おはようございます、Trader MTです。3日は米中間選挙の投票が進むなか、景気の底堅さと財政・国債需給への警戒から米長期金利上昇と大型テクノロジー株高が重なり、ドル円は158円台後半まで上昇しました。現状は日足200日線上でも、今朝158.77円手前で伸び悩み、短期の勢いは鈍化しています。今日は米金利上昇が続き、ADPとISM非製造業が米景気を裏付けて158.77円を上抜ければ、159円台を試す展開を主シナリオとします。反対に158.60円を下抜け、指標後も金利低下と株安が続けば158.30円方向への調整を警戒します😌(公開時刻:08:45/日本時間)。
ドル円:昨日の振り返り(2026年11月3日)
3日は、米中間選挙の投票を受けて財政政策と国債供給の先行きを意識した取引となりました。米10年債利回りが前日の4.91%から4.96%へ上昇し、大手テクノロジー株が米株を支えたことで、金利差とリスク選好の両面からドルが選ばれました。ドル円は158.768円まで上昇し、158.672円で引けました。値上がりの中心が円固有の悪材料ではなく、米金利と株価の組み合わせだった点が重要です。
東京市場は文化の日で休場となり、国内実需や機関投資家の参加が限られました。選挙結果を先取りする積極的なポジションは作りにくく、前日の157円台後半を中心に方向感の乏しい時間が続きました。薄商いでも円買いが広がらなかったことは、日銀の正常化観測だけでは米金利上昇を相殺できないという市場の受け止めを示します。
欧州からNY市場では、原油が荒い値動きとなる一方、米国債利回りの上昇がインフレ・財政プレミアムを意識させ、ドル買いが強まりました。米株は大手テクノロジー株に支えられ、金利上昇が全面的なリスク回避へ転じなかったため、円買いの逃避需要も限定されました。ただし、選挙結果が確定していない段階の上昇であり、財政運営への解釈が変われば金利とドルが巻き戻される余地は残ります。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年11月3日 | 157.932 | 158.768 | 157.751 | 158.672 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
東京時間は、日本の祝日で国内勢の参加が少なく、米中間選挙を控えた持ち高調整が中心でした。輸出入企業の実需が本格参加しないなかでも157円台後半を維持したことから、週初に積み上がったドル需要は崩れませんでした。一方、薄い市場で形成された値動きには国内勢の追認がなく、158円台を受け入れるかどうかは本日の東京市場へ持ち越されました。
欧州・NY時間
欧州時間は、米中間選挙後の財政政策と国債発行の方向を巡る思惑が米国債へ波及し、長期金利の上昇がドルを支えました。原油が荒い値動きとなるなかでも米金利は上向き、インフレ鈍化だけを前提に金利低下を見込む取引が後退しました。欧州株と米株先物の弱さは円買い要因でしたが、債券市場のドル高圧力が上回りました。
NY時間は、投票が進むなかで米10年債利回りが4.96%へ上昇し、大手テクノロジー株が主要指数を支えました。金利上昇と株価の底堅さが同時に続いたため、ドル買いと円売りが重なり158円台後半まで上昇しました。日足200日線を終値で上回ったことは前進ですが、開票結果と本日の雇用・サービス業指標による追認がなければ、選挙前後の持ち高調整にとどまる可能性があります。
ドル円:今日の注目材料(2026年11月4日)
| 時間 | 通貨 | 指標・イベント | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 22:15 | 🇺🇸 | ADP雇用統計 | ⚡️⚡️ | +9.0万人 | +6.6万人 |
| 24:00 | 🇺🇸 | ISM非製造業景況指数 | ⚡️⚡️⚡️ | 54.9 | 54.8 |
22:15 ADP雇用統計
前回+9.0万人に対し+6.6万人が予想されています。民間雇用の増減は家計所得と消費の持続性、FRBの政策見通しを通じて米2年債利回りへ伝わります。予想を上回っても米金利が前日高値を更新できなければ雇用の底堅さは織り込み済み、下回って金利低下と株安が重なればドル買いの巻き戻しが進みやすいと判断します。
24:00 ISM非製造業景況指数
前回54.9に対し54.8が予想されています。米経済の比重が大きいサービス業の活動に加え、雇用と価格の内訳が政策期待を左右します。総合指数が底堅く価格圧力も残れば長期金利とドルを支えますが、ADPが強くてもISMの雇用・新規受注が鈍れば初動のドル買いは続きにくくなります。2指標を別々に評価し、最後は金利の方向で確認します。
ドル円:今日の見通し(2026年11月4日)
今日の基本構図は、米財政と景気の底堅さを意識した金利上昇がドルを支える一方、159円接近に伴う実需売り・介入警戒と、選挙結果を巡る不確実性が上値を抑える綱引きです。日足は200日線を上回りましたが、5分足の上昇モメンタムは鈍化しています。158.60〜158.63円を維持する限り上昇55%を基本とし、下落45%、全体レンジ158.30〜159.20円で見ます。
ファンダメンタルズ分析
米国側では、選挙後の財政拡張が意識されれば国債供給とタームプレミアムを通じて長期金利が上がり、ドル円を押し上げます。ただし政策停滞や財政抑制が意識されれば逆の経路もあり、開票見出しだけで方向を決められません。ADPとISM非製造業が景気の底堅さを示し、米2年・10年債利回りがともに高値を更新するかが、前日のドル買いを追認する条件です。
日本側では、祝日明けの実需と機関投資家の売買が、中間選挙後のドル高を追認するかが焦点です。158円台後半を国内勢が受け入れる一方、日銀の正常化方向は円売りを抑える中期要因です。159円台では輸出企業の売りと当局のけん制への警戒が強まりやすく、米金利が上がらないままドル円だけが先行する場合は上値追いの信頼度が低下します。
テクニカル分析

📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
3日の日足25日線は157.972円、75日線は158.166円、200日線は158.602円です。終値158.672円は3本すべてを上回り、短期反発から中期抵抗の突破を試す位置へ進みました。ただし200日線からの上振れは小さく、158.60円台を日足で維持して初めて突破の信頼度が高まります。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
日足の転換線は157.421円、基準線は157.511円で、価格は両線と雲の上にあります。9月以降の持ち直しを支える形ですが、雲上限を抜けた直後は押し戻しも起きやすい局面です。158.60円前後を支持へ変えられれば159円台へ進みやすく、雲内へ戻ると157円台後半まで調整余地が広がります。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
日足MACDは+0.144、シグナル線は+0.070、ヒストグラムは+0.074です。MACD線がシグナル線を上回り、ゼロライン上でヒストグラムもプラスとなったため、日足の上昇モメンタムは改善しています。今後は価格が200日線を維持したままヒストグラムが拡大するか、指標後に縮小へ転じるかを確認します。

4日朝の5分足158.674円は、25本線158.710円を下回る一方、75本線158.631円と200本線158.318円を上回っています。MACDは-0.007、シグナル線はゼロ近辺、ヒストグラムは-0.007で、上昇トレンド内の短期調整です。158.63円前後の雲と75本線を守れば158.71〜158.77円を再び試し、割れると158.50円から158.32円へ調整しやすくなります。
シナリオ分析
↗ 上昇シナリオ(想定確率55%)
158.60〜158.63円を維持し、158.71円を回復した後、前日高値158.768円を5分足終値で上抜ける展開です。ADPとISM非製造業が米景気の底堅さを示し、米金利が高値を更新すれば159.00円、159.15〜159.20円を試します。158.60円を明確に割り、米金利も低下へ転じた場合は否定します。
↘ 下落シナリオ(想定確率45%)
選挙結果への評価が金利低下や株安へ傾き、158.60円を5分足終値で下抜ける展開です。158.50円、200本線付近の158.32円、75日線付近の158.17円が下値候補です。158.71円を回復し、前日高値158.768円を金利上昇とともに上抜けた場合は否定します。
時間帯別の展開予想
東京時間
祝日明けの実需と機関投資家が、前日に形成された158円台後半を受け入れるかを確認します。輸出企業の売りが159円接近で強まりやすい一方、158.60〜158.63円を国内勢が買い支えれば上昇の土台が固まります。開票速報の見出しだけで追随せず、米国債先物と日経平均の反応が同じ方向へ続くかを見ます。
欧州時間
米中間選挙の開票情報を欧州勢が財政・国債需給へどう織り込むかが焦点です。長期金利上昇と株価安定が続けば158.77円から159円を試しやすく、金利低下と株安が重なれば158.60円割れを警戒します。NY指標前のポジション調整も入りやすいため、選挙見出しへの初動より債券と株式の持続性を優先します。
NY時間
22時15分のADP雇用統計で民間雇用を確認し、24時のISM非製造業景況指数でサービス業の活動・雇用・価格を再評価します。両方が強く米金利が上昇すれば159.00〜159.20円、両方が弱く金利低下と株安が重なれば158.30円台を試しやすくなります。結果が割れた場合は、規模の大きいサービス業と金利の最終反応を優先します。
ドル円:今日の予想レンジ(2026年11月4日)
↕ 予想レンジ:158.30円〜159.20円
中心は158.60〜158.85円です。前日の値幅は1円を超え、終値は200日線をわずかに上回りました。158.60円を支持へ変えれば前日高値から159.00〜159.20円へ、割れて戻せなければ158.50円、5分足200本線付近の158.32円まで値幅が広がる想定です。
🔁 上値抵抗線:158.71〜158.77円、159.00円、159.15〜159.20円
158.71〜158.77円は5分足25本線と前日高値が重なる最初の抵抗です。ここを金利上昇とともに越えれば心理的節目159.00円、次に前回の戻り高値圏159.15〜159.20円が目標です。159円台では実需売りと介入警戒が強まるため、急伸後の上ヒゲに注意します。
🔄 下値支持線:158.60〜158.63円、158.50円、158.30〜158.32円
158.60〜158.63円は日足200日線、5分足75本線、雲下限が集まる最初の支持です。158.50円は上昇途中の持ち合い、158.30〜158.32円は5分足200本線と前日の上昇起点に近い水準です。158.30円も維持できなければ、75日線付近の158.17円へ調整余地が広がります。
⚠ ブレイク時の目安
上方向は158.768円を5分足終値で越え、押し目でも158.71円を維持し、米金利上昇が30分以上続くことを条件とします。下方向は158.60円を終値で割り、戻りでも158.63円を回復できず、米金利低下または株安が追認することを条件とします。指標直後の一本だけでは判定しません。
📅 本日の主な変動リスク
米中間選挙の開票と財政政策への評価、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、米国債利回り、祝日明けの国内実需、日銀の正常化観測、159円台での当局けん制、米株、とくに大手テクノロジー株、原油と中東情勢が主な変動要因です。
📝 取引時の注意点
日足200日線を上回った直後で、158.60円台は追随買いと利益確定がぶつかりやすい位置です。ADPとISM非製造業は発表時刻が離れているため、最初の指標だけで一日の方向を決めず、2つ目の結果と米金利の反応を確認してください。選挙速報も確定議席と政策への含意を分け、損失許容額を先に定めることが重要です。