【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月5日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月5日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。ドル円は年末から続く156円台後半での高値圏を保ちながら、年明けもじり高基調を維持しています。今夜の米ISM製造業景況指数をきっかけに、今年最初のトレンドの方向感が少しずつ見えてくる一日になりそうですね😌(公開時刻:07:37/日本時間)

先週末の振り返り

先週末のドル円は、年始最初の本格的な取引日となるなか、156円台後半を中心とした高値圏で底堅く推移しました。東京時間は156.80円前後でのスタート後、年初のポジション調整をこなしながらも下値は限定的で、欧州・NY時間にかけても大きな売り崩しは見られず、一時157.002円まで上昇。その後は高値圏での利益確定売りと押し目買いが交錯し、最終的には始値156.852円、高値157.002円、安値156.561円、終値156.805円と、やや上値の重さを残しつつも、高水準を維持した形で週末の取引を終えています。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月2日 156.852 157.002 156.561 156.805

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月2日の東京時間のドル円は、156.85円前後で取引をスタートしました。年始最初の本格営業日ということもあり、朝方は昨年末からのドル高・円安トレンドを意識した押し目買いと、年明けの様子見ムードが交錯しながら、156.80〜156.90円台を中心とした落ち着いた値動きが続きました。国内からは目立った新規材料が乏しく、市場参加者も「新年最初のポジションをどの水準で構築するか」に意識を向けていた印象です。

仲値前後にかけては、輸入企業を中心とした実需のドル買いが下値を支え、156.80円台前半では押し目買いが入りやすい一方、156.90円近辺では昨年末からの上昇に対する高値警戒感から戻り売りも見られ、上昇の勢いは一気には強まりませんでした。お昼以降も、東京勢は年初からポジションを大きく傾けるよりも、今週以降の米経済指標や金融イベントを見据えつつ、慎重に様子をうかがうスタンスが中心となり、結果として東京時間は156円台後半の比較的狭いレンジ内で推移しています。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ドル円は156.80円前後で取引を再開しましたが、ロンドン勢の本格参入直後は、年始のポジション構築と利益確定が交錯するなかで小幅な上下動が続きました。欧州株式市場はおおむね落ち着いたスタートとなり、債券市場や米金利にも大きな変動は見られなかったことから、為替市場でも方向感のはっきりしない値動きがしばらく続きましたが、徐々にドル買い・円売り優勢の地合いが強まり、一時157.002円まで上値を試す場面が見られました。

もっとも、157円台にしっかり乗せる局面では、高値圏を意識した短期筋の利益確定売りや戻り売りも持ち込まれたことで、上値追いの勢いは次第に鈍化しました。その後のNY時間でも、米国発の大きな新規材料は乏しく、米金利や株価が落ち着いたレンジで推移したこともあって、ドル円も156.60〜156.90円台を中心とした高値圏でのもみ合いが継続。最終的には156.805円でクローズしており、「しっかりとした陽線が続いた後の一服」といった印象が強い一日だったと言えそうです。

今日の注目材料

☑️ 1月5日(月)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
24:00 🇺🇸 ISM製造業景況指数 ⚡⚡⚡️ 48.2 48.3

今日1月5日の注目材料は、日本時間24時に発表が予定されている米ISM製造業景況指数です。前回値は48.2と、景況感の分かれ目とされる50を下回る水準となっており、今回も48.3が予想されています。市場としては、「弱さは残りつつも底割れは避けたい」という微妙なバランスのなかで、足もとの米製造業の景況感がどの程度持ち直しているのか、あるいは停滞が続いているのかに注目が集まりやすい局面です。

今回の指標で市場が敏感になりやすいのは、「50にどの程度近づくか」「予想との乖離がどのくらいか」という点です。仮に予想を上回り、50に向けた改善の兆しが強まるようであれば、「米製造業の底入れ期待」が意識され、米長期金利の下げ渋りやドル買いの動きにつながりやすくなります。この場合、ドル円は156円台後半から157円台方向へのレンジ上抜けを試す動きが意識されるかもしれません。

一方で、指標が予想を下回り、前回から一段と弱い結果となった場合には、米景気の減速懸念が意識され、米金利低下とドル売りを通じてドル円の上値が重くなる可能性があります。特に、市場がすでにある程度の利下げ期待を織り込んでいるなかで、景気指標の弱さが続くようであれば、「利下げペース加速」への意識が再び高まり、ドル円にも調整圧力がかかりやすくなる点には注意が必要です。発表時間がNY時間のクローズに近いこともあり、指標発表後の短時間に値が飛びやすい点も頭に入れておきたいところです。

今日の見通し

今日のドル円は、先週末にかけて形成された156円台後半という高値圏を引き継ぎながら、今夜の米ISM製造業景況指数の結果を見極める一日になりそうです。東京〜欧州時間は、イベントを前にした慎重なスタンスから、156円台半ば〜後半を中心としたレンジ取引が続きやすく、NY時間にかけて指標結果を手がかりに、上値の157円台方向を試すか、それとも156円台前半方向へ調整が入るかが焦点となりそうです。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀は依然としてマイナス金利と長期金利操作(YCC)を含む超緩和スタンスを維持しており、賃金と物価の好循環の定着を見極めるまでは、急激な政策変更を避ける姿勢が基本線となっています。将来的な正常化やマイナス金利解除に向けた議論は続いているものの、足もとのインフレ動向や春闘の結果などを踏まえた判断が必要とされるため、目先で日銀が大幅な引き締めに踏み切るとの見方はまだ限定的です。このため、中長期的には依然として日米金利差が円売り要因として意識されやすい環境が続いています。

一方、米国側では、インフレ鈍化の進み具合と景気の底堅さをにらみながら、利下げ開始時期とペースを巡る市場の思惑が揺れ動きやすい地合いが続いています。今回のISM製造業景況指数も、米景気の減速がどの程度進んでいるか、あるいは底入れの兆しが見えているかを探るうえで重要な手がかりとなります。指標内容がタカ派寄りと受け止められればドル買い・円売りに、ハト派寄りと解釈されればドル売り・円買いに振れやすい環境にあることから、今日の指標は今週以降のドル円相場の方向感を占う意味でも注目度が高いと言えそうです。

もっとも、これまでのFOMCや主要な発言を通じて、米金融政策の大枠はすでに市場に共有されています。そのため、今回のISMだけで中長期的なトレンドが一気に反転する可能性は高くありませんが、短期的には「予想とのギャップ」に対する反応が大きくなりやすく、発表前後の時間帯は短期筋のフロー次第で値が飛びやすい点には注意が必要です。全体としては、日米の金融政策スタンスの違いが引き続きドル円の下支え要因である一方、米景気指標の結果次第では高値圏からの調整リスクも意識される局面と言えます。

テクニカル分析

テクニカル面では、先週末のローソク足は、高値157.002円、安値156.561円という比較的狭い値幅のなかで上下にヒゲを付けつつ、始値156.852円に対して終値156.805円と、小幅な陰線を形成しました。日中の安値は156.50円台前半でしっかりと下支えされており、全体としては高値圏でのもみ合いのなかで、いったん上昇の勢いを小休止させたような形と見ることができます。

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
移動平均線に目を向けると、25日移動平均線は依然として右肩上がりを維持しており、その下では75日線と200日線も上向きで推移していると考えられます。短期・中期・長期の三本が順ザヤ構造を保っている状況は、中長期的な上昇トレンドが続いていることを示唆しており、ドル円はそのなかで156円台後半という高値圏で推移していると整理できます。一方で、現状のレートは25日線からやや上方に乖離しているとみられ、短期的にはスピード調整が入りやすい水準にある点も意識しておきたいところです。

📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表を想定すると、ローソク足は依然として雲のかなり上方に位置し、遅行スパンも実線を上回る状態を維持しているとみられます。この点からも、中期的な強気トレンドに大きな変化は見られません。ただし、高値更新の勢いは徐々に鈍化しており、156円台半ば〜157円近辺のゾーンは、転換線や基準線との位置関係も含めて「上昇トレンドを維持しながら、どの水準で持ち合いを形成するか」を探る価格帯になりつつあります。

📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDを見ると、ゼロラインより上のプラス圏を維持しているものの、上昇モメンタムはやや落ち着きつつあり、MACD線とシグナル線の乖離も縮小してきている局面と考えられます。ここから再びMACD線がシグナル線から上方に離れていく動きを見せれば、高値更新トレンド再開のサインとして意識されますが、逆にデッドクロス方向への傾きが強まるようであれば、高値圏での調整入りを示唆するサインとして警戒する必要があります。

こうしたテクニカルの状況から見ると、目先の下値めどとしては156.50円前後、その下では156.00円近辺が意識される一方、上値については157.20円前後と157.80円近辺が戻り売りの候補として意識されやすく、この範囲内での攻防を前提にシナリオを組み立てておくのが適切な局面といえそうです。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率45%)
上昇シナリオでは、今夜のISM製造業景況指数が市場予想を上回り、景況感の改善が意識されるケースを想定します。この場合、米長期金利の下げ渋りや小幅な上昇を通じてドル買い・円売りが入りやすくなり、ドル円は156.50円前後を下値に、まず157.20円近辺のレジスタンスを試す展開が考えられます。この水準を実体ベースで明確に上抜けることができれば、157.80円方向への一段高も視野に入り、高値更新トレンドが再び強く意識される可能性があります。ただし、高値圏では利益確定売りも控えているため、上昇の勢いが一本調子で続くというよりは、押し目を挟みながらの緩やかな上昇をイメージしておくのが現実的です。

↘️ 下落シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
下落シナリオでは、ISM製造業景況指数が予想を下回り、景況感の弱さが改めて意識されるケースをメインシナリオとします。この場合、米景気減速への懸念から米長期金利に下押し圧力がかかり、ドル売り・円買いが優勢となるなかで、まずは156.50円のサポートを試す展開が想定されます。ここを明確に割り込んだ場合には、156.00円近辺までの調整が視野に入り、一時的にスピード感のある下押しとなる可能性も考えられます。ただし、中長期的な上昇トレンド自体はなお維持されていると見られるため、156円ちょうど〜155円台後半のゾーンでは、改めて押し目買いのニーズが意識されやすい局面となりそうです。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、先週末の高値圏を引き継ぎつつ、156.50〜156.90円近辺を中心とした比較的落ち着いた値動きになりやすいと見ています。仲値にかけては実需のドル買いが下値を支える一方、156.90円近辺では高値警戒感からの戻り売りも出やすく、レンジの中ほどで無理にポジションを追いかける優位性はそれほど高くなさそうです。今夜のISMを控え、東京勢は新規ポジションを大きく傾けるよりも、週明けの値動きを確認しながら慎重にスタンスを整える時間帯になりやすいでしょう。

🕔 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ロンドン勢の参入とともに、東京時間で形成されたレンジの上下を試す動きがやや増えやすくなります。欧州株式・債券市場の動向やドルインデックスの変化に連動するかたちで、一時的にドル買い・ドル売りのどちらかに傾く場面も想定されますが、ISM発表前にポジションを一方向に大きく傾ける動きは、ある程度限られる可能性が高いと考えられます。

NY時間に入ると、いよいよISM発表を見据えた取引が中心となります。発表直後は、ヘッドラインの数値にアルゴリズム取引が反応し、一方向への急伸・急落が生じた後、内容全体の解釈が進む過程で逆方向への巻き戻しが起こるといった「往って来い」の動きが出やすい点には注意が必要です。特に、ストップ注文が集中している水準のすぐ外側では、短時間でのヒゲ状の値動きに巻き込まれやすくなるため、イベント前後のポジション管理は普段以上に慎重さが求められる時間帯と言えます。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:156.20円〜157.80円
今日は、先週末までの高値圏での推移と、今夜のISM製造業景況指数を控えた様子見ムードを踏まえ、156.20円〜157.80円のレンジをメインシナリオとして想定します。東京〜欧州時間はこのレンジの内側での取引が中心となりやすく、NY時間にかけて指標結果を織り込む過程で、レンジの上限または下限方向を試す展開をイメージしています。

🔀 上値抵抗線:157.20円、157.80円
上方向については、まず157.20円前後が目先のレジスタンスとして意識されます。この水準は、直近の高値圏とも重なるゾーンであり、短期筋の利益確定売りや戻り売りが出やすい価格帯です。その上では157.80円近辺が次の上値目処として注目され、この水準を実体ベースで明確に上抜けてくるようであれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向を視野に入れた一段高シナリオが強まりやすくなります。

🔀 下値支持線:156.50円、156.00円
下方向については、まず156.50円前後が直近のサポートとして重要です。この水準を維持できている限りは、「高値圏でのスピード調整を挟みながらも、上昇トレンドは継続している」という評価が優勢となりやすく、押し目買いの意欲も残りやすいと考えられます。これを明確に割り込んだ場合には、156.00円近辺が次の下値支持として意識され、このゾーンまでの下押しが進む場面では、一時的に調整色の強い値動きとなる可能性があります。ただし、その場合でも中長期的なトレンド転換というよりは、高値圏での一段深い押しとして捉えられる公算が高いでしょう。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、157.80円前後のレジスタンス帯をしっかりと上抜け、日足が157円台後半でクローズできるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び意識され、158円方向への上値余地が現実味を帯びてくる展開が考えられます。

下方向のブレイクアウト条件としては、156.50円と156.00円のサポートを連続して割り込み、そのうえで日足が156円ちょうどを明確に下回る水準で引けるかどうかがポイントになります。この場合、「高値圏での持ち合い」から「調整色の強い局面」へと評価が切り替わりやすく、155円台後半が次の下値ターゲットとして浮上し、短期的には円買い優勢の流れに注意が必要となります。

⚠️ 注意すべきリスク要因
ISM製造業景況指数は、米景気の先行きを占ううえで重要な指標の一つであり、市場が予想していない方向へのサプライズが出た場合には、短時間で値が飛ぶリスクがあります。特に、インフレや利下げのタイミングに関わる思惑と結びつきやすい局面では、数値そのもの以上に「市場がどう解釈したか」が値動きを左右しやすく、アルゴリズム取引がヘッドラインに反応して瞬間的にボラティリティが高まることもあります。発表前後の時間帯は、スプレッド拡大や約定の滑りにも注意が必要です。

☑️ 投資判断における留意点
イベント前後の相場では、「大きく取れるかもしれない」という期待と、「急変動に巻き込まれるかもしれない」という不安が入り混じりやすく、ついポジションサイズが大きくなったり、普段よりもエントリーが増えてしまいがちです。しかし、こうした局面だからこそ、あらかじめ許容できる損失額を明確にし、その範囲から逆算してロットと損切り水準を決めておくことが、結果的にパフォーマンスとメンタルを守るうえで非常に重要になります。

特に今日のように、深夜帯の指標がメインとなる日は、「イベント前にポジションを軽くしておく」「あえてポジションを持たずに結果とマーケットの反応を確認してから次の一手を考える」といった守り寄りの選択肢も十分に検討する価値があります。自分のトレードルールとリスク許容度に照らし合わせながら、無理のない構え方で相場と向き合っていきたい一日ですね。

免責事項

本記事は、為替相場の動向に関する一般的な情報提供・分析を目的としたものであり、特定の通貨ペアの売買や投資を推奨するものではありません。投資判断は、読者ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、当サイト運営者は一切の責任を負いません。