【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月20日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月20日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。週明けのドル円は、先週末の終値を上回る158円台前半の水準から、窓を開けて157円台後半まで円高方向にギャップダウンしてスタートしました。週末にかけては、米政権による欧州向け関税示唆などを背景にリスクオフのムードが意識され、円買い戻しとポジション調整が優勢となった格好です。一方で、米国市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となったこともあり、欧州・NY時間は総じて方向感に乏しい展開でした。今日は連休明けでNY勢が戻ってくるなか、158円台前半の高値圏レンジを維持できるのか、それとも一段と上値を試すのかを見極める一日になりそうです。それでは、今日も一緒に地合いをチェックしていきましょう😊(公開時刻:07:37/日本時間)

昨日の振り返り

昨日のドル円は、週明け東京市場の寄り付きで窓を開けて円高方向にスタートしたものの、その後は徐々に水準を回復し、158円台前半で引ける展開となりました。前週末の終値158.06円前後に対して、アジア早朝は157円台後半でギャップダウンして始まり、週末の米政権による欧州向け関税示唆などを背景に、リスクオフ気味の円買い戻しとポジション調整が優勢となったことが意識されました。東京午前は158円を挟んで上値・下値ともやや重い値動きでしたが、国内機械受注や中国経済指標の結果を無難にこなしたあとは、極端なリスクオフにはつながらず、徐々に押し目を拾う動きが優勢となりました。

欧州時間以降は、米国市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となるなか、ロンドン勢を中心に限定的なフローの中で底堅さを試す展開に。結果として、始値157.757円、高値158.165円、安値157.425円、終値158.135円と、窓を開けて始まったあとに窓をほぼ埋めつつ158円台前半で引けるかたちとなり、「ギャップダウン後の押し目をこなしながら、高値圏レンジの中で落ち着いた一日だった」と整理できる値動きでした。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月19日 157.757 158.165 157.425 158.135

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月19日の東京時間のドル円は、前週末の終値158.06円前後から下方向に窓を開け、157.70円台後半で取引をスタートしました。週末にかけては、米政権による欧州向け関税示唆などが報じられたこともあり、アジア株式市場ではリスクオフムードがやや強まり、寄り付き直後はドル売り・円買いの流れが優勢となりました。早朝のオセアニア市場からの流れを引き継ぐかたちで、158円台前半からの戻り売りが意識され、158円ちょうど手前では上値が抑えられやすい展開が続きました。

午前中に発表された国内機械受注や中国関連の経済指標はおおむね市場予想の範囲内ではあったものの、株式市場では輸出関連株を中心に利益確定売りが優勢となり、日経平均が軟調に推移したこともあって、ドル円は157.40円台までじり安で下押しする場面も見られました。ただ、157.40円近辺ではテクニカルなサポートを意識した押し目買いやショートカバーも入りやすく、下値では買い意欲も根強いことが確認されました。午後にかけては、158円ちょうど手前まで水準を戻す場面もありつつ、158円台前半では戻り売りが上値を抑えるかたちで、比較的落ち着いたレンジ取引のまま欧州時間へとバトンを渡しています。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ドル円は158円ちょうどを挟んでじり高基調を維持しました。ロンドン勢参入後は、東京時間で下値を試したあとに切り返した流れを引き継ぐかたちで、再び158円台前半を試す展開に。米政権による関税示唆を巡る報道は引き続き意識されつつも、為替市場では過度なリスクオフには傾かず、むしろ「週明けの押し目を拾う動き」が優勢となり、一時158.16円前後まで上値を伸ばしました。ただし、欧州勢の参加者も完全復帰とは言い難く、上値追いの勢いは次第に鈍り、158円台前半では戻り売りと利食い売りが交錯する展開でした。

NY時間は、米国がキング牧師誕生日の祝日で休場となったことから、実質的にはロンドンタイムの延長のような位置づけとなり、取引参加者も非常に限られました。米債券・株式市場が休場のなかで、ドル円は158円台前半を中心とする狭いレンジでの推移が続き、指標発表や要人発言をきっかけとしたトレンドは生まれませんでした。仲値付近での実需フローや、欧州勢の持ち越しポジションの調整をこなしたあとは、突発的なニュースもなく、終盤にかけては158.10円台での小動きに収れん。最終的に終値は158.135円と、高値圏のやや上寄りで引けており、「窓を開けた週明けの不安定さをこなしつつも、米祝日で方向感に乏しい一日だった」と評価できる値動きでした。

今日の注目材料

☑️ 1月20日(火)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
- - 重要度の高い経済指標・要人発言の予定なし - - -

今日1月20日(火)は、日本時間ベースで見ると国内外ともに重要度の高い経済指標や要人発言の予定はなく、材料面では一息つきやすい一日です。昨日は米国がキング牧師誕生日の祝日で休場だったため、実質的には今日のNYタイムが「週明け初日」という位置づけになります。連休明けで米債券・株式市場のフローが本格的に戻ってくることで、米金利や株価の動き次第では、ドル円も改めて方向感を探る展開になりやすい点には注意しておきたいところです。

今週後半にかけては、米経済指標や企業決算など、ドル相場に影響し得るイベントも控えているため、今日のように目立ったイベントがない日でも、「どの水準でポジションを持ち越すか」を意識したフローが出やすくなります。特に158円台前半は、昨今の上昇局面で積み上がったドルロング・円ショートの見直しポイントとしても意識されやすく、実需フローと投機筋の思惑が交錯するゾーンとなりそうです。

今日の見通し

今日のドル円は、前日の窓開けスタートから158円台前半を回復した流れを引き継ぎつつ、連休明けで戻ってくるNY勢のフローを見極める一日になりそうです。材料面では目立ったイベントがないものの、週末のリスクオフ要因をこなしつつ高値圏を維持していることから、基本的には「158円台前半を中心とした高値圏レンジ継続」をメインシナリオとしつつも、米金利や株式市場の動き次第では158.50円方向への上値トライ、あるいは157円台後半へのスピード調整のどちらにも振れやすい地合いだと考えられます。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀の超緩和スタンスと、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期を巡る思惑という、大きな構図に変化はありません。日本側では、賃金・物価の好循環や春闘の動向を見極めながら、徐々に出口を模索する議論が続いているものの、市場が意識する「具体的な政策変更のタイミング」は依然として不透明であり、足もとの超低金利環境が続いていることが円の上値を抑える一因となっています。

一方、米国では、インフレ指標の落ち着きと景気の減速懸念を背景に、「年内の利下げ回数」や「開始時期」を巡る思惑が交錯しており、指標のたびに米長期金利が上下しやすい状態が続いています。足もとのドル円は、こうした米金利の上下と、日銀の超緩和スタンスの継続を背景とした金利差構造のもとで、高値圏レンジを維持する形となっていますが、リスクオフ要因が出た局面では円買いによる調整が入りやすいことも、昨日の窓開けスタートからの値動きで改めて確認されたといえます。

このように、「日米の金利差はなお大きいが、これ以上の拡大余地は限られつつある」という認識のもと、ドル円は高値圏での持ち合いを続けながら、米金利や株式市場、地政学リスクや通商問題などのニュースフローに応じて上下に振れやすい局面が続いています。今日については、米国市場の連休明けというタイミングを踏まえ、週明けのポジションの持ち方を見直すフローがどちらに傾くかが、一日の方向感を左右しそうです。

テクニカル分析

テクニカル面で見ると、昨日のローソク足は、高値158.165円、安値157.425円と比較的コンパクトな値幅のなかで、始値157.757円に対して終値158.135円と小幅な陽線を形成しています。週明けの窓開けスタートでいったん下押ししたものの、その後は窓をほぼ埋めつつ高値圏で引けており、「押し目をこなしながら上昇トレンドの中で高値圏を維持している」形状といえます。実体部分がそれほど長くないことから、短期的には上値と下値の両方を探りながらも、高値圏レンジの中での持ち合いが続いている印象です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
移動平均線に目を向けると、25日移動平均線は依然として右肩上がりを維持しており、その下では75日線・200日線も上向きのトレンドを保っています。短期・中期・長期の三本の移動平均線がすべて上向きで、かつ短期線が中長期線を上回る順ザヤ構造が続いていることから、中長期的な上昇トレンド自体に大きな変化は見られません。一方で、足もとのレートは25日線からある程度上方に乖離した水準に位置しており、158円台前半は「トレンドの上側」で推移しているゾーンとして意識されます。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表では、ローソク足が雲の上方で推移し、遅行スパンも実線より上に位置する形となっており、中期的な強気基調が維持されています。ここ数日は高値更新の勢いこそやや落ち着いているものの、転換線・基準線は依然として下値の目安として機能しており、157円台半ばから後半のゾーンはテクニカルなサポート帯として意識されやすい局面です。昨日の下押し局面でも157.40円台でしっかりと下げ渋ったことから、このゾーンにかけては押し目買いニーズが相応に存在していると考えられます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはゼロライン上のプラス圏を維持しながらも、直近では上昇ピッチがやや落ち着き、ヒストグラムの伸びも一服しつつある状態です。強い上昇トレンドから「高値圏での持ち合い」に移行している局面でよく見られる形であり、ここから再びMACD線がシグナル線に対して上方乖離を広げるようであれば、高値更新トライの勢いが強まりやすくなります。一方、デッドクロス方向への動きが鮮明になれば、158円台前半から157円台半ば方向へのレンジ調整が意識される可能性もあり、モメンタムの変化には注意を払っておきたいところです。

こうしたテクニカル状況を総合すると、短期的な下値の目安としては157.40〜157.60円近辺、上値については158.50円前後が意識されやすく、このレンジの中で押し目買いと戻り売りが交錯しやすい局面と見ることができます。いずれかの水準を明確にブレイクした場合には、次のレンジへとステージを切り上げる(あるいは切り下げる)きっかけとなり得るため、節目の攻防には注目したいところです。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、週明けの窓開けスタート後も158円台前半で高値圏を維持していることから、連休明けのNY勢が「押し目は限られた」と判断し、ドル買い・円売りを再開するケースを想定します。米金利が落ち着いた動きを続けるなかでも、日銀の超緩和スタンスに対する認識が変わらなければ、実需フローや海外勢のポジション積み増しを背景に、158.50円方向への上値トライが意識されやすくなります。このレベルをしっかりと上抜けることができれば、159円ちょうど前後が次のターゲットとして浮上し、高値更新トレンドが再加速するシナリオも視野に入ってきます。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、週明けの窓開けをきっかけに、これまで積み上がってきたドルロング・円ショートのポジション調整がじわりと進み、158円台前半からの戻り売りが優勢となるケースを想定します。連休明けのNYタイムで米金利がやや低下する、あるいは株式市場がリスクオフ気味に反応するような場面では、157円台後半への押し戻しが意識されやすくなります。157.40〜157.60円のサポートゾーンを明確に下抜けるようであれば、157円ちょうど前後までのスピード調整が進み、「高値圏レンジの下限をどこに置き直すか」を巡る攻防が意識される展開も考えられます。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、前日の値動きを引き継ぎつつ、158円ちょうど前後を中心としたレンジを形成しやすいと見ています。仲値にかけては実需フローのドル買いが下値を支えやすい一方で、158.30〜158.50円近辺では、前日の高値圏と重なることから戻り売りや利益確定の売りが出やすく、上値はやや抑えられやすいイメージです。国内から新たな材料が出にくいこともあり、東京時間だけでトレンドが大きく転換するというよりは、「158円台前半を素直に維持できているか」を確認する時間帯になりやすいでしょう。

157円台後半まで押し目が入る場面では、日足ベースのサポート帯と重なることから、押し目買いの反応がどの程度強いかが、その後の欧州・NY時間のトーンを占ううえで重要になりそうです。反対に、東京時間のうちに158.50円方向への上値トライに成功するようであれば、高値更新への期待感が高まりやすく、欧州勢が引き継ぐ形で一段高を試すシナリオも視野に入ってきます。

🕔 欧州・NY時間
欧州時間は、東京で形成されたレンジと水準感を引き継ぎつつ、ロンドン勢が「連休明けのNY勢がどちらにポジションを傾けてくるか」を先回りして探る時間帯になりそうです。158円台前半を維持している限りは、押し目買いスタンスが優勢となりやすい一方で、欧州株の動きや米金利先物の値動き次第では、158円台前半からの戻り売りが強まる局面も考えられます。特に、158.50円近辺はオプション関連の思惑も絡みやすいゾーンであり、一度トライして跳ね返されるのか、それとも上抜けて定着するのかが、その後のトレンドに大きく影響しそうです。

NY時間は、昨日の祝日明けでフローが本格的に戻ってくるタイミングとなるため、米債券・株式市場の動きに為替が連れる形でボラティリティが高まりやすくなります。米金利が上昇基調を強めるようであれば、158.50円超えを試す展開もあり得ますし、逆に株安・金利低下を伴うリスクオフの動きが強まれば、157円台後半方向への調整が意識されやすくなります。いずれにせよ、昨日のような薄商いの中での小動きとは異なり、「連休明けらしい一段大きめの値幅」が出る可能性も念頭に置いておきたい時間帯です。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:157.40円〜158.80円
今日は「高値圏レンジの中で、連休明けのフローをこなしながら次の方向感を探る一日」という位置づけを踏まえ、157.40円〜158.80円のレンジを想定します。158円台前半を中心とした推移をメインシナリオとしつつ、下押しの場面では157.40〜157.60円ゾーンのサポートの強さを、上振れの場面では158.50円〜158.80円の上値抵抗帯を、それぞれ意識したい局面です。

🔀 上値抵抗線:158.50円、158.80円
上方向については、まず158.50円前後が直近の上値抵抗帯として意識されます。ここは昨日の高値ゾーンとも重なる水準であり、一度は利益確定売りや戻り売りが出やすいポイントです。その上では158.80円近辺が次のレジスタンスとして浮上し、この水準を明確に上抜けて日足ベースで定着するようであれば、159円台乗せを視野に入れたトレンド継続シナリオが強まりやすくなります。

🔀 下値支持線:157.80円、157.40円
下方向については、まず157.80円前後が直近のサポートとして意識されます。ここを維持できる限りは、高値圏での押し目買い優勢という構図が続きやすくなりますが、これを明確に割り込んだ場合には、昨日の安値圏に相当する157.40円近辺が次の下値支持として注目されます。このゾーンをしっかり守れるかどうかが、高値圏レンジを維持できるか、あるいは一段下のレンジにシフトするかを占う分岐点となりそうです。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、158.80円近辺のレジスタンス帯を明確に突破し、そのうえで日足ベースで158円台後半〜159円ちょうど付近を維持して引けるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び強まり、159円台前半を次のターゲットとする上昇余地が意識されやすくなります。

下方向については、157.40円のサポートを明確に割り込んだうえで、日足が157円ちょうど〜前半のゾーンでクローズするようであれば、高値圏レンジから一段下のレンジ(おおよそ156.50〜158.00円程度)へのシフトを警戒する必要が出てきます。その場合でも、中長期トレンドはなお上向きであるため、156円台後半〜157円ちょうど前後では改めて押し目買い意欲が強まりやすい点も意識しておきたいところです。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日は目立った経済指標や要人発言がない一方で、米国市場の連休明けというタイミングでもあり、フロー次第で思わぬ方向にレートが動きやすい一日です。特に、連休中に積み上がったポジションの巻き戻しや、株式市場・債券市場での大きな値動きが出た場合には、ドル円もそれに連れるかたちで短時間に数十銭動く場面があり得ます。ニュースヘッドラインに対するアルゴリズム取引の反応も含め、「値動きの大きさ=材料の強さ」とは限らない点には十分注意したいところです。

また、地政学リスクや通商問題など、為替以外のニュースフローが突然クローズアップされる可能性もあります。週明けの窓開けの背景にあったようなリスクオフ材料は、市場心理を冷やしやすく、ドル売り・円買いの動きが短時間に強まることもあるため、ポジションの偏りとあわせて警戒しておきたいリスク要因です。

☑️ 投資判断における留意点
連休明けで値動きが出やすい一方、高値圏で上下どちらにも振れやすい局面では、「自分がどの水準までのリスクを許容できるのか」をあらかじめ明確にしておくことが、何より重要です。エントリーの際には、自分が意識している支持線・抵抗線にできるだけ引きつけてから判断すること、あらかじめ決めた損切りラインを相場の雰囲気に流されずに尊重すること、そして方向感に迷いがある局面では「見送る」という選択肢も常に持っておくことが、結果的に資金とメンタルを守ることにつながります。

今日も、短期的な値動きに翻弄され過ぎず、自分のシナリオとルールに沿ってトレードができているかどうかを意識しながら、冷静にマーケットと向き合っていきたいですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。