました。結果として158円台後半で引けており、昨日は「戻りを試したが、高値圏ではまだ売り圧力も強い」ことを確認する一日だったと言えそうです。

ドル円:今日の注目材料(2026年3月25日)

✅ 3月25日(水)の重要イベント
時間 通貨 指標・要人 重要度 前回 予想
08:50 🇯🇵 日銀・金融政策決定会合議事要旨 ⚡⚡
29:10 🇺🇸 FRB理事ミラン氏の発言 ⚡⚡

今日は朝方の日銀会合議事要旨と深夜のFRB高官発言が予定されていますが、足もとのドル円はそれら単独で方向感が決まるというより、中東関連ヘッドライン、原油価格、米長期金利、そして159円台での介入警戒感を含めた複合材料で動いている地合いです。イベントはきっかけにはなり得るものの、「何がドル円の地合いそのものを変えるのか」という視点で、より俯瞰して相場を見ていきたい一日ですね。

ドル円:今日の見通し(2026年3月25日)

今日のドル円は、昨日の戻り高値159.19円と、下値を支えた158.20〜30円ゾーンの間で、まずはレンジを維持できるかが焦点になりそうです。中東情勢が完全に落ち着いたわけではなく、原油相場が再び上昇すればドル買いが入りやすい一方、停戦観測やリスク後退が強まれば、昨日と同様にドル買いの巻き戻しが入る余地もあります。つまり、材料の強弱だけでなく、「市場がどちらをより重く評価するか」が重要な局面ですね。

ファンダメンタルズ分析

足もとのドル円は、「米金利の底堅さ」と「地政学リスクに伴うドル買い」が相場の下支えになっている一方で、日本当局の円安けん制や停戦期待による巻き戻しが上値を抑える構図です。昨日の値動きからも分かる通り、市場は中東情勢の一報に強く反応する状態が続いており、通常時よりもヘッドライン主導の色合いが濃くなっています。そのため、予定されたイベントよりも、突発ニュースで相場が先に動く可能性は引き続き意識しておきたいところです。

また、日本側では日銀の追加利上げ観測がゼロになったわけではありませんが、現時点では円の独歩高を強く後押しするほどの材料にはなりにくい状況です。一方で、159円台では介入警戒感が濃く、上値を追いかけるには心理的な重さもあります。したがって、今日も「米金利差でドル買い、ただし高値では慎重」という大枠は維持されやすく、日銀議事要旨やFRB発言はその地合いを補強するか、あるいは一時的に揺さぶるか、という位置づけで見るのが自然だと思います。

テクニカル分析

日足チャートでは、昨日のローソク足は小陽線となり、前日の急落後にいったん持ち直した形です。ただし、高値159.19円からは押し戻されており、上ヒゲも確認できます。25日移動平均線の上、かつ一目均衡表の雲上で推移しているため中期的な上昇基調自体は維持されていますが、160円手前では達成感や介入警戒もあって、上値の重さが残る状態です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日)
25日線は156円台半ば、75日線は156円前後、200日線は152円台前半でいずれも上向きを維持しており、大きな流れでは押し目買い優位の構図に変化はありません。現在値は25日線からはまだ上方に位置しているため、短期調整が入ってもすぐにトレンド崩壊とは見なしづらい局面です。ただ、159円台では上値の伸びが鈍くなっており、ここからは「高値更新の勢い」が再び出るかどうかがポイントになります。

📈 一目均衡表
一目均衡表では、ローソク足は引き続き雲の上で推移しており、基準線・転換線も上向き基調を保っています。これは中期的な上昇優位を示す形ですが、足もとでは転換線付近まで下押しする場面も増えており、勢い一辺倒だった局面からは少し落ち着いてきました。159円台を維持できない時間が長引くようだと、まずは雲上限や基準線のサポート力が改めて試されそうです。

📈 MACD
MACDはプラス圏を維持しているものの、ヒストグラムはやや縮小傾向にあり、上昇モメンタムの鈍化がうかがえます。つまり、「上昇トレンドの最中ではあるが、短期的には一度熱を冷ましながら次の方向を探っている」状態です。ここから再びMACDの拡大が確認できれば159円台後半トライ、逆にプラス圏で失速が続けば、158円台中心の保ち合いへ移行するシナリオを意識したいですね。

5分足チャートでは、東京時間に158.20円台から切り返したあと、欧州序盤にかけて159.10円台まで上昇し、その後はNY後半にかけてじりじりと上値を切り下げる展開でした。短期的には、上昇後に25本線・75本線がデッドクロス方向へ傾き、終盤は158.60〜70円台の持ち合いへ移行。つまり、昨日の後半は「上昇トレンド継続」よりも「高値を付けた後の調整」に近い動きだったと見られます。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、中東情勢の緊張継続や原油相場の再上昇を背景に、米金利が底堅さを維持するケースを想定します。日銀議事要旨がやや無難な内容にとどまり、円買い材料としては限定的に受け止められるようなら、ドル円は昨日高値の159.10〜20円ゾーンを再び試しやすくなります。この水準をしっかり上抜ければ、159.50円前後、さらに160円手前を目指す展開も視野に入りそうです。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・やや優勢)
下落シナリオでは、停戦期待やリスク後退がさらに意識され、原油高や有事のドル買いがもう一段巻き戻されるケースを想定します。また、日銀議事要旨で正常化スタンスが再確認されるようなニュアンスが出れば、円買いが入りやすくなる可能性もあります。この場合は、まず158.50円前後のサポート、次いで158.20円近辺が焦点となり、そこを割り込むと再び158円割れを試す展開もありそうです。

時間帯別の展開予想

🕒 東京時間
東京時間は、まず日銀会合議事要旨の内容を確認しつつも、値動き自体は前日終値近辺の158円台後半を中心としたレンジがメインになりそうです。議事要旨が想定内なら材料視は限定的となり、実需フローや株価、原油先物の動きに反応しながら158.50〜159.00円程度のもみ合いを想定しています。

🕔 欧州時間
欧州時間は、ロンドン勢が中東関連ヘッドラインと米金利先物の動きを材料にしつつ、前日高値圏への戻りを試すか、あるいは戻り売りを入れてくるかが焦点です。159円台に乗せても介入警戒感が意識されやすい一方、158円台前半では押し目買いも入りやすく、レンジの上限と下限を確かめる値動きになりやすいでしょう。

🕙 NY時間
NY時間は、深夜のFRB高官発言自体よりも、その時間帯までに原油や米長期金利がどの方向へ傾いているかのほうが重要になりそうです。高官発言は補助材料として意識される一方、相場の基調は引き続き「中東情勢・金利・介入警戒」の綱引きで決まりやすいと見ています。材料が乏しいぶん、ヘッドライン一発で相場が振れやすい点には注意したいですね。

ドル円:今日の予想レンジ(2026年3月25日)

予想レンジ:158.20円〜159.20円
今日は、前日高値159.19円と、安値圏で意識された158.20円近辺を軸にしたレンジを想定しています。東京〜欧州時間は158円台後半中心のもみ合い、NY時間にかけてヘッドラインや金利動向次第でレンジ上限・下限を試すイメージです。

🔼 上値抵抗線:158.90円、159.10円、159.20円
上方向では、まず足もとで何度か意識された158.90円近辺が最初の壁になりそうです。ここを超えると昨日高値圏の159.10〜20円ゾーンが次のレジスタンスとなり、この水準を明確に上抜ければ159.50円方向へのショートカバーも入りやすくなります。ただし、159円台では当局けん制が出やすく、上値追いは慎重に見たいところです。

🔽 下値支持線:158.50円、158.30円、158.20円
下方向では、まず昨日終値近辺の158.50円前後が目先のサポートです。ここを割り込むと、東京時間序盤の押し目水準だった158.30円、さらに前日安値圏の158.20円近辺が重要ポイントになります。158.20円を明確に下抜けると、再び158円割れ方向の調整が視野に入ってきそうです。

💥 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、「中東リスク再燃や原油上昇を背景に、158.90円〜159.20円ゾーンを明確に突破すること」です。この場合、159円台後半方向への上値追いが意識されます。
下方向のブレイクアウト条件は、「停戦期待の強まりや金利低下で158.50円、158.30円を連続的に割り込み、158.20円も維持できなくなること」です。このケースでは、短期筋の戻り売りが強まりやすくなりそうです。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日の主なリスク要因は、
・中東情勢をめぐる新たなヘッドライン
・原油価格の急変動
・米長期金利の上下
・159円台での当局けん制・介入警戒
です。予定イベントよりも、相場のムードを一変させるニュースフローのほうが強い日になりやすいため、通常以上に見出し速報への警戒が必要ですね。

☑️ 投資判断における留意点
こうした「予定表にないニュースで振れやすい相場」では、正解を当てにいくよりも、どの価格帯を背にトレードするかを明確にしておくことが大切です。今日は、
・159.20円を超えてくるのか
・158.50円を維持できるのか
・原油と米金利が同じ方向を向くのか
を丁寧に確認しながら、レンジ内で無理に追いかけすぎないことが重要だと思います。値動きが荒いほど、「見送る勇気」も立派な戦略ですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。