【ドル円コンパス】今日の為替相場予想(2026年1月14日)

『ドル円コンパス/USD/JPY COMPASS』、円とドル記号、コンパスのシンボル、ローソク足。右下に指を立てたロボット。左上に2026年1月14日のカレンダー

おはようございます。Trader MTです。ドル円は昨日も158円台後半から159円台手前まで上値を伸ばし、高値圏でのもみ合いを続けました。昨夜の米12月CPIはヘッドラインが前年比+2.7%、コアが+2.6%と、おおむね市場予想どおりで「インフレはじわじわ落ち着きつつある」という評価にとどまりましたが、ドル円は押し目を挟みながら最終的に159円台に乗せてクローズしています。今夜はPPIと小売売上高に加え、FRB高官の発言がずらりと並ぶため、金利・ドルの方向性を探るうえで重要な一日になりそうですね😌(公開時刻:08:09/日本時間)

昨日の振り返り

昨日のドル円は、前日の急伸で一気に158円台後半へ乗せた流れを引き継ぎつつ、12月米CPIを控えた様子見ムードと、押し目買い意欲が交錯する一日となりました。日足ベースでは、始値158.128円に対して高値159.190円、安値157.895円、終値159.063円と、下押しをこなしながら高値圏で引ける展開となっており、全体としては「CPIの結果を確認しつつも、ドル円の上昇基調はなお維持されている」という印象が強い値動きでした。

日付 始値 高値 安値 終値
2026年1月13日 158.128 159.190 157.895 159.063

※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。

東京時間

1月13日の東京時間のドル円は、前日終値近辺の158.10円前後で取引をスタートしました。寄り付き後しばらくは158円ちょうど〜158.30円台でもみ合う場面もありましたが、下値では前日NY時間から続く押し目買い意欲が根強く、157.90円台にかけては押し目狙いの買いが入りやすい展開でした。

午前後半にかけては、株高・金利高を背景とした全体的なドル高基調が意識されるなかで、ドル円もじりじりと水準を切り上げました。特に、市場では「高市首相が連立与党に衆院解散の意向を伝達した」との報道が伝わり、財政拡大や政策運営の継続期待を手がかりとした日本株高・円売りの流れが強まったことで、ドル円は158.50円台から158.80円近辺へと一段高。国内から目立った経済指標こそ無かったものの、『解散観測+株高+日米金利差』という組み合わせが意識され、東京時間を通して円安方向へのバイアスが優勢な一日となりました。

午後に入ってからは、ロンドン勢の参入を控えていったん上値を試し切れない場面もあったものの、158円台半ばでは押し目買いが継続。結果として、東京クローズの時点では158.80円台を中心とした高値圏で引けており、欧州時間以降の一段高をうかがう形で東京時間の取引を終えています。

欧州・NY時間

欧州時間に入ると、ドル円は東京の流れを引き継いで158.80円前後で取引を再開しました。ロンドン勢参入後も、衆院解散観測を背景とした日本株高と、米金利の底堅さを材料に、ドル買い・円売り優勢の流れが継続。158.70〜159.00円のレンジ上限を試す動きが続き、高値警戒感からの利確売りをこなしながらも、下押しは158.50円台までと限定的でした。

NY時間に入ると、翌日の米CPI発表を控えて積極的なポジション構築はやや限られたものの、米株高・米長期金利の底堅い推移が支えとなり、ドル円は159円ちょうどを挟んでの高値圏推移が続きました。短期筋の利確に押されて一時158.80円台まで押し戻される場面もありましたが、押し目では再び買いが入り、終盤にはこの日の高値となる159.19円まで上値を伸ばしています。

最終的に、ドル円は始値158.128円、高値159.190円、安値157.895円、終値159.063円と、日足ベースではしっかりとした陽線を形成しました。東京時間の衆院解散報道をきっかけとした円売りに、欧州・NY時間のドル高地合いが重なり、「158円台後半から159円台前半にかけて高値圏を広げた一日」と整理できる値動きだったと言えそうです。

今日の注目材料

☑️ 1月14日(水)の重要度の高い注目材料
時間 通貨 指標 重要度 前回 予想
22:30 🇺🇸 生産者物価指数(前月比) ⚡️⚡️⚡️ +0.2%
22:30 🇺🇸 生産者物価指数【コア】(前月比) ⚡️⚡️⚡️ +0.2%
22:30 🇺🇸 小売売上高(前月比) ⚡️⚡️⚡️ 0.0% +0.5%
23:50 🇺🇸 ポールソン:フィラデルフィア連銀総裁の発言 ⚡️⚡️
24:00 🇺🇸 ミランFRB理事の発言 ⚡️⚡️
26:00 🇺🇸 カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言 ⚡️⚡️
28:10 🇺🇸 ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言 ⚡️⚡️

今日1月14日は、22時30分に発表される米12月生産者物価指数(PPI)と小売売上高が、昨日のCPIに続いてインフレと景気のコンディションをチェックするうえでの中心イベントになります。PPIとコアPPIはいずれも前月比+0.2%が予想されており、インフレ圧力が再び強まるのか、それとも落ち着いた状態を維持できるのかが注目ポイントです。また、小売売上高は前回0.0%から+0.5%への回復が見込まれており、個人消費の底堅さが確認されれば「ソフトランディング期待」が意識される一方、弱い結果となれば景気減速懸念が再燃しやすくなります。

さらに日本時間深夜には、ポールソン・ミラン・カシュカリ・ウィリアムズ各氏の発言が続きます。昨日のCPIおよび今夜のPPI・小売売上高を受けて、「今年の利下げ開始時期やペース」に対してどのようなスタンスを示すのかは、金利・ドルの方向性を占ううえで無視できません。指標と要人発言が同じ方向を向けばトレンドが伸びやすく、逆方向ならば値動きが荒くなりやすい点も、今日の相場では意識しておきたいところです。

今日の見通し

今日のドル円は、159円台手前まで上値を伸ばした流れを引き継ぎつつ、米PPIと小売売上高、そしてFRB高官の発言をきっかけに「159円台にしっかり乗せられるかどうか」を試す一日になりそうです。東京〜欧州時間はイベント待ちから158.50〜159.20円程度のレンジを中心とした様子見ムードが想定される一方、NY時間は指標と発言を受けて157円台後半〜159円台後半まで、上下どちらにも振れ幅が出やすい時間帯になりやすいでしょう。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ面では、日銀が依然として極めて緩和的な金融環境を維持している一方、米国は「インフレ鈍化を確認しながら、利下げ開始のタイミングを慎重に探る局面」にあります。昨日の12月CPIは、ヘッドライン・コアともに大きなサプライズにはならず、「利下げには近づいているが、急いで動く必要もない」といったメッセージを裏付ける内容でした。このため、足元では急激なドル安・円高に傾くというより、日米金利差を背景にドル円の下値が支えられやすい構図が続いています。

一方で、インフレ指標と景気指標の強弱に応じて、「利下げ回数」や「開始時期」に関する市場の織り込みが短期的に上下に振れやすい点には注意が必要です。今日のPPI・小売売上高がそろって強ければ、「利下げはゆっくりで良い」という見方から米金利が上昇し、ドル高・円安方向への動きが強まりやすくなります。反対に、弱い結果が重なれば、利下げ加速期待が再び高まり、米金利低下を通じてドル円の上昇にもブレーキがかかりやすくなるでしょう。加えて、深夜のFRB要人発言が、こうした市場の織り込みを「けん制」するのか「追認」するのかによっても、今後のトレンドの継続性が変わってきそうです。

テクニカル分析

テクニカル面では、昨日のローソク足が高値159.190円・安値157.895円の比較的広いレンジのなかで、始値158.128円に対して終値159.063円としっかりと陽線を形成しており、高値更新を試しながらも押し目は素早く買い戻されていることがうかがえます。157.80〜158.00円近辺が直近の下値めどとして意識される一方、159円台前半は上値を試しながらも戻り売りも出やすいゾーンになっており、「高値圏での持ち合いのなかで、次の方向性を探っている」局面と整理できそうです。

📈 移動平均線
移動平均線を見ると、25日線・75日線・200日線はいずれも上向きを維持しており、三本が順ザヤの形で並んでいることから、中長期的な上昇トレンドに大きな変化は出ていません。足もとのレートは25日線からやや上方に乖離していると考えられ、短期的にはスピード調整が入ってもおかしくない水準ですが、158円台前半〜半ばのゾーンでは押し目買い意欲が残りやすい位置付けです。

📈 一目均衡表・MACD
一目均衡表を想定すると、ローソク足は雲の上方で推移しており、遅行スパンも実線を上回る形が続いているとみられることから、トレンド判定としては依然として強気優勢です。一方、MACDはプラス圏を維持しつつも、直近では上昇モメンタムがやや落ち着きつつある局面が想定され、ここから再びシグナル線から上方へ離れていくのか、あるいはデッドクロス方向へ傾くのかが、今後のトレンド継続の分かれ目になりそうです。

シナリオ分析

↗️ 上昇シナリオ(確率55%・メインシナリオ)
上昇シナリオでは、PPIと小売売上高が総じて堅調な結果となり、米景気の底堅さとインフレの粘りが意識されるケースを想定します。この場合、米長期金利の上昇または下げ渋りを通じてドル買い・円売りが入りやすく、ドル円は158.80〜159.00円付近を下値に、159.50円前後のレジスタンスを試す展開が考えられます。159.50円を明確に上抜けて日足が159円台後半で引けるようであれば、160円方向を視野に入れた一段高シナリオが意識されやすくなり、高値追いの流れが強まりやすくなるでしょう。

↘️ 下落シナリオ(確率45%)
下落シナリオでは、PPIと小売売上高が予想を下回る結果となり、インフレ鈍化と景気減速への懸念が同時に意識されるパターンをメインに想定します。この場合、米金利が低下しやすくなり、ドル売り・円買いが優勢となるなかで、まずは158.50円前後のサポートを試す展開が考えられます。ここを割り込み、さらに158.00円を明確に下抜けてくるようであれば、157.50円近辺までの調整余地が意識され、短期筋のストップを巻き込みながら下押しが速くなる可能性も視野に入れておきたいところです。ただし、中長期的な上昇トレンド自体はなお維持されているとみられるため、157円台後半〜半ばでは、改めて押し目買いのニーズが出てきやすい局面とも言えます。

時間帯別の展開予想

🕘 東京時間
東京時間は、昨日のCPIを受けた高値圏の推移と、今夜のPPI・小売売上高を控えた様子見が入り混じり、158.50〜159.10円程度のレンジ取引が中心になりそうです。仲値にかけては実需のドル買いが下値を支えやすい一方、159円ちょうどを挟んだ水準では高値警戒感からの戻り売りも出やすく、レンジの真ん中付近で無理に追いかける優位性はそれほど高くなさそうです。イベント前の時間帯は、どちらかといえば「押し目・戻りのポイントを確認する時間」と割り切るイメージで相場と向き合いたいところです。

🕒 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ロンドン勢の参入とともに158.50円や159.20円といった節目を試す動きが出やすくなりますが、本番はやはり22時30分以降のNY時間です。PPIと小売売上高の結果にアルゴリズム取引が反応し、発表直後は一方向に走る動きが出たあと、内容の精査やポジション調整を通じて逆方向に巻き戻す「往って来い」のパターンも想定されます。さらに、深夜帯にはFRB高官の発言が続くため、指標で動いた方向に対して発言が追い風になるのか、あるいはブレーキをかけるのかによって、NYクローズに向けたトレンドの出方も変わってきそうです。

今日の予想レンジ

↕️ 予想レンジ:158.00円〜159.80円
今日は、158円台前半〜半ばにかけての押し目買い意欲と、159円台後半での戻り売り・利確が交錯する展開を想定し、158.00円〜159.80円をメインレンジとして見ています。東京〜欧州時間はこのレンジの内側での推移が中心となりやすく、NY時間の指標と要人発言の結果次第で、レンジ上限・下限のどちらかを試す流れが強まるイメージです。

🔀 上値抵抗線:159.50円、159.80円
上方向については、まず159.50円前後が目先のレジスタンスとして意識されます。この水準は、心理的な160円の手前でもあり、短期筋の利益確定売りやオプション勢のフローが出やすい価格帯です。その上では159.80円近辺が次の上値目処となり、このゾーンをしっかり上抜けると、160円台乗せを試す動きが意識されやすくなります。

🔀 下値支持線:158.50円、158.00円
下方向については、まず158.50円前後が直近の重要なサポートとして注目されます。この水準を保てている間は、「高値圏での調整にとどまっている」という評価が維持されやすく、押し目買いも入りやすいゾーンです。これを明確に割り込んだ場合には、次の下値めどとして158.00円近辺が意識され、このゾーンではテクニカルな押し目候補としての買いと、トレンド転換を警戒する売りがぶつかりやすくなりそうです。

🔃 ブレイクアウト条件
上方向のブレイクアウト条件としては、159.80円前後のレジスタンス帯をしっかりと上抜け、日足が159円台後半〜160円ちょうどのゾーンで引けるかどうかが一つの目安になります。この条件が満たされれば、高値更新トレンドが再び強く意識され、160円台半ばまでの上値余地を試す展開も視野に入ってきます。

下方向のブレイクアウト条件としては、158.50円と158.00円のサポートを連続して割り込み、そのうえで日足が157円台後半でクローズするかどうかがポイントになります。この場合には、「高値圏での持ち合い」という評価から一歩踏み込んだ形で、「短期的な調整局面入り」が意識されやすくなり、157円台前半〜半ばまでの下押し余地を市場が意識する展開も想定されます。

⚠️ 注意すべきリスク要因
今日は22時30分のPPI・小売売上高に続き、深夜帯までFRB高官の発言が相次ぐため、一度方向が出たように見えてから反対方向へ巻き戻す値動きが出やすい点には注意が必要です。特に、158.50円や159.50円といったテクニカルな節目のすぐ外側ではストップ注文が溜まりやすく、短時間でヒゲをつけて戻るような動きも想定されます。指標前後はスプレッド拡大や約定の滑りも起こりやすいため、ポジションサイズの管理やエントリーのタイミングは、普段以上に慎重に見極めたいところです。

☑️ 投資判断における留意点
イベントが多い日は、一見するとチャンスが多いように感じられる一方で、「エントリー回数が増えすぎて期待値が下がる」という落とし穴もあります。特に今夜のように、指標と要人発言が連続する場面では、「すべてを取りに行く」のではなく、自分の得意なパターンに絞ってチャンスを待つ姿勢が結果的に有利に働きやすいです。事前に許容できる損失額を決めたうえで、その範囲から逆算してロットと損切り水準を設計し、無理のないペースで相場と向き合っていきたい一日ですね。

免責事項

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