おはようございます、Trader MTです。5日は強い米指標を受けて158.509円まで買われましたが、AI株急落を背景に米国債買いで米金利が低下し、円買いも重なったため157.671円へ反落しました。強い指標へのドル買いは続かなかったため、現状は株価と金利が主導する戻り売り優位の状態です。今日は22時30分の雇用統計を軸に、米金利と米株が追随するかが焦点です。157.95円を回復し米金利が反発すれば158.30円方向、157.51円を割れ株安が続けば157.20円方向を警戒します。24時以降も米指標、植田総裁、FRB副議長と続くため、初動だけで判断しないようにしましょう😌(公開時刻:09:36/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年11月5日)
5日は、米新規失業保険申請件数の減少と高い生産性が米景気の底堅さを示し、序盤のドル円を支えました。しかし、AI・データセンター関連株を中心とした米株急落で安全資産の米国債が買われ、米長期金利が低下すると流れが反転しました。157.539円まで下落し、157.671円で終了しています。主題は指標の強さより、株安・金利低下・円買いが同時に進んだことです。
東京市場では、米中間選挙後の政策再評価に加え、米株先物やアジア株の軟調がリスク回避を促しました。日経平均は大幅安となり、原油安と米長期金利の低下もドルの上値を抑えました。円は逃避通貨として買われ、ドル円は157円台半ばまで下落しています。ただし、国内実需のドル買いも入り、午後は下げ幅を縮めました。
欧州からNY序盤では、米雇用指標の新規失業保険申請件数が18.9万件と予想19.6万件を下回り、7月中旬以来の低水準となりました。米7-9月期の非農業部門労働生産性も年率+3.6%、単位労働コストは-0.7%となり、ドル円は158円台半ばへ上昇しました。それでも株式市場の不安を打ち消すには至らず、強い指標への反応は長続きしませんでした。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年11月5日 | 158.411 | 158.509 | 157.539 | 157.671 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間の円買いは、特定の国内材料よりも、株安・原油安・米金利低下が重なったクロスアセットの動きが中心でした。米景気の底堅さとAI投資への警戒が同時に意識され、ドル買いと円買いのどちらが優勢になるか定まりにくい状況でした。結果として、株価の下げが広がる局面では円買いが勝り、ドル円の戻りは限定されました。
欧州・NY時間
欧州時間は、米指標発表を前に短期のドル買い戻しが入りましたが、米株の下落懸念が残り、積極的に円を売る流れにはなりませんでした。市場の関心は雇用指標の単独結果より、強い数字が米金利を押し上げられるか、株価を下支えできるかへ移っています。前日のように金利と株価が逆方向へ動く場合、ドル円の反応も往復しやすくなります。
NY時間は、S&P500が4.4%安、ナスダック総合が5.5%安となるなど、AI・データセンター関連株の売りが市場全体へ波及しました。安全資産需要から米10年債利回りは4.90%付近から4.84%へ低下し、強い雇用関連指標で進んだドル買いが巻き戻されました。ドル円は157円台後半へ反落し、翌日の米雇用統計を前にリスク回避を優先する形で取引を終えました。
ドル円:今日の注目材料(2026年11月6日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09:00 | 🇺🇸 | ローガン:ダラス連銀総裁の発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 18:30 | 🇺🇸 | ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
| 22:30 | 🇺🇸 | 雇用統計:非農業部門雇用者数 | ⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️ | +2.9万人 | +6.0万人 |
| 22:30 | 🇺🇸 | 失業率 | ⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️ | 4.2% | 4.2% |
| 22:30 | 🇺🇸 | 製造業雇用者数 | ⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️ | +0.9万人 | +0.5万人 |
| 22:30 | 🇺🇸 | 平均時給 [前月比] | ⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️ | +0.1% | +0.3% |
| 22:30 | 🇺🇸 | 平均時給 [前年比] | ⚡️⚡️⚡️⚡️⚡️ | +3.0% | +2.9% |
| 24:00 | 🇺🇸 | ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】 | ⚡️⚡️ | 48.0 | 47.6 |
| 25:00 | 🇯🇵 | 植田日銀総裁の発言 | ⚡️⚡️⚡️⚡️ | ― | ― |
| 26:15 | 🇺🇸 | ボウマンFRB副議長の発言 | ⚡️⚡️ | ― | ― |
09:00 ローガン:ダラス連銀総裁の発言/18:30 ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
雇用統計前に、インフレ抑制と雇用維持のどちらへ政策判断の重心を置くかを確認します。引き締め的でも米金利が上がらなければドル買いは続きにくく、慎重でも株価が安定すれば円売りが優勢になる場合があります。両発言は主役ではなく、雇用統計前の金利と株価の地合いを測る材料です。
22:30 雇用統計:非農業部門雇用者数ほか/24:00 ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】/25:00 植田日銀総裁の発言/26:15 ボウマンFRB副議長の発言
非農業部門雇用者数は前回+2.9万人に対し+6.0万人、失業率は4.2%で横ばい、製造業雇用者数は+0.9万人に対し+0.5万人、平均時給 [前月比]は+0.1%に対し+0.3%、平均時給 [前年比]は+3.0%に対し+2.9%の予想です。ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】は48.0に対し47.6の予想です。雇用・賃金と米金利・株価の反応を確認した後、植田総裁の正常化姿勢、ボウマン副議長の政策評価を点検します。
ドル円:今日の見通し(2026年11月6日)
今日の基本構図は、前日の株安と米金利低下による円買いが続くか、米雇用統計で米金利が反発してドルが持ち直すかの綱引きです。日足終値は25日・75日・200日線を下回り、短期は戻り売りが入りやすい状態です。一方、157.54〜157.51円には前日安値と日足基準線が重なります。下落54%、上昇46%、雇用統計後の拡張を含む全体レンジ157.20〜158.50円で見ます。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、失業保険申請件数の減少と高い生産性が景気の底堅さを示した一方、強い数字でも株安と米金利低下を止められませんでした。今日は雇用統計の見出しだけでなく、雇用者数、失業率、製造業雇用、賃金を合わせて判断します。強い雇用と賃金上昇が米2年・10年債利回りを押し上げればドル高、弱い雇用と株安が重なれば金利低下と円買いが同時に進みやすい構図です。
日本側では、世界的な株安が続けば逃避通貨としての円需要が強まりやすく、25時の植田日銀総裁の発言が追加材料になります。政策正常化や物価上振れへの警戒を強めれば円買い、慎重でデータ依存の姿勢を強調すれば円売り戻しが想定されます。157円台半ばでは国内実需のドル買いが下値を支える一方、158円台後半へ戻る場合は輸出企業の売りと当局けん制への警戒が上値を抑えます。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
5日の日足25日線は157.946円、75日線は158.080円、200日線は158.624円です。終値157.671円は3本すべてを下回り、前日に回復した短中期線を再び割り込みました。157.95〜158.08円は最初の戻り売り帯となり、ここを日足で回復できなければ下向きの圧力が残ります。反対に158.08円を越えれば158.30円、さらに200日線が意識されます。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は157.710円、基準線は157.511円で、終値は転換線を下回り、基準線は上回っています。先行スパンは156.946円と158.437円で、価格は雲の中にあります。方向感はまだ確定しておらず、157.51円を維持して157.71円を回復できれば反発余地が残ります。157.51円を明確に割ると、雲下限方向への調整が意識されます。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは+0.091、シグナル線は+0.071、ヒストグラムは+0.020です。MACD線はシグナル線を上回っていますが、ヒストグラムは前日の+0.058から縮小しました。中期の反発余地は残る一方、上昇モメンタムは鈍化しています。157.51円を維持してヒストグラムが再拡大するか、ゼロ方向へ縮小して弱気転換へ近づくかを確認します。

6日朝の5分足157.676円は、25本線157.704円、75本線157.744円、200本線158.045円を下回っています。転換線157.659円は上回る一方、基準線157.719円と雲下限付近を下回り、短期の地合いは戻り売り優位です。MACDは-0.024、シグナル線は-0.029、ヒストグラムは+0.005で、売られ過ぎから小幅に改善しています。まず157.74円を回復できるかが焦点です。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率46%)
157.54〜157.51円を維持し、157.74円を5分足終値で回復する展開です。米雇用・賃金が予想を上回り、米金利が反発し、米株も下げ止まれば、日足25日線157.946円、5分足200本線158.045円、日足75日線158.080円を試します。158.08円を押し目でも維持できれば158.30円、雇用統計後の上振れでは158.50円が次の目標です。157.51円割れで否定します。
↘ 下落シナリオ(想定確率54%)
157.74円を回復できず、前日安値157.539円と日足基準線157.511円を下抜ける展開です。雇用・賃金の下振れで米金利が低下し、米株安も続けば、157.40円、157.30円へ下値を広げる可能性があります。指標が強くても株安が止まらず円買いが優勢な場合は157.20円まで警戒します。157.95円を回復すれば否定します。
時間帯別の展開予想
東京時間
前日の米株急落を受け、日経平均と米株先物が下げ止まるかを確認します。157.54〜157.51円を維持し、9時のローガン:ダラス連銀総裁の発言後も米金利が安定すれば157.74円への戻りが想定されます。反対に株安と米金利低下が続けば157.51円割れを警戒します。発言の文言より、株・金利・ドル円の連動を優先します。
欧州時間
18時30分のウィリアムズ:NY連銀総裁の発言を受け、雇用統計前の政策観測とポジション調整が進みます。米金利が反発し株価も安定すれば157.95円方向、金利低下と株安が重なれば157.51円方向が意識されます。22時30分を前に値幅が広がっても、雇用統計で反転する可能性があるため、欧州時間の動きだけで当日の方向を決めません。
NY時間
22時30分の米雇用統計が最大の材料です。雇用者数と賃金がそろって強ければ米金利反発とドル買い、そろって弱ければ金利低下とドル売りを想定します。ただし前日のように株安が強い場合は円買いがドル買いを相殺します。24時のミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】、25時の植田日銀総裁の発言、26時15分のボウマンFRB副議長の発言まで続くため、初動の反転に注意します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年11月6日)
↕ 予想レンジ:157.20円〜158.50円
中心は157.50〜158.10円です。前日安値157.539円と日足基準線157.511円が下値の分岐、日足25日線157.946円と5分足200本線158.045円が上値の分岐です。157.95円を回復すれば158.08円から158.30〜158.50円、157.51円を割って戻せなければ157.40円から157.20円へ値幅が広がる想定です。
🔁 上値抵抗線:157.74円、157.95〜158.08円、158.30〜158.50円
157.74円は5分足75本線と雲が重なる最初の抵抗です。157.95〜158.08円には日足25日線、5分足200本線、日足75日線が集まり、戻り売りが出やすい帯です。米金利反発と株価の安定を伴って158.08円を越え、押し目でも維持できれば158.30〜158.50円が次の目標となります。
🔄 下値支持線:157.65円、157.54〜157.51円、157.30〜157.20円
157.65円は今朝の持ち合い下限、157.54〜157.51円は前日安値と日足基準線が重なる主要支持です。ここを割って戻りでも157.65円を回復できなければ、157.40円、次に157.30〜157.20円が意識されます。雇用統計直後は一時的な下振れもあり得るため、終値と米金利の追随で判定します。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は157.95円を5分足終値で越え、押し目でも157.74円を維持し、米金利反発と株価の下げ止まりが続くことを条件とします。下方向は157.51円を終値で割り、戻りでも157.65円を回復できず、米金利低下または株安が追認することを条件とします。雇用統計直後の一本だけでは判定しません。
📅 本日の主な変動リスク
米雇用統計の5系列、ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】、植田日銀総裁の発言、ローガン・ウィリアムズ両連銀総裁とボウマンFRB副議長の発言、米国債利回り、AI・データセンター株を中心とする米株の変動、原油、日銀の正常化観測、週末前の持ち高調整が主な変動要因です。
📝 取引時の注意点
前日は強い米指標でも株安と米金利低下が勝ち、ドル円は上昇後に反落しました。今日は雇用統計の数字だけで方向を決めず、米金利と株価が同じ方向へ追随するかを確認してください。24時以降もミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】、植田日銀総裁、ボウマンFRB副議長と材料が続きます。週末前でもあり、損失許容額を先に定めます。