おはようございます。Trader MTです。12月入り初日のドル円は、156円前後で「下値は堅いけど上値も重い」持ち合いスタート。今日は東京時間の植田日銀総裁の発言と、NY時間のISM製造業指数という日米イベントがそろっているので、このレンジをどちらに抜けるかが焦点になりそうです。それでは、今日も節目とイベントのタイミングを意識しながら、相場の流れをチェックしていきましょう😌(公開時刻:08:09/日本時間)
先週末の振り返り
先週末のドル円は、週末を前に方向感を欠きつつも、156円台前半を中心とした小幅なレンジ取引となりました。東京時間の序盤には利益確定売りなどから一時155円台後半まで下押しする場面が見られましたが、その後は押し目買いが入り徐々に持ち直し、欧州時間以降は落ち着いた値動きが継続しました。最終的に、始値156.28円、高値156.58円、安値155.98円、終値156.13円と、約0.6円の値幅にとどまり、週明けに控える重要イベントを前にポジション調整主体の一日だったと言えるでしょう。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年11月28日 | 156.278 | 156.584 | 155.981 | 156.128 |
※当データはTradingViewの日足チャートに基づいています。
東京時間
先週末28日(金)の東京時間のドル円は、前日終値近辺の156.20円台後半で取引をスタートしました。早朝は156円台前半でもみ合う展開となりましたが、週末要因もあって、前日までの戻り局面に対する利益確定売りや、日銀の追加利上げ観測を背景とした円買いがじわじわと優勢となりました。日経平均株価は堅調さを維持しつつも上値の重さが意識される推移となり、株高を起点とした積極的な円売りにはつながりにくい環境だったこともあり、ドル円は午前中にかけてじり安基調となりました。
午前から正午にかけては、海外勢による戻り売りも重なり、ドル円は一時155.90円近辺まで下押ししました。ただ、155円台後半の水準では本邦実需筋を中心とした押し目買いが下支えとなり、急速に崩れるような展開には至りませんでした。午後に入ると、週末を前にしたショートカバーやポジション調整の買い戻しが入り始め、徐々に156円台を回復。東京時間の終盤にかけては156.10円前後に収れんし、欧州時間へとバトンを渡しました。東京時間全体としては、155円台後半での下値の堅さと、156円台半ば手前での上値の重さが改めて確認される一日だったと言えるでしょう。
欧州・NY時間
欧州時間に入ると、ドル円は156.10円前後からスタートしました。欧州勢の参入後もしばらくは方向感に乏しく、156円台前半での小幅なもみ合いが続きました。欧州株式市場は総じて落ち着いた推移となり、リスクオン・リスクオフいずれかに大きく傾くような材料は乏しかったことから、為替市場でも新規のトレンドを生み出すほどのフローは限定的でした。日米金利差縮小を意識した円買いと、押し目を拾うドル買いが交錯し、短時間の上下はありながらも値幅は徐々に圧縮されていきました。
NY時間に入ってからも、米国側からは目立った材料に乏しく、感謝祭明け直後ということもあって、市場参加者の一部は依然としてポジション調整モードにとどまりました。米長期金利は4%前後での小動きとなり、ドルインデックスも大きなトレンドを形成しない中で、ドル円も156円台前半〜半ばの範囲でのレンジ取引に終始しました。短期的なフローに押されて155円台後半方向に振れる場面があっても、その都度押し目買いが入り下げ渋る展開となり、結局、日中の高値は156.58円、安値は155.98円にとどまりました。週末・月末を前に新たなポジションを積み増す動きは限定的で、次週以降に控える日銀・FRB関連のイベントを見据えながら、様子見ムードが強いまま156.10円台でクローズしています。のです。
今日の注目材料
| 時間 | 通貨 | 指標 | 重要度 | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10:05 | 🇯🇵 | 日銀総裁植田氏の発言(あいさつ) | ⚡⚡⚡️ | - | - |
| 未定 | 🇯🇵 | 日銀総裁植田氏の発言(記者会見) | ⚡⚡⚡️ | - | - |
| 未定 | 🇺🇸 | ISM製造業景況指数 | ⚡⚡ | - | - |
本日の為替市場で最も注目されるのは、午前10時05分に予定されている植田日銀総裁のあいさつと、その後に行われる記者会見です。植田総裁はこれまでも、「物価・賃金の好循環がどの程度定着しつつあるか」を慎重に見極める姿勢を繰り返し強調してきましたが、足もとでは複数の審議委員から追加利上げに前向きな発言が相次いでおり、市場は「12月あるいは来年早期の利上げ」を意識し始めています。本日の発言・質疑応答の中で、インフレ見通しや賃金動向の評価、円安の物価への影響などにどこまで踏み込むかが、円相場にとって大きな焦点となります。
特に、①追加利上げのタイミングやペースに関する示唆、②長短金利操作(YCC)や国債買い入れの今後の方針、③為替についてのコメント、といった点で市場の期待よりもタカ派寄りのトーンが強まれば、一時的に円買いが加速する可能性があります。逆に、物価目標2%の持続的な達成に依然として慎重な姿勢を示し、「データ次第」「時間をかけて判断」といった従来の慎重トーンが前面に出るようであれば、利上げの早期実施観測がやや後退し、円売り圧力が意識される場面も考えられます。
一方、海外では日本時間24時に米ISM製造業景況指数の発表が予定されています。製造業の景況感はここしばらく50をやや下回る「停滞圏」での推移が続いており、今回も50前後の水準が見込まれています。結果が予想を上回って改善を示せば、米景気の底堅さが意識されドル買い材料となる一方、弱い数字となれば景気減速懸念を通じて米長期金利の低下とドル売りを誘う展開も想定されます。本日は、東京時間に植田総裁、NY時間にISMと、日米の金融政策見通しを占うイベントが前後する構図となっており、時間帯ごとに相場の主役が入れ替わる一日になりそうです。
今日の見通し
本日のドル円は、東京時間の植田日銀総裁の発言と、NY時間のISM製造業景況指数という二つのイベントを軸に、日銀の追加利上げ観測と米金融政策の方向性を同時に織り込む展開が予想されます。
ファンダメンタルズ分析
日本側では、物価・賃金の動向を背景に「いずれは利上げ」という方針自体は市場コンセンサスとなりつつあるものの、その具体的な時期やペースについてはなお不透明感が残っており、植田総裁の一言一句が為替市場のセンチメントを左右しやすい状況です。利上げの必要性や円安の影響に踏み込んだ発言が増えるようであれば、短期的には円買いに反応しやすい地合いと言えるでしょう。
一方の米国では、インフレ鈍化の兆しと一部指標の弱さを受けて、来年の利下げ開始時期を探る動きが続いています。ただ、足もとの景気は「急減速」ではなく、「緩やかな減速」の範囲にとどまっているとの見方が根強く、株式市場は利下げ期待を好感しながらも、景気の底割れを警戒するという微妙なバランスの中で推移しています。本日のISM製造業景況指数が予想を上回れば、米景気への過度な悲観が後退し、金利・ドルの下支え要因となる可能性がありますが、逆に50割れが鮮明になるような弱い結果となれば、利下げ期待が一段と前倒しされ、ドル円の上値を抑える方向に働くでしょう。
このように、本日は東京時間に「日銀」、NY時間に「FRB(米景気)」という二つの軸で相場が動く可能性が高く、イベント通過前後の値動きがその日のトレンドを大きく左右する一日となりそうです。イベント前は様子見ムードが強まり、155円台後半〜156円台後半のレンジの中での振れにとどまる場面も多いと見られますが、イベントの内容次第では、いずれかの方向にレンジブレイクを試す動きが出ることも想定しておきたいところです。
テクニカル分析

テクニカル面では、先週の急落からの自律反発が一巡し、155円台後半〜156円台半ばにかけてのレンジ相場が続いています。先週末のローソク足は、高値156.58円・安値155.98円と、実体部分の小さい上下にヒゲを伴う形となっており、売り買いが拮抗する中で、市場が次の明確な方向性を見いだせていないことを示唆しています。終値は156.12円前後と前日比でほぼ横ばいとなっており、「下値も堅いが上値も重い」という典型的な持ち合い局面が継続していると言えるでしょう。
📈 移動平均線(25日・75日・200日線)
日足ベースで見ると、短期の25日移動平均線は依然として下向きで推移しており、足元のレートはそのやや下側〜近辺での攻防が続いています。中期の75日線と長期の200日線は、なお緩やかな上向きあるいは横ばいを維持していると想定され、大局的には上昇トレンドの調整局面という位置づけです。ただし、足もとでは25日線がレジスタンスとして意識されやすく、156円台後半に近づく場面では戻り売りが出やすい配置となっています。一方で、155円台後半では、先週から何度も下値を試しながらも大きく割り込めていないことから、実需を含む買い意欲が根強い水準と言えます。
📈 一目均衡表(雲・基準線・転換線)
一目均衡表を確認すると、ローソク足は依然として雲の下側で推移していると見られ、遅行スパンもローソク足を下回る形が続いていることから、テクニカル上は下向きのバイアスが残っていると判断できます。足元では転換線近辺での攻防となっている一方、その上側には基準線や雲の下限といった複数の抵抗帯が控えており、上昇を試みても上値を押さえ込まれやすいチャート形状です。短期的な戻りが入っても、雲の下限や基準線を明確に上抜けるまでは、「戻り局面における戻り売り優勢」というスタンスを崩しにくい局面といえるでしょう。
📈 MACD(シグナル・ヒストグラム)
MACDはゼロラインの下で推移しており、シグナルとの位置関係も含めて依然として下落トレンドの延長線上にあるものの、両者の乖離はここ数日で徐々に縮小しつつあります。ヒストグラムのマイナス幅も縮小傾向を示しており、先週までのような強い下落モメンタムはやや一服している印象です。155円台前半〜半ばのサポート帯を維持しつつ、今後MACDがシグナルを上抜ける形になれば、短期的な反発局面入りを示すシグナルとして意識される可能性があります。ただし、現時点ではまだマイナス圏内での動きであることから、「下落トレンドの一服」以上の評価はしにくく、戻り局面では引き続き戻り売りが意識されやすい環境と見るのが妥当でしょう。の勢いが弱まれば、ゴールデンクロスへの転換も視野に入ります。
こうしたテクニカル環境を総合すると、下値では155.80〜156.00円前後が一つの分岐点となり、このゾーンを維持できる限りはレンジ内でのもみ合いが続きやすいと見られます。一方、上値については156.70円台から157.00円ちょうどにかけてが目先の重要なレジスタンスとして意識され、このゾーンを明確に上抜けない限り、上値追いの動きは限定的となりそうです。
シナリオ分析
本日のドル円は、日銀・米経済の両面からイベントを抱える一日となるため、ファンダメンタルズ要因によってレンジをどちらに抜けるかを探る展開になりそうです。テクニカル面では依然としてレンジ相場色が強いものの、155円台後半と156円台後半という上下の節目がある程度固まっていることから、イベントをきっかけとしたブレイクには注意が必要な局面と言えます。
↗️ 上昇シナリオ(確率40%)
植田総裁がインフレや賃金の持続性について慎重な姿勢を崩さず、「追加利上げはあくまでデータ次第」「拙速な引き締めは避けるべき」といった従来のメッセージを前面に出すケースが考えられます。この場合、市場は「早期の大幅利上げは想定しにくい」と受け止めやすく、日銀の正常化期待がやや後退することで円買い圧力は一服しやすくなります。さらに、NY時間のISM製造業景況指数が予想を上回る結果となり、米景気の底堅さが意識されるようであれば、米長期金利の下げ止まりや反発を通じてドル買いが優勢となる可能性があります。このシナリオでは、まず156円台半ばをしっかり上抜けたうえで、156.70円台から157.00円ちょうどのレジスタンスゾーンを試す流れとなり、これを突破できれば157円台前半への上値トライも視野に入ってきます。
↘️ 下落シナリオ(確率60%)
植田総裁が物価・賃金の好循環に一定の自信を示し、「基調インフレの上振れリスク」や「円安が物価に与える影響」といった点に踏み込んだタカ派寄りの発言を強めるケースが想定されます。追加利上げの必要性に言及するなど、市場が「日銀の正常化が一段と現実味を増した」と受け止める内容となった場合には、東京時間から円買い・ドル売りが優勢となり、155円台後半のサポートを試す展開になりやすいでしょう。さらに、NY時間のISMが弱い結果となれば、米景気減速懸念から米長期金利の低下とドル売りが重なり、レンジ下限を下抜ける動きが加速する可能性があります。この場合、155.80〜156.00円のサポートゾーンを明確に割り込むと、155.50円や155.00円前後といった水準を目指す下落局面へ移行するリスクが高まります。
時間帯別の展開予想
🕘 東京時間
本日の東京時間は、何よりも午前10時05分に予定されている植田日銀総裁のあいさつと、その後の記者会見が主役となる一日となりそうです。発言前の時間帯は、155円台後半〜156円台前半を中心とした様子見のレンジ取引が想定され、仲値にかけては実需フローを背景としたドル買いと、イベントを控えたポジション調整のドル売りが交錯する展開となるでしょう。あいさつ文が事前に公表される場合には、その文言に対するアルゴリズム取引の反応も加わり、一時的にレートが上下に振れやすい点には注意が必要です。
時間未定の記者会見では、質疑応答の中で利上げ時期や為替に関する質問が出た場合、その回答のニュアンスによって相場が敏感に反応する展開が予想されます。タカ派寄りと解釈される発言が相次げば円買いが加速する可能性があり、その場合には155円台半ば方向への下押しを試す動きも想定されます。一方、従来の慎重スタンスを繰り返すにとどまるようであれば、イベント通過後に円売り・ドル買いの巻き戻しが入り、156円台半ば方向への上値トライが意識される場面も考えられます。いずれにしても、東京時間はヘッドラインリスクが高く、短時間で行き過ぎた値動きが出る可能性があるため、ポジション管理には普段以上の慎重さが求められます。
🕔 欧州・NY時間
欧州時間に入ると、東京時間で形成された価格帯とセンチメントを引き継ぎつつ、ロンドン勢によるポジション調整やクロス円のフローが中心となる展開が見込まれます。欧州株や欧州債の動向次第では、一時的にリスクオン・オフいずれかに振れる場面も想定されますが、本日のメインイベントはあくまでNY時間のISM製造業景況指数であるため、欧州時間の値動きは「ISM待ち」の調整色が強くなりそうです。東京時間の動きが一方向に偏った場合には、その反動を探る形での逆張りフローが出る可能性も考えられます。
NY時間は、日本時間24時に発表されるISM製造業景況指数が主役となります。結果がサプライズとなった場合には、米長期金利や株価、ドルインデックスが同時に大きく動き、それに連動する形でドル円も一方向に走るリスクがあります。強い数字となれば、米景気への安心感から金利・ドルともに上昇し、リスクオンの円売りも重なる形で、ドル円が上方向に振れやすい展開が想定されます。逆に、弱い数字となれば、利下げ期待の前倒しを通じて金利・ドルが売られ、円買いが優勢となる可能性があります。指標発表直後は一時的な「往って来い」の値動きも出やすいため、初動だけで方向を決め打ちするのではなく、1時間足や4時間足といった上位時間軸のトレンドも確認しながら慎重に対応したい時間帯です。
今日の予想レンジ
↕️ 予想レンジ:155.50円〜157.00
米国の重要経済指標発表を控え、結果次第で上下に大きく振れる可能性を考慮しました。指標が強ければ上値を試し、弱ければ下値を試す神経質な展開を予想します。
🔀 上値抵抗線:156.70円、157.00円
上方向では、156.70円台から157.00円ちょうどにかけてのゾーンが短期的なターゲットとなります。まずは156円台半ばをしっかりと上抜けられるかが焦点となり、その上で156.70円台を実体ベースで明確に超えてくるようであれば、157円台前半を試す上昇余地が広がる可能性があります。
🔀 下値支持線:155.80、156.00円
下方向については、まず155.80〜156.00円前後が最初のサポートとして意識され、このゾーンを維持できる限りは、先週から続くレンジの範囲内での値動きにとどまりやすいと見られます。ここを明確に割り込んだ場合には、155.50円、さらには155.00円前後が次の下値目処として浮上し、先週安値圏を試す展開への警戒感が高まることになるでしょう。
🔃 ブレイクアウト条件
上方向については156.70〜157.00円のレジスタンス帯を日足でしっかりと上抜けて引けるかどうかがポイントとなり、これが達成されれば、短期的には158円方向へのトレンド転換を模索する流れが意識されやすくなります。下方向については、155.80円前後のサポートを明確に割り込み、日足ベースで155円台半ばを回復できない展開となった場合に、155.00円ちょうどや154円台後半といった水準が次のターゲットとして浮上しやすくなり、レンジ相場から再び下落トレンドへと評価が切り替わるリスクが高まる点に注意が必要です。
⚠️ 注意すべきリスク要因
本日は、東京時間に日銀総裁発言、NY時間に米ISM製造業景況指数という二つの重要イベントが予定されているうえ、内容次第ではヘッドラインをきっかけにアルゴリズム取引が一気に動く局面も想定されます。特に、植田総裁の発言が市場の事前想定とかけ離れた内容となった場合や、ISMが予想から大きく乖離した場合には、テクニカルの節目を一気に抜ける「行って来い」やオーバーシュート的な値動きが生じるリスクがあります。また、イベント前後にはスプレッドの一時的な拡大や約定の滑りも起こりやすく、想定以上の損失が発生する可能性にも留意が必要です。
☑️ 投資判断における留意点
このように、本日は日米の重要イベントが重なるうえに、テクニカル面ではレンジの上下限が比較的明確になっている局面です。イベント前後に大きなレバレッジをかけて方向を決め打ちするよりも、まずは結果と初動の値動きを見極めたうえで、上位時間軸のトレンドと主要なサポート・レジスタンスを確認しながら慎重にポジションを構築することが重要になります。レンジの中程で追いかけるよりも、上下の節目付近での戻り売り・押し目買いを基調としつつ、万が一ブレイクが発生した場合には、あらかじめ決めておいた損切り水準で機械的に撤退するというリスク管理の徹底が求められます。短期的な値動きに振り回されすぎず、中期的なシナリオの中で自分がどの水準でリスクを取るのかを明確にしながら、冷静に相場と向き合っていきたい一日です。
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