【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月7日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月7日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。ドル円は156円台後半での推移が続くなか、今夜はADP雇用統計やISM非製造業など、今年前半のドル相場を占ううえで重要な指標がまとまって登場します。イベント前の落ち着いた値動きに見えても、夜にかけて一気にボラティリティが高まる可能性もあるので、今日も事前のシナリオ整理をしっかりしておきたいですね😌(公開時刻:07:26/日本時間)

昨日の振り返り

昨日のドル円は、今夜の米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数などの重要指標を控えるなか、156円台後半の高値圏を維持しながらも、方向感に乏しい一日となりました。東京時間は156.30円前後でスタートした後、156.20円近辺までじり安となる場面も見られましたが、押し目では実需のドル買いや短期勢の買い戻しが入り、下値は限定的な動きにとどまりました。

欧州時間に入ると徐々に買いが優勢となり、一時156.795円まで上昇。その後のNY時間では、米金利動向をにらみつつ156円台後半でのもみ合いが続き、最終的には始値156.335円、高値156.795円、安値156.165円、終値156.596円と、小幅高ながらも高値圏を保ったまま一日の取引を終えています。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月6日 156.335 156.795 156.165 156.596

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月6日の東京時間のドル円は、156.33円前後で取引をスタートしました。年明け以降のドル高・円安基調を背景に、朝方は156円台半ば近辺を維持する底堅い動きとなった一方で、今夜以降に控える米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数を意識し、新規ポジションを積極的に傾ける向きはやや限られました。早朝には156.20円台前半までじり安となる場面もありましたが、この水準では実需のドル買いや短期勢の押し目買いが入り、下値はしっかりと支えられました。

仲値前後にかけては、輸入企業によるドル買い需要が意識され、156.40円近辺までじわりと水準を切り上げる動きが見られましたが、156.50円を明確に上抜けるほどの勢いはなく、「高値追いはやや慎重、下がれば拾う」といったスタンスが優勢でした。お昼以降も、国内から目立った新規材料が乏しいなか、投資家は今週後半にかけて集中する米指標や要人発言をにらみつつ、156円台半ばを中心とした比較的落ち着いたレンジ取引を続けており、東京時間は全体として小動きのまま終了しています。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ドル円は156.40円近辺で取引を再開しました。ロンドン勢の本格参入後も、今夜の米経済指標の結果を見極めたいとの思惑から、序盤は156円台半ばを挟んだレンジ取引が続きましたが、欧州債券市場での金利上昇やドル買いのフローが意識される局面では、一時156.795円まで上値を試す動きが見られました。ただし157円台をうかがう水準では高値警戒感も強く、短期勢の利益確定売りや戻り売りが断続的に持ち込まれたことで、上値追いの勢いは一旦ピークアウトしています。

NY時間に入ると、米国から新たなビッグイベントはなく、株式・債券市場ともに比較的落ち着いたスタートとなりました。ドル円も米長期金利の小幅な上下に連動するかたちで、156.30〜156.70円台を中心としたもみ合いが続き、今夜以降のADP雇用統計やISM非製造業景況指数といった重要指標を前に、ポジションを一方向に大きく傾ける動きは限られました。引けにかけては、156.50円台後半で底堅さを保ったまま156.596円でクローズしており、「イベント前の高値圏での様子見」といった印象が強い一日だったと言えそうです。

今日の注目材料

☑️ 1月7日(水)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
22:15 🇺🇸 ADP雇用統計 ⚡⚡⚡ -3.2万人 +4.7万人
24:00 🇺🇸 ISM非製造業景況指数 ⚡⚡⚡⚡ 52.6 52.2
24:00 🇺🇸 JOLTS求人 ⚡⚡⚡ 767.0万件 760.0万件
30:10 🇺🇸 ボウマンFRB副議長の発言 ⚡⚡ - -

今日1月7日のドル円相場で特に注目されるのは、まず22時15分に発表される米ADP雇用統計です。前回は-3.2万人とマイナスとなりましたが、今回は+4.7万人が予想されており、週末の米雇用統計(NFP)を占う「先行指標」として、市場の関心は非常に高くなりやすいイベントです。予想を大きく上回る強い結果となれば、米労働市場の底堅さが意識され、米金利上昇とともにドル買い・円売りが強まる可能性があります。一方で、再び弱い数字となれば、利下げペース加速への思惑が意識され、ドルの上値を抑える方向に働きやすくなります。

同じく24時には、サービス業を中心とした景況感を示すISM非製造業景況指数とJOLTS求人の発表が予定されています。ISM非製造業は52.6から52.2への小幅な悪化が予想されていますが、50を上回る限りは「拡大・縮小の分かれ目」を保っていると受け止められやすく、サブ項目である雇用指数や物価指数の動きも含めて、米景気とインフレの両面から注目度の高い指標です。JOLTS求人についても、求人件数が予想を上回るようであれば労働需要の底堅さが意識され、逆に大きく下振れすれば労働市場の減速懸念が強まりやすくなります。

さらに、深夜30時10分にはボウマンFRB副議長の発言も予定されています。ボウマン氏は比較的タカ派寄りと受け止められることが多いメンバーであり、インフレや利下げペースに関する発言が、市場の金利期待に影響を与える可能性があります。指標と要人発言が立て続けに控えていることを踏まえると、東京〜欧州時間は様子見ムードが強まりやすい一方、NY時間から深夜にかけては、結果とヘッドラインの解釈次第でドル円が一気に振れる展開も想定しておきたいところです。

今日の見通し

今日のドル円は、156円台後半という高値圏を維持しつつ、今夜の米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数、JOLTS求人などの重要指標を控えた「イベント待ち」の一日になりそうです。東京〜欧州時間は、156.30〜156.80円近辺を中心としたレンジ取引がメインとなりやすく、NY時間に入ってから指標結果と要人発言を手がかりに、157円台方向への上値トライが強まるのか、それとも156円台前半方向への調整色が強まるのかが焦点となりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀は依然としてマイナス金利と長期金利操作(YCC)を含む超緩和スタンスを継続しており、賃金と物価の好循環がどの程度定着するかを見極めながら、来年度以降の政策正常化のタイミングを探っている状況です。マイナス金利解除に向けた思惑はくすぶっているものの、足もとの物価・賃金動向や景気の先行き不透明感を踏まえると、急激な引き締めへの転換を織り込むには時期尚早との見方が根強く、依然として日米金利差の大きさが円売り要因として意識されやすい環境が続いています。

一方で米国では、インフレ鈍化の進み具合と労働市場の強さ、景気減速リスクのバランスをにらみながら、利下げ開始時期とペースを巡る市場の思惑が揺れやすい局面が続いています。今日のADP雇用統計やISM非製造業景況指数、JOLTS求人はいずれも「雇用・景気の底堅さ」と「利下げのしやすさ」を測るうえで重要な手がかりとなるため、内容次第では今年の利下げパスに対する市場の期待がリプライシングされ、米金利とドル円のトレンドに短期的な変化が生じる可能性もあります。特に、複数の指標がそろってサプライズ方向に振れた場合には、ドル円が現在の高値圏からどちらか一方向へ抜け出すきっかけとなる点には注意が必要です。

とはいえ、これまでのFOMCや要人発言を通じて、米金融政策の大枠はすでに市場に共有されていることから、今日の指標だけで中長期トレンドが一気に反転する可能性は高くありません。むしろ、「予想とのギャップ」や「市場がどのポイントに反応するか」によって短期的なボラティリティが高まりやすい局面と捉え、イベント前後の時間帯は値動きの振れ幅やスプレッドの拡大も織り込んだうえで、ポジション管理を行っていくことが重要になりそうです。

テクニカル分析

テクニカル面では、昨日のローソク足は、高値156.795円、安値156.165円という比較的コンパクトな値幅のなかで上下にヒゲを付けつつ、始値156.335円に対して終値156.596円と小幅な陽線を形成しました。前日までの上昇基調を引き継ぎながらも、157円台を試しきれずに高値圏での持ち合い色を強めている格好で、イベント前のエネルギーをためているような形状と見ることができます。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
移動平均線に目を向けると、25日移動平均線は依然として右肩上がりを維持しており、その下では75日線と200日線も緩やかな上向きで推移していると考えられます。短期・中期・長期の三本が順ザヤ構造を保っている状況は、中長期的な上昇トレンドが継続していることを示しており、ドル円はそのなかで156円台後半という高水準を維持していると整理できます。一方で、現状のレートは25日線からやや上方に乖離しているとみられ、ADPやISMといったイベントの結果次第では、いったん25日線方向へスピード調整が入る可能性も頭に入れておきたいところです。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表を想定すると、ローソク足は雲のかなり上方に位置し、遅行スパンも実線を上回る状態を維持しているとみられます。この点からも、中期的な強気トレンドに大きな変化は見られませんが、高値更新のペースはやや鈍化しており、156円台半ば〜157円ちょうど近辺のゾーンは、転換線や基準線との位置関係も含めて「上昇トレンドを維持しつつ、どの水準で持ち合いを形成するか」を探る価格帯になりつつあります。基準線や転換線が下値の目安として意識される一方、上値では直近高値圏での売りオーダーが意識されやすい場面と言えそうです。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDを見ると、ゼロラインより上のプラス圏を維持しているものの、上昇モメンタムは徐々に落ち着きを見せており、MACD線とシグナル線の乖離も縮小してきている局面と考えられます。ここから再びMACD線がシグナル線から上方に離れていく動きを見せれば、高値更新トレンド再開のサインとして意識されますが、逆にデッドクロス方向へ傾くようであれば、高値圏での調整入りを示唆するシグナルとして警戒される可能性があります。特に、今日のようにイベントが集中する日は、テクニカルシグナルとファンダメンタルズ要因が重なった方向に一気に振れやすい点には注意が必要です。

これらのテクニカル要因を総合すると、目先の下値めどとしては156.20円前後、その下では155.80円近辺が意識される一方、上値については156.90円前後と157.40円近辺が戻り売りの候補として注目されます。当面はこの価格帯を中心に、イベント結果をきっかけとした「レンジ上抜け」か「いったんの調整入り」かを見極めていく局面と捉えるのが適切と言えそうです。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、ADP雇用統計が市場予想を上回り、さらにISM非製造業景況指数やJOLTS求人も総じて底堅い内容となるケースを想定します。この場合、米労働市場とサービス業を中心とした景気の底堅さが意識され、米長期金利の下げ渋りや小幅な上昇を通じてドル買い・円売りが入りやすくなります。ドル円は156.20円近辺を下値として、まず156.90円前後のレジスタンスを試し、ここを実体ベースで明確に上抜けることができれば、157.40円近辺まで一段高となる可能性も出てきます。さらに、ボウマン副議長の発言がタカ派寄りと受け止められれば、157円台後半方向への上値余地が広がる展開にもつながりやすくなります。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、ADP雇用統計が予想を下回り、ISM非製造業景況指数やJOLTS求人も総じて弱めの結果となるケースをメインシナリオとして想定します。この場合、米景気減速や労働需要の鈍化が意識され、米長期金利には下押し圧力がかかりやすく、ドル売り・円買いが優勢となる流れが想定されます。ドル円はまず156.20円のサポートを試し、これを明確に割り込むようであれば、155.80円近辺までの調整が視野に入ってきます。ただし、中長期的な上昇トレンドはなお維持されていると見られるため、155円台後半では押し目買いのニーズも意識されやすく、トレンドの完全な転換というよりは、高値圏での一段深い調整局面として捉えられる公算が高いと考えています。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、前日の高値圏を引き継ぎつつ、156.30〜156.70円近辺を中心とした比較的落ち着いたレンジ取引になりやすいと見ています。仲値にかけては実需のドル買いが下値をサポートしやすい一方、156.70円近辺から上は、今夜の米指標を前に新規のドルロングを積み増す動きがやや慎重になりやすく、戻り売りやポジション調整の売りも出やすいゾーンとなりそうです。イベント本番を前に、「どの水準で持ち高を軽くしておくか」「どこまで事前にポジションを仕込むか」といった視点での取引が中心となりやすい時間帯と言えます。

🕔 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ロンドン勢の参入とともに、東京時間で形成されたレンジの上限・下限を試す動きがやや強まりやすくなります。欧州株式・債券市場の動向やドルインデックスの変化に連動するかたちで、一時的にドル買い・ドル売りのどちらかに傾く場面も考えられますが、ADPやISMの発表前にポジションを一方向へ大きく傾ける動きは、ある程度抑制される可能性が高いと考えられます。NY時間に入ると、いよいよ指標発表を見据えた取引が中心となり、発表直後にはヘッドラインの数字にアルゴリズム取引が反応して、一方向への急伸・急落と、その後の巻き戻しを伴う「往って来い」の値動きが発生しやすい点には注意が必要です。特に、ストップ注文が集中している水準の外側では、短時間でのヒゲ状の値動きに巻き込まれやすくなるため、イベント前後の時間帯はポジションサイズと損切り水準の管理をいつも以上に慎重に行いたいところです。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:156.20円〜157.40円
今日は、156円台後半という高値圏での持ち合いと、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数など重要イベントの影響を踏まえ、156.20円〜157.40円のレンジをメインシナリオとして想定します。東京〜欧州時間はこのレンジの内側、主に156円台半ばを中心とした推移となりやすく、NY時間から深夜にかけて指標結果を織り込む過程で、レンジの上限または下限方向を試す展開をイメージしています。

🔀 上値抵抗線:156.90円、157.40円
上方向については、まず156.90円前後が直近のレジスタンスとして意識されます。この水準は、前日の高値圏と重なるゾーンであり、短期筋の利益確定売りや戻り売りが出やすい価格帯です。そのうえで、157.40円近辺が次の上値目処として注目され、この水準を実体ベースで明確に上抜けてくるようであれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向を視野に入れた一段高シナリオが強まりやすくなります。

🔀 下値支持線:156.20円、155.80円
下方向については、まず156.20円前後が直近のサポートとして重要です。この水準を維持できている限りは、「高値圏でのスピード調整を挟みながらも、上昇トレンドは継続している」という評価が優勢となりやすく、押し目買いの意欲も残りやすいと考えられます。これを明確に割り込んだ場合には、155.80円近辺が次の下値支持として意識され、このゾーンまでの下押しが進む場面では、一時的に調整色の強い値動きとなる可能性があります。ただし、その場合でも中長期的なトレンド転換というよりは、高値圏での一段深い押しとして捉えられる公算が高いでしょう。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、157.40円前後のレジスタンス帯をしっかりと上抜け、日足が157円台後半でクローズできるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向への上値余地が現実味を帯びてくる展開が考えられます。下方向のブレイクアウト条件としては、156.20円と155.80円のサポートを連続して割り込み、そのうえで日足が156円ちょうどを明確に下回る水準で引けるかどうかがポイントになります。この場合、「高値圏での持ち合い」から「調整色の強い局面」へと評価が切り替わりやすく、155円台半ばが次の下値ターゲットとして浮上し、短期的には円買い優勢の流れに注意が必要となります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
ADP雇用統計やISM非製造業景況指数、JOLTS求人は、いずれも米景気と金融政策の行方を占ううえで重要な指標であり、市場が予想していない方向へのサプライズが出た場合には、短時間で値が大きく飛ぶリスクがあります。特に、インフレや利下げのタイミングに関わる思惑と結びつきやすい局面では、数値そのもの以上に「市場がどう解釈したか」が値動きを左右しやすく、アルゴリズム取引がヘッドラインに反応して瞬間的にボラティリティが高まることもあります。発表前後の時間帯は、スプレッド拡大や約定の滑りにも十分注意を払いたいところです。

☑️ 投資判断における留意点
イベント前後の相場では、「大きく取れるかもしれない」という期待と、「急変動に巻き込まれるかもしれない」という不安が入り混じりやすく、ついポジションサイズが大きくなったり、普段よりもエントリーが増えてしまいがちです。しかし、こうした局面だからこそ、あらかじめ許容できる損失額を明確にし、その範囲から逆算してロットと損切り水準を決めておくことが、結果的にパフォーマンスとメンタルを守るうえで非常に重要になります。

特に今日のように、指標と要人発言が立て続けに控えている日は、「指標前にポジションを軽くしておく」「あえてポジションを持たずに結果とマーケットの反応を確認してから次の一手を考える」といった守り寄りの選択肢も、十分に検討する価値があると言えそうです。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。