おはようございます。Trader MTです。先週末のドル円は、前日に159円後半から157円台半ばまで急落した反動が強く意識され、東京時間からNY時間にかけて買い戻しが優勢となりました。春分の日で東京市場が休場となるなか、流動性の薄さも手伝って157円台後半から159円台前半まで一気に切り返し、最終的には159.20円でクローズ。160円台回復には届かなかったものの、押し目では依然として買い意欲が根強いことを確認する一日でしたね😌(公開時刻:07:47/日本時間)
ドル円:昨日の振り返り(2026年3月20日)
先週末20日のドル円は、前日の日銀会合後に159円台後半から157円台半ばまで崩れた反動から、東京朝方の157円台後半を起点に買い戻しが先行しました。日本は春分の日で休場だったため全体的に流動性は薄く、早朝こそ157.90円前後での小幅な戻しにとどまっていましたが、東京午前後半からは下値の堅さが意識され、158円台を回復。日米株価指数先物の底堅さも支えとなり、昼過ぎには158.30円台まで水準を切り上げました。
欧州時間に入ると、中東情勢をめぐるヘッドラインを受けて「有事のドル買い」が再び意識される場面もあり、ドル円は158円台前半から後半へじり高。ただ、アジア時間の上昇が速かったぶん17時前後にはいったん158.20円台へ押し戻されるなど、一直線に上がるというよりは買い戻しと利益確定売りが交錯する展開でした。それでも押しは浅く、地合いとしては前日の急落を埋めにいく動きが優勢でした。
NY時間は米長期金利の上昇や、原油高を背景にしたインフレ懸念の再燃がドル買いを後押し。加えて、前日に円が急伸していた反動によるポジション調整も重なり、ドル円は159円台を回復し、一時159.39円まで上値を伸ばしました。終盤にかけてはやや伸び悩んだものの、始値157.688円、高値159.386円、安値157.583円、終値159.200円と、前日の急落分を大きく取り戻す大陽線に近い形で引けています。160円手前ではなお重さが残る一方、157円台後半では押し目買いがかなり強いことを示した一日だったと言えそうです。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月20日 | 157.688 | 159.386 | 157.583 | 159.200 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
20日の東京時間のドル円は、前日の大幅下落に対する反動局面としてスタートしました。日本は祝日で本邦勢が不在だったこともあり、朝方は157.60円台から157.90円前後まで軽く買い戻される展開。その後はいったん157.80円近辺まで押し戻されましたが、下押しは限定的で、10時過ぎからは再び買い戻しが優勢となりました。
正午にかけては、底堅い日米株価指数先物やショートカバーを支えに158円台を明確に回復。ストップロスを巻き込みながら158.30円台まで上昇しました。午後も時間外の原油先物の下げ渋りや「有事のドル買い」が意識される場面では底堅く、158.40円台までじり高。ただ、17時前後には買い戻しが一服し、158円台前半へ小反落しており、5分足で見ると「東京~アジア時間は右肩上がりだが、欧州勢参入前にいったん過熱感を冷ます動き」が入った一日だったと整理できます。
欧州・NY時間
欧州時間は、アジア時間から続いた買い戻しの流れを引き継ぎつつも、158円台前半から半ばを中心とした神経質なもみ合いでスタートしました。中東情勢をめぐる報道で「有事のドル買い」が再浮上する一方、前日までの急変動のあとということもあり、積極的に上値を追いかける向きは限定的。それでも下値では押し目買いが入りやすく、ドル円は徐々に底値を切り上げていきました。
NY時間に入ると、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となり、ドル円は159円台を回復。原油高持続によるインフレ懸念や、FRB高官のタカ派寄りな受け止めもドルを支えました。また、前日に日銀会合後の円買いが急速に進んでいた反動から、週末前の持ち高調整目的の円売り・ドル買いも入りやすく、一時159.39円まで上値を伸ばしました。終盤は159円台前半で推移し、最終的には159.200円で週を終えています。
ドル円:今日の注目材料(2026年3月23日)
| 時間 | 通貨 | 指標・要人 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| ― | ― | 特に重要イベントなし | ― | ― | ― |
今日は目立った経済指標や要人発言の予定がなく、相場は先週末の流れをどこまで引き継ぐかが最大の焦点です。イベントドリブンではなく、米金利・原油・株価、それに中東情勢関連のヘッドラインに反応しやすい一日になりそうですね。特に、先週末は159円台を回復したとはいえ、160円手前では介入警戒感がなお根強いため、上昇トレンド継続と上値の重さがせめぎ合う展開を想定しておきたいところです。
ドル円:今日の見通し(2026年3月23日)
今日のドル円は、先週末の買い戻しの勢いを背景に159円台前半をベースに底堅く推移しつつも、160円接近では上値を試し切れない展開をメインシナリオとして見ています。経済指標がない日は、トレンドが継続することもあれば、週明けの様子見でレンジにとどまることも多く、序盤の値動きで参加者のスタンスを見極めることが重要です。先週末の大陽線を素直に追うなら上方向優位ですが、159円台後半では利益確定売りや当局警戒も出やすく、追いかけるには慎重さも必要になりそうです。
ファンダメンタルズ分析
足もとのファンダメンタルズは、依然としてドル円の下値を支えやすい構図です。米国ではインフレ再加速への警戒が残っており、原油高や中東情勢の不透明感が続く限り、FRBの早期利下げ期待は高まりにくい状態です。米長期金利が高止まりしやすい環境は、基本的にドル買い要因として働きやすく、先週末のようにイベントがなくても、地合いだけでドル円が持ち直す場面は十分あり得ます。
一方で、日本側では160円目前の円安水準に対する政府・日銀の警戒感が変わっていません。日銀会合を通過したあとも、為替に対するけん制が消えたわけではなく、急激な円安進行には市場が過敏に反応しやすいです。そのため、基調としてはドル高・円安でも、159円台後半から160円台では常に「口先介入リスク込み」で相場を見る必要がある局面と言えそうです。
テクニカル分析

日足チャートでは、先週末のローソク足は前日の大陰線をほぼ打ち消す形の大陽線となり、157円台後半での押し目買いの強さが改めて確認されました。終値は159円台を回復しており、160円手前での高値も依然として射程圏内です。値幅は大きかったものの、形としては「トレンド崩れ」ではなく、「急落後の強い切り返し」と見るのが自然でしょう。
📈 移動平均線(25日・75日・200日)
25日・75日・200日移動平均線はいずれも上向きで、価格はすべての移動平均線を大きく上回っています。特に25日線がしっかり上昇していることから、短中期のトレンドはなお上向きです。先週末の上昇で、短期線との位置関係も再び強気側に傾いており、テクニカルだけを見るなら押し目買い優位の地合いは維持されています。
📈 一目均衡表
一目均衡表では、ローソク足が雲のかなり上側で推移しており、基準線・転換線も強気の並びを維持しています。先週後半の乱高下はありましたが、雲上限からはなお距離があり、中期トレンドの上昇優位は崩れていません。短期的には転換線付近までの押しは入る可能性があるものの、雲の上にとどまる限りは押し目買い目線が維持されやすそうです。
📈 MACD
MACDはプラス圏を維持しつつ、シグナル線の上側で推移しています。ヒストグラムもプラス圏にあり、上昇モメンタムはまだ残っています。急騰後だけに過熱感はゼロではありませんが、現時点では「失速」よりも「押しても再浮上しやすい」形状に見えます。ここからヒストグラムの縮小が進むか、再拡大するかが次の方向感を見極めるポイントですね。

5分足では、東京朝方の157円台後半からNY時間にかけて25本線・75本線が上向きにそろい、押し目を挟みながら右肩上がりの展開となりました。欧州時間に一度158.20円台へ押し戻されても崩れず、NY時間には159円台を回復。その後も159.20円前後でしっかり持ち合って引けており、短期的には「上昇トレンド継続だが、159円台後半に近づくと伸び悩みやすい」形と見ています。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(確率55%・メイン)
上昇シナリオでは、先週末の買い戻しの流れが週明けも継続し、159円台前半を土台に159円台後半から160円トライを目指すケースを想定します。米金利が高止まりし、原油や中東情勢を背景に「有事のドル買い」も意識されるようなら、ドル円は再び高値圏を試しやすいでしょう。この場合、159.40円近辺をしっかり上抜けて定着できるかが最初のポイントになりそうです。
↘ 下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、週明けの持ち高調整や、160円手前での介入警戒感の再燃から、先週末高値圏でいったん上値を抑えられるケースを想定します。この場合でも、大きな流れはまだ上向きのため、下落はトレンド転換というより「短期調整」の色合いが強そうです。まずは158円台後半~前半で下げ渋れるかを見たいところで、そこを割り込むと157円台後半まで押しが深まる可能性があります。
時間帯別の展開予想
🕒 東京時間
東京時間は、先週末終値159.20円近辺を起点に、まずは週明けのフローが上方向・下方向のどちらに傾くかを確認する時間帯になりそうです。押し目買いが継続するなら159.30円方向、逆に利益確定が先行するなら158円台後半までの軽い調整もあり得ます。イベントがないぶん、仲値や株価の動きに素直に反応しやすいでしょう。
🕔 欧州時間
欧州時間は、週末をまたいだ地政学ヘッドラインや原油・欧州株の動向をにらみながら、東京時間の流れを継続するか見極める時間帯です。159円台前半を維持できればドル買い地合いの継続が意識されやすく、逆に158円台へ押し戻されると、短期筋の利食いがやや優勢になる可能性があります。
🕙 NY時間
NY時間は主要指標がないため、米長期金利とリスクセンチメントがそのままドル円の方向感に反映されやすい時間帯になりそうです。159円台後半へ接近すれば介入警戒、158円台前半へ押せば押し目買い意欲という、両サイドの思惑がぶつかりやすいイメージです。大きな材料が出ない限りは、値幅を伴いながらもレンジ内での攻防になりやすそうですね。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年3月23日)
↕ 予想レンジ:158.40円〜159.80円
今日は、週明けの様子見と先週末の上昇基調を踏まえ、158.40円〜159.80円のレンジを想定します。159円台を維持できるかが焦点ですが、上値では160円手前の警戒感も強く、やや広めの高値圏レンジをイメージしています。
🔼 上値抵抗線:159.40円、159.60円、159.80円
上方向では、まず先週末高値に近い159.40円前後が最初の抵抗帯です。ここを超えると159.60円、さらに159.80円近辺では再び「160円目前」の警戒感が強まりやすく、伸びても速度は鈍りやすいでしょう。159円台後半で定着できるかどうかが、160円トライの現実味を左右しそうです。
🔽 下値支持線:159.00円、158.70円、158.40円
下方向では、まず159円ちょうど付近が心理的サポートとして意識されます。ここを割り込むと158.70円前後、さらに週明けの押し目候補として158.40円近辺が次の下値メドです。158.40円を明確に割り込むようなら、先週末の上昇に対する調整色が強まり、158円割れ方向まで視野に入ってくるかもしれません。
💥 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件は、「159.40円をしっかり上抜き、159.60円超えでも失速せず、159.80円近辺で値を保つこと」です。この場合は160円方向への地合いが一段と強まりそうです。
下方向のブレイクアウト条件は、「159円割れ後も買い戻しが弱く、158.70円、158.40円を連続的に下抜けること」です。この場合は、高値圏での利食い売りが強まり、短期的な調整が深まりやすくなるでしょう。
⚠️ 注意すべきリスク要因
今日は目立った指標がない一方で、
・中東情勢をめぐる突発的なヘッドライン
・原油価格の急変動
・米長期金利の振れ
・160円接近に対する当局けん制
が相場の変動要因になりやすいです。材料が少ない日は、ひとつのヘッドラインで値が飛びやすいので、その点はいつも以上に意識しておきたいですね。
☑️ 投資判断における留意点
イベントがない日は「動かない」と決めつけがちですが、実際にはポジションの偏り次第で思った以上に一方向へ走ることがあります。今日は、
・159円台を維持できるか
・159円台後半で失速するか
・押しが入っても158円台半ばで止まるか
を確認しながら、流れが出た方向に無理なくついていく意識が大切です。高値圏では特に、追いかけすぎず、押しや戻りを待つ冷静さを持って臨みたいですね。
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