【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月8日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月8日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。昨日のドル円は156円台半ばを中心に、下値を切り上げながらじわりと戻り基調を強める一日となりました。今日は米新規失業保険申請件数とミランFRB理事の発言が控えており、週後半のイベントを意識しつつ、米金利と株式市場の動きに為替がどこまで素直に反応するかがポイントになりそうです😌(公開時刻:07:40/日本時間)。

昨日の振り返り

昨日のドル円は、前日のNY時間にかけて確認された156円台前半のサポートを意識しながら、終日156円台半ば〜後半で底堅く推移しました。東京時間の序盤こそ156.30円近辺まで押し込まれる場面があったものの、156.20円台では押し目買いが入りやすく、徐々に下値を切り上げる流れに移行。欧州〜NY時間にかけても大きなリスクオフ材料は見られず、最終的には始値156.596円、高値156.806円、安値156.305円、終値156.744円と、小幅ながら陽線を形成し、156円台後半で取引を終えています。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月7日 156.596 156.806 156.305 156.744

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月7日の東京時間のドル円は、156.60円近辺で取引をスタートしました。序盤は前日のNY終盤で重くなった上値を意識しつつ、156.50円台前半〜156.60円台後半でのもみ合いが中心。国内から為替を方向づけるような新規材料は乏しく、株式市場や長期金利の動きも落ち着いていたことから、マーケット全体としては「まずは下値の堅さを確認する時間帯」という印象が強い前場となりました。

仲値前後にかけては、実需筋のドル買いが下値を支えた一方で、156.70円台では短期筋の戻り売りも出やすく、上方向へのブレイクには至らず。午後に入ってからも欧米時間の指標・要人発言を控えて新規ポジションはやや慎重となり、結果として東京時間は156.30〜156.70円程度のレンジの中で、じりじりと下値を切り上げるような展開にとどまりました。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ロンドン勢の参入とともに、ドル円は156.60円近辺からスタートしました。欧州株式市場は小幅なまちまちのスタートとなり、リスクオフに大きく振れるようなニュースも見られなかったことから、為替市場でも156.60〜156.80円台でのじり高基調が継続。欧州債券市場や米金利先物の動きも比較的落ち着いており、「NY時間のイベント待ち」という色合いが濃い時間帯が続きました。

NY時間入り後は、前日までに意識されていた156.20〜156.30円台のサポートが維持されていることもあって、短期筋を中心に押し目買いが入りやすい展開に。ADP雇用統計やISM非製造業景況指数、JOLTS求人統計、ボウマンFRB副議長の発言といった重要イベントを控えるなか、一時156.806円まで上値を伸ばしましたが、157円台を明確に試すほどの勢いには至らず、その後はイベント前後のポジション調整もあって156.70円台を中心とした推移に落ち着きました。最終的には156.744円で引けており、「イベントをこなしながらも、レンジの上限一歩手前でクローズした一日」と整理できそうです。

今日の注目材料

☑️ 1月8日(木)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
22:30 🇺🇸 新規失業保険申請件数 ⚡️⚡️ 19.9万件 21.2万件
24:00 🇺🇸 ミランFRB理事の発言 ⚡️⚡️

今日1月8日の為替市場で注目されるのは、日本時間22時30分に発表が予定されている米新規失業保険申請件数と、24時に控えるミランFRB理事の発言です。失業保険申請件数は、雇用統計のようなインパクトこそないものの、週次ベースで米労働市場の熱さ・冷え具合をチェックできる指標として常に意識されています。前回は19.9万件と、歴史的に見てもかなり低い水準にとどまっており、今回予想は21.2万件とやや増加が見込まれているものの、「20万件前後での推移が続くのかどうか」が一つの焦点になりそうです。

市場としては、申請件数が大きく増加して米労働市場の減速懸念が意識される展開になれば、米長期金利の低下を通じてドル売り・円買いが入りやすくなります。一方で、20万件前後にとどまり、「労働市場はなおタイト」という見方が維持されるようであれば、利下げ観測の前倒しはやや抑えられ、ドルを下支えする方向に働く可能性があります。ただし、単体でトレンドを反転させるほどの材料ではなく、今週の他の指標やイベントと合わせて、じわじわと期待値を調整していく役割を担うとイメージしておくのが良さそうです。

24時のミランFRB理事の発言は、足もとの市場が織り込みつつある利下げ時期・ペースに対して「どの程度寄り添うのか、あるいはけん制してくるのか」がポイントになります。タカ派寄りのトーンが目立てば、米金利の下げ渋り〜小幅な持ち直しを通じてドル買い方向に働きやすく、ドル円も157円方向を試す動きが意識されるかもしれません。逆に、利下げに前向きと受け止められるメッセージが目立つようであれば、ドル売り優勢となり、156円台前半への調整を促す材料になり得ます。指標と違い「解釈の余地」が大きいだけに、ヘッドラインだけで飛びつかず、金利や株の反応とセットで追いかけたいイベントです。

今日の見通し

今日のドル円は、昨日に引き続き156円台半ば〜後半を中心としたレンジをベースに、NY時間の米新規失業保険申請件数とミランFRB理事の発言をきっかけに、157円方向への上抜けを試すか、それとも156円台前半へ押し戻されるかを探る展開になりそうです。東京〜欧州時間はイベント待ちの色合いが濃く、156.40〜156.90円程度のレンジ取引がメインとなりやすい一方、NY時間にかけては米金利の動きに連動した短期筋のフローが相場を揺さぶる場面が増えてきそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀は依然として超緩和的な金融政策を維持しており、マイナス金利や長期金利操作(YCC)についても、急激な正常化ではなく慎重な議論が続いている状態です。賃金と物価の好循環を確認しながらじっくりと出口を探るスタンスが改めて示されていることもあり、中長期的には「円金利は低位にとどまりやすい」という認識が、ドル円の下値を支える土台として意識されています。

一方、米国ではインフレ鈍化の進捗と景気の持ちこたえ具合をにらみながら、「いつ、どの程度のペースで利下げに踏み切るのか」という点を巡って、市場の期待とFRB関係者のメッセージに微妙なずれが生じやすい局面が続いています。今週発表される雇用関連指標やインフレ指標に加え、要人発言のトーンによって、利下げ開始時期の織り込みが前後に揺れ動く可能性があるため、ドル円としても「一方向にトレンドが走る」というよりは、金利の小さな振れに合わせて上下に揺さぶられやすい相場つきが続きやすいと見ています。

テクニカル分析

テクニカル面では、昨日のローソク足は、高値156.806円、安値156.305円という比較的狭いレンジの中で上下にヒゲを付けつつ、始値156.596円に対して終値156.744円と小幅な陽線を形成しました。156.30円近辺で下値を固めながら、156.80円手前でいったん上値を抑えられた形であり、「高値圏での持ち合いを続けながら、どちらかに抜けるタイミングをうかがっている」といった印象が強い足型です。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
移動平均線に目を向けると、25日移動平均線はなお右肩上がりを維持しており、その下では75日線・200日線も緩やかな上昇基調を保っていると考えられます。短期・中期・長期の三本が順ザヤを維持している状況は、中長期的な上昇トレンドが生きているサインであり、現在の156円台後半というレベルは、その上昇トレンドの中で高値圏に位置していると整理できます。一方で、足もとのレートは25日線からやや上方に乖離しているとみられ、イベント次第ではスピード調整が入りやすい水準にあることも意識しておきたいポイントです。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表を想定すると、ローソク足は依然として雲の上方で推移しており、遅行スパンも実線を上回る状態が続いていると考えられます。この点からも、中期的な強気トレンドに大きな変化は生じていません。ただし、高値更新の勢いは一服しており、156円台半ば〜後半のゾーンは「上昇トレンドを維持しつつ、どの水準で新たな値固めを行うか」を見極める価格帯になりつつあります。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはプラス圏を維持しながらも、ヒストグラムの勢いはやや落ち着きつつある局面が想定されます。ここから再びMACD線がシグナル線から上方向に乖離を拡大するようであれば、高値更新トレンド再開への期待が強まりやすく、逆にデッドクロス方向への傾きが明確になる場合には、高値圏からの調整入りを警戒する必要が出てきます。

テクニカルから見た目先の価格帯としては、下値はまず156.30円前後、その下では156.00円近辺が意識されやすい水準です。一方、上値については156.80〜157.00円ゾーンが直近のレジスタンスとして意識され、その上では157.30円近辺が次の上値ターゲットになりそうです。今日はこれらの水準のどちら側を試しに行くかを、米指標と要人発言をきっかけに探る一日と位置づけるのが自然でしょう。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、新規失業保険申請件数が予想比で大きく悪化せず、ミランFRB理事の発言も相対的にタカ派寄りと受け止められるケースを想定します。この場合、米長期金利が下げ渋る、あるいは小幅に持ち直すなかでドル買い・円売りが入りやすく、ドル円は156.30円近辺をしっかりと維持しながら、まずは156.80〜157.00円のレジスタンス帯を試す展開が考えられます。このゾーンを実体ベースで上抜けてくると、157.30円方向への一段高が視野に入り、高値更新に向けた期待が改めて強まりやすくなります。ただし、高値圏には利益確定売りも厚く控えているとみられるため、上昇はジリ高ベースで段階的に進むイメージを持っておきたいところです。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、新規失業保険申請件数の増加やややハト派寄りと受け止められる発言をきっかけに、米金利に下押し圧力がかかるケースをメインとします。この場合、ドル売り・円買いが優勢となるなかで、まず156.30円前後のサポートを試す展開が想定されます。ここを明確に割り込んだ場合には、心理的節目でもある156.00円近辺まで下押しが進む可能性があり、短期的にはストップロスを巻き込みながら下値を探る動きが出るかもしれません。ただし、中長期的な上昇トレンドはなお維持されていると考えられるため、156円ちょうど〜155円台後半にかけては、改めて押し目買いのニーズが意識されやすいゾーンになりそうです。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、昨夜のNYクローズ水準を引き継ぎつつ、156.40〜156.80円あたりを中心としたレンジ取引が基本シナリオとなりそうです。仲値にかけては実需のドル買いが下値を支える一方で、156.80円近辺では高値警戒感から戻り売りも出やすく、「レンジの真ん中で追いかけない」という姿勢が重要になりやすい時間帯です。本番となるNY時間のイベントを前に、東京勢は無理にポジションを傾けるよりも、節目となる水準だけを確認しながら様子見を優先する可能性が高いと見ています。

🕒 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ロンドン勢のフローを背景に、東京時間で形成されたレンジの上下を試す小さな動きが出やすくなります。欧州株・債券市場のスタート次第では、一時的にリスクオン/オフ方向へ傾く場面も想定されますが、本格的なトレンドはやはりNY時間のイベント待ちとなりやすいでしょう。NY時間入り後は、まず22時30分の新規失業保険申請件数で一度ボラティリティが高まり、24時のミランFRB理事の発言が「その日の最終判断材料」として意識されるイメージです。イベント前後はヘッドラインや一部のコメントだけに引きずられず、米金利や株価の落ち着きどころを確認しながら、ポジションサイズと損切り水準をあらかじめ決めておくことが重要になりそうです。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:156.00円〜157.30円
今日は、156円台半ばの持ち合い圏をベースにしつつ、NY時間の米指標と要人発言をきっかけにレンジをやや広げる可能性を考慮し、156.00円〜157.30円をメインシナリオのレンジとして想定します。東京〜欧州時間はこの範囲の内側での推移が中心となりやすく、NY時間にかけてレンジ上限または下限方向へのトライが入りやすいイメージです。

🔀 上値抵抗線:156.80円、157.30円
上方向については、まず156.80円前後が直近の上値抵抗帯として意識されます。この水準は、昨日も上値を抑えられたゾーンであり、短期筋の利確や戻り売りが出やすい価格帯です。その上では157.30円近辺が次のレジスタンスとして注目され、このゾーンまで上昇が進む場面では、高値更新トレンドへの期待と、「そろそろ利確しておきたい」という心理が交錯しやすくなりそうです。

🔀 下値支持線:156.30円、156.00円
下方向については、まず156.30円前後が目先の重要なサポートです。この水準を維持できている限りは、「高値圏でスピード調整を挟みながらも、上昇トレンドは維持されている」という評価が優勢になりやすく、押し目買いも入りやすい展開が続きそうです。これを明確に割り込んだ場合には、156.00円近辺が次の下値の目処となり、このゾーンまでの下押しが進む場面では、一時的にボラティリティが高まりやすい点に注意が必要です。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、157.30円前後のレジスタンス帯をしっかりと上抜け、日足が157円台後半でクローズできるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向への上値余地が意識されやすくなります。

下方向では、156.30円と156.00円のサポートを連続して割り込み、そのうえで日足が156円を明確に下回る水準で引ける場合には、「高値圏の持ち合い」から「調整局面」への評価切り替えが意識されやすくなり、155円台後半への下値余地を探る流れに注意が必要です。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日はイベントの数こそ多くないものの、「指標+要人発言」が組み合わさることで、市場の解釈が二転三転しやすい一日です。ヘッドラインの一言一句に振り回されると、短時間での急伸・急落に巻き込まれやすくなるため、発表前後の時間帯はスプレッドの拡大や約定の滑りも含めて、普段以上にボラティリティ上昇リスクを意識しておきたいところです。

☑️ 投資判断における留意点
あらかじめ許容できる損失額を決めておき、その範囲から逆算してロットと損切り水準を設定しておくことが重要です。とくに深夜帯のイベントでは、「あえてポジションを軽くしておく」「イベントを見送ってから次の一手を考える」といった守り寄りの選択肢も十分に検討する価値があります。自分のトレードルールとリスク許容度に照らし合わせながら、無理のない構え方で相場と向き合っていきたいですね。

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