【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月6日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月6日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。ドル円は年明けの高値圏である156円台後半を維持しつつ、昨日は157円台前半を試したあとに上値を抑えられる展開となりました。方向感を探りながらも一気に崩れたわけではなく、今日も高値圏での攻防が続きそうです。それでは、昨日の振り返りと今日の見通しを確認していきましょう😌(公開時刻:07:39/日本時間)

昨日の振り返り

昨日のドル円は、年初からの高値圏である156円台後半を維持しながらも、上値の重さが意識される一日となりました。朝方は156.70円台で取引をスタートしたあと、欧州時間にかけて157.297円まで上昇して年初来高値を試しましたが、その水準では利益確定売りや戻り売りが優勢となり、その後はじりじりと水準を切り下げる展開に移行。最終的には始値156.697円、高値157.297円、安値156.115円、終値156.392円と、上ヒゲの目立つ小幅な陰線を形成し、高値圏でいったん息を整えるような形で一日の取引を終えています。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月5日 156.697 157.297 156.115 156.392

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月5日の東京時間のドル円は、156.70円台後半で取引をスタートしました。年明け以降、156円台後半での推移が続いていたこともあり、朝方は高値警戒感と押し目買い意欲がせめぎ合うなかで、156.60〜156.90円近辺のレンジで落ち着いた値動きが続きました。国内からは目立った新規材料も乏しく、市場参加者の関心は今週後半の米経済指標や要人発言に向きつつありました。

仲値にかけては、輸入企業などを中心とした実需のドル買いが下値を支えた一方で、157円台を前にした水準では短期筋の戻り売りも散見され、上値追いの勢いは一気には強まりませんでした。お昼以降も、東京勢は年初のポジション構築と既存ポジションの微調整を中心とした取引にとどまり、156円台後半の比較的狭いレンジのなかで方向感を探る展開が続きました。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ドル円は156.80円前後で取引を再開しました。ロンドン勢の参入直後は、東京時間の流れを引き継ぐ形でじり高基調が続き、一時は157.20円台後半まで上値を伸ばす場面も見られました。ただ、157円台前半から上のゾーンでは高値警戒感から戻り売りが持ち込まれ、上値追いの勢いは次第に鈍っていきました。

NY時間序盤は、今夜のISM製造業景況指数の発表を前に様子見ムードが強く、米長期金利や株式市場の動きも落ち着いていたことから、ドル円も157.00円前後を挟んだレンジ取引が中心となりました。ポジション的には、年初から続いていたドルロングを維持しつつも、イベント前に一部利確を進めておこうとする動きが重なり、上値は重く下値も堅い、いわゆる「イベント待ち」の展開が続きました。

日本時間24時に発表されたISM製造業景況指数は、市場予想(48.3)に対してやや弱めの結果(47.9)となり、製造業の回復ペースに対する慎重な見方が意識されました。発表直後は米長期金利が小幅に低下し、ドル売り・円買いが優勢となったことで、ドル円は157.20円近辺から一気に156.20円台まで押し戻される格好となりました。その後は、156.10〜156.40円近辺での押し目買いと戻り売りが交錯し、最終的には156.392円でクローズ。ISMをきっかけに高値圏からやや上値の重さを意識させられつつも、トレンド自体が崩れるほどではない、調整色の強い終わり方となっています。

今日の注目材料

今日1月6日は、重要度の高い経済指標や要人発言の予定は特にありません。そのため、市場は引き続き、年明け以降のポジションの傾きや、今週後半に控える米主要指標・要人発言に向けた思惑を織り込みながら、米金利・米株式市場の動きに目を配る展開になりそうです。

材料面で目立ったイベントがない日は、短期筋のフローやテクニカル要因が相場を動かしやすくなります。特に、前日までに157円台を試したあと高値圏でのもみ合いに入っている局面だけに、小さなきっかけで上値・下値どちらかに振れやすい点には注意が必要です。米長期金利の動きやドルインデックスの推移、株式市場のリスクオン・リスクオフの切り替わりにあわせて、ドル円も短期的にボラティリティが高まる可能性があります。

今日の見通し

今日のドル円は、前日に157円台前半を試したあとに上値を抑えられた流れを引き継ぎつつ、156円台半ばを中心とした高値圏での持ち合いをメインシナリオとしながら、次の一方向のトレンドに備える一日になりそうです。明確なイベントがない分、東京〜欧州時間はテクニカルな水準を意識したレンジ取引が中心となりやすく、NY時間にかけて米金利や株式市場の動きに連動するかたちで、157円台方向への再トライか、156円台前半への調整が進むかが焦点となりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀は引き続きマイナス金利と長期金利操作(YCC)を含む超緩和的な金融政策を維持しており、賃金と物価の好循環がどの程度定着しているかを慎重に見極めるスタンスが続いています。将来的な政策正常化やマイナス金利解除に向けた議論は続いているものの、足もとの経済・物価指標を踏まえた慎重な対応が前提となっているため、短期的に急激な引き締めへと舵を切るとの見方はまだ限定的です。この点は、中長期的には引き続き円売り方向にバイアスをかける要因として意識されています。

一方、米国側では、インフレ鈍化の進み具合と景気の底堅さをにらみながら、利下げ開始時期とペースを巡る市場の思惑が続いています。足もとの経済指標は強弱入り混じる内容となっており、金融市場では「利下げ期待」と「インフレ再燃への警戒」の間で見方が揺れやすい状況です。今日は大きな指標こそないものの、今後の米物価・雇用指標やFOMC参加メンバーの発言を見据えたポジション調整が引き続き意識されやすく、米金利の小さな動きに対してもドル円が反応しやすい地合いが続くと考えられます。

総じて、日米の金融政策スタンスの違いは依然としてドル円の下支え要因である一方、157円台を前にした高値警戒感も徐々に高まりつつあります。今週以降の米主要指標やイベント次第では、高値更新トレンドが再加速する可能性もあれば、一段の調整局面に移行するシナリオも想定されるため、今日は「次の方向性に備えたポジションの整理・調整の一日」と位置付けるのが妥当と言えそうです。

テクニカル分析

テクニカル面では、昨日のローソク足は、高値157.297円、安値156.115円という一定の値幅をこなしつつ、始値156.697円に対して終値156.392円と小幅な陰線を形成しました。157円台前半を上抜けきれず上ヒゲを残した形となっており、高値圏で買い一巡感と上値の重さが意識されつつも、下値も156円台前半でしっかりと支えられているため、現状は「高値圏でのもみ合い・調整局面」と捉えるのが妥当なチャート形状と言えそうです。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
移動平均線に目を向けると、25日移動平均線は依然として右肩上がりを維持しており、その下では75日線と200日線も上向きで推移していると考えられます。短期・中期・長期の3本が順ザヤ構造を保っている状況は、中長期的な上昇トレンドが続いていることを示唆しており、ドル円はそのなかで156〜157円台という高値圏を維持している状態です。一方で、現状のレートは25日線からやや上方に乖離しているとみられ、短期的にはスピード調整が入りやすい水準にある点も意識しておきたいところです。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表を想定すると、ローソク足は雲のかなり上方に位置し、遅行スパンも実線を上回る状態を維持しているとみられます。この点からも、中期的な強気トレンドに大きな変化は見られません。ただし、直近では高値更新の勢いがやや鈍化しており、157円台前半の水準は、転換線や基準線との位置関係を含めて「いったん上昇のピッチを落としながら、どの水準で持ち合いを形成するか」を探る局面に入りつつあるように見受けられます。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDを見ると、ゼロラインより上のプラス圏を維持しながらも、MACD線とシグナル線の乖離は徐々に縮小してきている局面と想定されます。これまで続いてきた上昇モメンタムはいったん落ち着きを見せており、ここから再びMACD線がシグナル線から上方に離れていく動きを見せれば、高値更新トレンド再加速のサインとして意識されます。一方で、デッドクロス方向への傾きが強まるようであれば、高値圏からの一段の調整局面入りを示唆するサインとして警戒される可能性があります。

こうしたテクニカルの状況を総合すると、目先の下値めどとしては156.20円前後、その下では155.80〜155.90円近辺が意識される一方、上値については157.30円前後と157.80円近辺が戻り売りの候補として意識されやすく、このレンジ内での攻防を念頭に置きながらシナリオを組み立てるのが適切な局面と考えられます。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、米金利の下げ渋りや株式市場の底堅さを背景に、ドル買い・円売りがじわじわと優勢となるケースを想定します。この場合、156.20円近辺での押し目が意識されやすく、ここを下値として再び157.00〜157.30円方向への戻りを試す展開が考えられます。157.30円前後のレジスタンス帯を実体ベースで明確に上抜けることができれば、157.80円近辺までの一段高をうかがう動きが強まり、高値更新トレンド再開への期待が高まります。ただし、高値圏では利益確定売りも控えているため、上昇は急角度というより、押し目を挟みながらの緩やかなものになる可能性が高いと見ています。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、高値圏での達成感や利益確定売りが優勢となり、短期的なスピード調整が進むケースをメインシナリオとします。この場合、まずは156.20円近辺のサポートを試し、ここを明確に割り込むようであれば、155.80〜155.90円近辺までの下押しが視野に入ってきます。米金利が一時的に低下したり、株式市場がリスクオフに傾く場面では、ストップロスを巻き込みながら下振れが速くなるリスクも想定されます。ただし、中長期的な上昇トレンドはなお維持されているとみられるため、155円台後半のゾーンでは改めて押し目買いのニーズが意識されやすく、大きなトレンド転換というよりは、高値圏での一段深い調整局面という位置付けになる可能性が高いと考えています。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、前日の値動きを引き継ぎながら、156.20〜156.80円近辺を中心とした比較的落ち着いたレンジ取引になりやすいと見ています。仲値にかけては実需のドル買いが下値を支えやすい一方、156.80円近辺では高値警戒感からの戻り売りも出やすく、レンジの中ほどで無理にポジションを追いかける優位性はそれほど高くなさそうです。大きなイベントが控えていないこともあり、東京勢は新規ポジションを積み上げるよりも、既存ポジションの微調整を優先する時間帯になりやすいでしょう。

🕔 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ロンドン勢の参入とともに、東京時間で形成されたレンジの上下を試す値動きがやや増えやすくなります。欧州株式・債券市場の動向やドルインデックスの変化に連動するかたちで、一時的にドル買い・ドル売りのどちらかに傾く場面も想定されますが、明確なイベントがない以上、157.30円や156.20円といった節目の水準を明確に抜けきれるかどうかが注目ポイントとなりそうです。

NY時間にかけては、米金利や株価指数の動きにあわせて、ドル円もレンジの上限・下限方向を試す展開になりやすいと考えられます。特に、流動性の厚い時間帯に156.20円や157.30円といった水準を明確にブレイクするような動きが出た場合には、ストップ注文を巻き込みながら一方向に走るリスクもあるため、あらかじめ「どの水準を超えたら高値追い・安値追いを検討するのか」を整理しておくことが重要です。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:156.20円〜157.80円
今日は、高値圏での持ち合いとスピード調整の入りやすさの両方を踏まえ、156.20円〜157.80円のレンジをメインシナリオとして想定します。東京〜欧州時間はこのレンジの内側での取引が中心となりやすく、NY時間にかけて米金利や株式市場の動きに連動するかたちで、レンジの上限または下限方向を試す展開をイメージしています。

🔀 上値抵抗線:157.30円、157.80円
上方向については、まず157.30円前後が目先のレジスタンスとして意識されます。前日に上ヒゲをつけた水準とも重なり、このあたりでは短期筋の利益確定売りや戻り売りが出やすい価格帯です。その上では157.80円近辺が次の上値目処として注目され、この水準を実体ベースで明確に上抜けてくるようであれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向を視野に入れた一段高シナリオが強まりやすくなります。

🔀 下値支持線:156.20円、155.80円
下方向については、まず156.20円前後が直近のサポートとして重要です。この水準を維持できている限りは、「高値圏でのスピード調整を挟みながらも、上昇トレンドは継続している」という評価が優勢となりやすく、押し目買いの意欲も残りやすいと考えられます。これを明確に割り込んだ場合には、155.80円近辺が次の下値支持として意識され、このゾーンまでの下押しが進む場面では、一時的に調整色の強い値動きとなる可能性があります。ただし、その場合でも中長期的なトレンド転換というよりは、高値圏での一段深い押しとして捉えられる公算が高いでしょう。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、157.80円前後のレジスタンス帯をしっかりと上抜け、日足が157円台後半でクローズできるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向への上値余地が現実味を帯びてくる展開が考えられます。

下方向のブレイクアウト条件としては、156.20円と155.80円のサポートを連続して割り込み、そのうえで日足が156円ちょうどを明確に下回る水準で引けるかどうかがポイントになります。この場合、「高値圏での持ち合い」から「調整色の強い局面」へと評価が切り替わりやすく、155円台半ばが次の下値ターゲットとして浮上し、短期的には円買い優勢の流れに注意が必要となります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
大きなイベントが予定されていない日でも、突然の要人発言やヘッドラインニュース、株式市場の急なリスクオフなどをきっかけに、為替相場が一方向に走ることがあります。特に、高値圏でポジションが偏っている局面では、ストップロスを巻き込みながら短時間で数十銭動くような「スパイク」が発生しやすく、その後に往って来いで元の水準近くまで戻されるケースも少なくありません。こうした値動きに振り回されないよう、あらかじめ想定外のニュースフローに備えたポジションサイズと損切り水準の設定が重要になります。

☑️ 投資判断における留意点
材料に乏しい日ほど、「なんとなくポジションを取りたくなる」誘惑が強まりやすく、結果としてエッジの乏しいトレードが増えてしまうことがあります。今日は、あくまでテクニカルな節目や自分のトレードルールに合致したポイントに絞ってエントリーを検討し、それ以外の場面ではあえて何もしないという選択肢も含めて、メリハリをつけた判断が大切になりそうです。自分の許容できるリスク量から逆算してロットと損切り水準を決めつつ、無理のない構え方で相場と向き合っていきたい一日ですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。